【懸念材料】チェンジの決算分析!短期的に株価が下がる理由“3つ”

【懸念材料】チェンジの決算分析!短期的に株価が下がる理由“3つ”投資・トレード
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最新の決算分析については、下の記事で解説しています。
 最新の決算分析を読みたい方は下からどうぞ。

どうもこんにちは、平凡サラリーマン投資家のヒラです。

みなさんは、チェンジという銘柄はご存知ですか?

新しいIT技術を活用したサービス及びIT人材育成の研修を行っている企業です。そして、日本国内のハイグロース銘柄の代表格の一つです。ほとんどの日本国内のグロース株投資家が注目としているといっても過言ではないでしょう。

そんなチェンジですが、5/13取引時間後の決算発表がありました。いま相場が悪いので、この決算を機に、株価は反発してくれないか期待しましたが、懸念材料がいくつかありました。これは短期的に株価は下がりそうです。

今回は、懸念材料がいくつか浮き彫りになったチェンジの決算発表を分析し、短期的に株価が下がる3つの理由について解説していきます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
チェンジについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

前回の決算については、以前ブログにて紹介しました。こちらの記事を読むと、業績の推移が分かりやすく、今回の記事が理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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チェンジの株価の値動き

まずは、最近の値動きを確認しておきましょう。

下のチャートをご覧ください。こちらは、直近6ヶ月のチェンジの日足チャートです。

直近6ヶ月のチェンジの日足チャート

一度、11月中旬から大きく株価は下がりました。これは、株式相場の悪化が原因です。立て続けに株式市場には悪い材料が出てきました。主な理由は下記の通りです。

<相場悪化の原因>
・日本での金融所得課税増税が話題に
 ー 株式投資離れ、今のうちに手仕舞いする投資家の増加
・米国でのテーパリング早期化
 ー 利上げ早期化
 ー 米国長期金利上昇
 → 株式のリターンに対して相対的評価低下
ウクライナの地政学的リスク
 ー ロシアからヨーロッパへの原油・天然ガスの経由地であるウクライナで、戦争勃発か?
 ー ロシアからのエネルギー供給減予測
 → 世界エネルギー価格高騰
 → コロナ感染拡大と併せて、世界経済にダブルパンチ

上記のことから、特にグロース株相場が悪化しています。軒並み株安になっており、もちろんグロース株であるチェンジも、もれなく株価は下がり続けています。

2月に割安感からか株価は底をつき、ようやく上がり始めてきたところでの今回の決算発表でした。少しでも株価底上げになることを期待していましたが、懸念材料がいくつか浮き彫りになりました。どんな点なのか、後述していきます。

では、今回の決算内容を確認しましょう。

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、今後成長が期待できる銘柄の一つとしてチェンジをみています。したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。そのため、下記の項目に着目します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。

業績

直近では、2022年3月期の通期決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。下の表をご覧ください。

四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

チェンジの四半期業績推移

では、上の表をもとにポイントを絞って説明していきます。

決算期のずれ

最初に説明しておかないといけないのが、決算期のずれについてです。

これまでチェンジは毎年9月末日までを事業年度としていました。しかし、昨年12月に決算期の変更が公表され、今期から毎年3月末日までを事業年度とすることになったのです。

その最初の年にあたる今期は、10月〜3月までの6ヶ月、つまり半期分(=2Q分)しかありません。これを理解した上で、今期の決算を分析しないといけません。

業績予想の達成率

まず、注目していただきたいのが、業績予想に対しての達成率です。

2022年度の業績予想に対しての達成率は、売上高/営業利益/純利益の順に、92%/92%/90%でした。どれも業績予想に未達でした。この理由については、下記のような理由です。

<業績予想の未達>
・NEW-IT事業:受託案件を抑制し、計画以上にガバメイツ立上げに集中投下。利益率の高い案件に注力して効率的に利益確保したため
・投資事業:保有する上場株が軟調に推移し評価損計上。
・全体として:事業投資・開発にリソースを全力集中したため。

理由は分かりましたが、成長しているのかどうか重要です。ここで、前年上半期と比べてみます。同じ2Q分で、2022年度のほうが増加しているのか見極めます。

<2021年度上半期と2022年度の業績比較>
  2021年度上半期 / 2022年度
・売上高 :10,262百万円 / 10,140百万円
・営業利益:5,319百万円 / 4,582百万円

売上高・営業利益ともに、前年の2021年度の方が高いですね。これは成長鈍化懸念を抱きます。

2023年度業績予想

次に注目していただきたいのが、2023年度業績予想です。

売上高/営業利益/純利益の順に、21,000百万円/7,000百万円/4,669百万円です。ただ、2022年度が2Q分しかなかったので、成長率を測るのがこのままでは難しいです。

ここでは、想定として、2021年度3Q/4Q+2022年度通期(2Q分)の4Q分と比較してみます。

<2021年度3Q/4Q+2022年度通期(2Q分)と2023年度業績予想>
・売上高:15,531百万円、21,000百万円(+35.2%
・営業利益:5,248百万円、7,000百万円(+33.4%

