【営業赤字】チェンジの決算分析!中期的な株価への影響を解説

【営業赤字】チェンジの決算分析!中期的な株価への影響を解説投資・トレード
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どうもこんにちは、平凡サラリーマン投資家のヒラです。

あなたは、チェンジという銘柄はご存知ですか?

新しいIT技術を活用したサービス及びIT人材育成の研修を行っている企業です。そして、日本国内のハイグロース銘柄の代表格の一つです。ほとんどの日本国内のグロース株投資家が注目としているといっても過言ではないでしょう。

そんなチェンジですが、8/15の取引時間後の決算発表がありました。最近インパクトのある決算がなかったので、「そろそろ中期計画に向けておきな動きが見たい」と期待した決算でしたが、決算を見てみると、営業赤字でした。

ここ数年、営業赤字にあることがなかったのですが、一体何があったのでしょうか?成長性は大丈夫なのでしょうか?

今回は、営業赤字になったチェンジの決算を分析し、株価への影響について解説していきます。

この記事は、下記のような人におすすめです。

  • チェンジについての情報を共有したい
  • チェンジの株価に与える影響を知りたい
  • サラリーマン投資家で時間がないから、要点だけ知りたい

前回の決算については、以前ブログにて紹介しました。こちらの記事を読むと、業績の推移が分かりやすく、今回の記事が理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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チェンジの株価の値動き

直近1年間

まずは、最近の値動きを確認しておきましょう。

下のチャートをご覧ください。こちらは、直近1年間のチェンジの日足チャートです。

直近1年間のチェンジの日足チャート

見ての通り、株価は11月中旬に急騰しましたが、そこから1月までずっと下がり続けていることがわかります。一番低い1月時点での株価は、高値から1/2程度の水準にまで下がってしまいました。

その後、戻し始めて、ジワジワと株価を上げて、また2,000円台まで戻ってきました。

どういったことが理由で、このような株価の値動きになったのか説明します。

2021年11月〜2022年2月

11月中旬に決算発表と併せて、中期計画の修正もあり、これが好感視されて株価が急騰しました。

しかし、その後グロース株の相場悪化したため、株価が下がり続けてしまいました。このグロース株相場の悪化の主な理由は下記のとおりです。

<相場悪化の原因>
・日本での金融所得課税増税が話題に
 ー 株式投資離れ、今のうちに手仕舞いする投資家の増加
・米国でのインフレ加速、テーパリング早期化
 ー 利上げ早期化
 ー 米国長期金利上昇
 → 株式のリターンに対して相対的評価低下
ウクライナの地政学的リスク
 ー ロシアからヨーロッパへの原油・天然ガスの経由地であるウクライナで、戦争勃発
 ー ロシアからのエネルギー供給減予測
 → 世界エネルギー価格高騰
 → コロナ感染拡大と併せて、世界経済にダブルパンチ

上記の理由で、軒並み株安になってしまっています。もちろんグロース株であるチェンジも、もれなく株価は下がってしまったのです。

世界的な株安になり、下げに下げましたが、ようやくさすがに下がりすぎたか、買いが出始め、2月に株価は底打ちしました。

2022年2月〜2022年8月

それでもなかなか株価は戻りきりません。これは、また相場が悪化してしまったのです。この理由は、下記の通りです。

<相場悪化の原因>
・インフレ率の上昇
 ー インフレを抑えるために米国で大幅利上げ
 ー 世界各国でもインフレ抑制のために利上げ
景気後退懸念も浮上
 ー 世界的なエネルギー・食料価格の上昇
 → 一般消費が縮小してきている

それでも少しずつインフレ率や景気後退懸念も緩和されてきて、グロース株に資金が戻り始めてきました。そんな中でのチェンジの決算発表でした。

8/15の取引時間後に決算発表があり、上述しましたように、見てみるとここ数年なかった営業赤字でした。これがどう株価に影響してくるのか、上がるのか?それとも下がってしまうのか?

では、今回の決算内容を確認しましょう。

チェンジの決算分析

決算のみどころ

当ブログでは、今後成長が期待できる銘柄の一つとしてチェンジをみています。したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。

そのため、下記の項目に着目します。

  • 業績(売上や利益)
  • 投資(事業拡大)
  • ニュース(事業拡大、新規事業について)

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。そこにも目を通しますが、この記事では時間がないサラリーマン投資家のために、重視するところを取り上げていきます。

業績推移

直近では、2023年3月期の第1四半期決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。下の表をご覧ください。

四半期ごとに下記の項目を算出しています。

  • 売上、営業利益、純利益
  • 各対前年比(%)
  • 各累計計画対比進捗率(%)
チェンジの四半期業績推移

では、上の表をもとにポイントを絞って説明していきます。

進捗率

まず、注目していただきたいのが、進捗率です。

今期業績予想に対しての達成率は、売上高/営業利益/純利益の順に、13%/0%/1%でした。チェンジはいつも10月〜12月の間の収益が大半を占めるので、第1四半期だけで通期進捗を判断するのは難しいです。

チェンジでは、半期ごとの業績目標を公表しているので、それと比較してみましょう。

下図をご覧ください。こちらは前回の通期決算説明資料にありました「2023年度の連結業績目標」です。

チェンジの2023年度の連結業績目標

図から分かるように、今期は上半期だけで売上高:6,411百万円、営業利益:633百万円を目標に掲げています。これに対しての進捗率を計算してみると下記のようになります。

  • 1Q売上高:2,762百万円、上半期進捗率:43.1%
  • 1Q営業利益:-18百万円、上半期進捗率:-2.8%

50%前後は欲しいところですが、売上高は43%、営業利益に至ってはマイナスです。これでは、業績予想達成に対して未達懸念を抱いてしまいますね。

四半期ベースの売上高

次に、注目していただきたいのが、四半期ベースの売上高です。

売上高は2,762百万円、これを(決算期が半期分ずれたので)4四半期前の2021年度3Qと比較します。

  • 2021年度3Q売上高:2,612百万円
  • 2023年度1Q売上高:2,762百万円(+5.7%)

期待していたよりも、売上高の伸びが良くありませんでした。これは心配になりますね。

四半期ベースの営業利益

つづいて注目していただきたいのが、四半期ベースの営業利益です。

営業利益に関しては上述しましたように、営業赤字です。この理由に関しては、下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「業績概況補足」です。

チェンジの業績概況補足

見て分かるように、中期計画達成に向けてM&A案件発掘に注力したことと投資事業の評価損の影響が大きかったです。

もう少し詳しく、どのセグメントが成長しているのか確認しておきましょう。

セグメント

セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。下の表をご覧ください。

表には下記の項目を載せています。

  • セグメント別の四半期売上、四半期利益
  • 対前年比(%)
  • セグメント比率(%)
チェンジのNew-IT事業
チェンジの投資事業
チェンジのパブリテック事業

パブリテック事業

見てみると、メインセグメントであるパブリテックは4四半期前の2021年度3Qと比べて、売上高:増加/利益:減少ですね。ガバメイツ立ち上げのために投資をした分、利益が減少したようです。

現在、主要サービスとなっている「LoGoシリーズ」の状況を確認しておきます。下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「LoGoシリーズ」に関しての資料です。

チェンジのパブリテック事業のLOGOシリーズ

見ていただくと分かるように、無料自治体数を積み上げ、とうとうLoGoチャットが1,000自治体を突破しました。

有償化に切り替わるのは、おそらく新年度に切り替わるこの時期がほとんどになります。したがって、また来年度になるまで有償化の自治体数も変わらないと推測できます。次の4Q時にどれだけ有償化に切り替わっているか楽しみですね。

パブリテック事業には、大きな収益に期待できる「ふるさとチョイス」があります。

今期はこのサービスがテコ入れされます。下図をご覧ください。決算説明資料にありました「ふるさとチョイス付加価値」についての資料です。

チェンジのふるさとチョイス付加価値

OEM連携や支払い方法の拡充でよりユーザーに使いやすくなってきました。業績寄与に期待できます。

New-IT事業

成長を期待しているNew-IT事業は、四半期売上高が過去最高額になりました。

地銀やSBIグループとの提携に期待しています。どれくらいの成果が出ているのかまでは、まだ分かりませんが、「地域創生」というテーマに貢献できれば、チェンジの成長が見込めると感じています。

では、上述してきたことを踏まえて株価への影響を解説します。

営業赤字が株価に与える影響

営業赤字が株価に与える影響ですが、当ブログとしては軽微と予測しています。

確かに、ここ数年で営業赤字になったことがなかったので、印象は良くありません。なので、株価は少し下がってしまうかもしれません。

しかし、それ以上に今後が楽しみなことがありました。それは下記の2点です。

  • ふるさとチョイスの進化
  • M&A

上述しましたように、「ふるさとチョイス」はOEM連携や支払い方法の拡充で、業績寄与に期待が高まっています。

さらに、M&Aによる業績寄与にも期待できます。下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「M&A領域」についての資料です。

チェンジのM&A領域

8月に公表された2社(ロゴスウェア/DFA Robotecs)とのM&Aで、中期計画における2025年度のM&A分の営業利益の40〜50%程度を見込めるようになりました。これは好感が持てます。投資家たちは中期計画を目安に投資しているので、この中期計画に対しての進捗には敏感です。

今四半期の決算資料から、好調な進捗は好感に繋がり、営業赤字の短期的な数字の影響は軽微になると推測できます。

以前、当ブログでも中期計画をもとに、目標株価を算出しました。こちらの記事で解説しています。また、今回の改訂版をもとに、こちらの目標株価を更新しておきます。「現在の株価は割安なのか」「今は買い時かどうか」、投資の参考になれば嬉しいです。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<決算内容>
・売上高の伸びがイマイチ
・営業赤字
・投資事業がマイナス
・New-IT事業は過去最高の四半期売上高

<営業赤字が株価に与える影響>
・軽微
 ー ふるさとチョイスの進化
 → OEM連携と支払い方法拡充、業績寄与に期待
 ー M&A
 → 中期計画のM&A分の40〜50程度を見込める

あなたは、どうお考えですか?

「じゃあ、中長期的にどこまで株価は上がるのか、それとも株価は下がってしまうのか」気になる方は、ぜひ以前に当ブログが算出しました目標株価の記事もご覧ください。参考になれば、嬉しいです。

さいごに

今回は、営業赤字になったチェンジの決算を分析し、株価への影響について解説しました。

今期の業績予想に対しては、少し心配になる決算でしたが、中期計画に向けては好感の持てる決算内容でした。短期では考えず、数年ホールドするくらいのつもりで投資しようと思います。

いかがでしたか?参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

他の銘柄の最新決算分析を読みたい場合は、下の記事でまとめています。

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当ブログでは、注目銘柄の目標株価を算出しています。気になる方は、下の記事をご覧ください。

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これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

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