上記のことから、2023年度予想は高い成長率に感じます。その分、2022年度はほとんど成長してませんでしたが。

四半期ベースの収益

つづいて注目していただきたいのが、四半期ベースの収益です。

今期最終Qの売上高は対前年比 -10%です。前年の3Qから、四半期売上高の対前年比の数値が良くありません。これは成長鈍化懸念を抱いてしまいます。

しかし、それでも上述しましたように、2023年度は高い成長をする予想なので、ここからどうやって高成長に路線を戻すのか、心配と期待が半々です。

もう少し詳しく、どのセグメントが成長しているのか確認しておきましょう。

セグメント

セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。下の表をご覧ください。

・セグメント別の四半期売上、四半期利益
・対前年比(%)
・セグメント比率(%)

上記のことを載せています。

チェンジのセグメント別四半期業績推移

パブリテック事業

見てみると、メインセグメントであるパブリテックは前年から売上高:微増/利益:減少ですね。ガバメイツ立ち上げのために投資をした分、利益が減少したようです。

現在、主要サービスとなっている「LoGoシリーズ」の状況を確認しておきます。下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「LoGoシリーズ」に関しての資料です。

チェンジのLoGoシリーズの推移

見ていただくと分かるように、新年度に向けて有償化の自治体が増加しています。ただ、逆に無償化の増加がさほどありません。これは少し心配になりますね。もっと伸びてくれないと「今後の成長が頭打ちになってしまうのかも」と考えてしまいます。

また、有償化に切り替わるのは、おそらく新年度に切り替わるこの時期がほとんどになります。したがって、また来年度になるまで有償化の自治体数も変わらないと推測できます。となると、それまでLoGoシリーズの収益は、四半期ごとに増加することはあまり見込めないでしょう。

パブリテック事業には、「ふるさとチョイス」がありますが、こちらは競合が多いので、そこまで大きな成長は見込めないでしょう。他にも「ガバメイツ」と「エネルギー」があります。今後は、こちらのサービスの成長に期待です。

New-IT事業

成長を期待しているNew-IT事業は、収益が前年度比+12%と増加しています。

地銀やSBIグループとの提携に期待しています。どれくらいの成果が出ているのかまでは、まだ分かりませんが、「地域創生」というテーマに貢献できれば、チェンジの成長が見込めると感じています。

では、短期的に株価が下がる理由を解説します。

株価が短期的に下がる理由3つ

今後の株価についてですが、当ブログとしては短期的に下がると予測しています。理由は下記の3点です。

<株価が下がる理由3つ>
・利益率の低下
・業績予想に対して実績値
・各セグメントの伸び

では、それぞれについて説明します。

利益率の低下

ひとつ目に、利益率の低下です。

2022年度の実績を見ると、売上高:10,140百万円、営業利益:4,582百万円で、営業利益率:45.2%でした。一方で、2023年度予想を見ると、売上高:21,000百万円、営業利益:7,000百万円で、営業利益率:33.3%です。

33.3%も十分に高い水準なのですが、やはり利益率が下がるというのは好感が持てません。

業績予想に対しての実績値

次に、業績予想に対しての実績の未達です。

2022年度の業績予想は、前年と比べても高い水準のものではありませんでした。それにもかかわらず、業績予想に対して、実績では未達になってしまったのは、成長鈍化懸念を抱いてしまいます。

上述もしましたように、前年に比べて収益ともに減少してしまったのには、ガッカリする投資家も多いはずです。

各セグメントの伸び

最後に、各セグメントの伸びです。

ここ最近、いまいち期待しているような高成長な数値は見えません。NEW-IT事業はまだ少しは成長しているようですが、パブリテックは頭打ちに感じますし、投資事業は現在の相場の影響を受けてマイナスです。

これでは今後なるはずの高成長の兆しがまだ感じられません

以上のことより、短期的に株価は下がってしまうでしょう。

中長期的に株価はどうなるのか

とは言っても、中長期的に株価はどうなるのかが気になりますよね。

下図をご覧ください。こちらは、決算発表と併せて公表された「改訂版の中期計画」です。

チェンジの改訂版の中期計画

半期分後ろにずれ込みましたが、その分高い成長目標になりました。どれくらい変わったのか比較しましょう。

<前回(2024年9月期)/改訂版(2025年3月期)の成長目標比較>
※M&A込み
・売上高 :50,000百万円 / 78,000百万円(+56%
・営業利益:16,000百万円 / 20,000百万円(+25%
・当期利益:10,700百万円 / 13,684百万円(+27.9%

半期ずれ込んだだけで、こんなに上がるものでしょうか!売上高に関しては、驚異的な+56%です。期待してしまいますが、2022年度の実績からは想像しづらいところはあります。

2022年度に仕込んだ、地銀やSBIとの提携や、「エネルギー」「ガバメイツ」の新サービスが急成長するということなのでしょうか?

以前、当ブログでも中期計画をもとに、目標株価を算出しました。こちらの記事で解説しています。また、今回の改訂版をもとに、こちらの目標株価を更新しておきます。「現在の株価は割安なのか」「今は買い時かどうか」、投資の参考になれば嬉しいです。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<決算内容>
※今期は、半期分のみ
・業績予想未達
・四半期ベースでの収益の伸びもあまりない
・2023年度予想は高い
・各セグメントの伸びもあまり

<短期的に株価が下がる理由3つ>
・利益率の低下
 ー 2023年度予想の営業利益率が低下
・ 通期業績予想未達
 ー 成長鈍化懸念
・各セグメントの伸び
 ー 今後、高成長しそうな兆しを感じない

みなさんは、どうお考えですか?

「じゃあ、中長期的にどこまで株価は上がるのか、それとも株価は下がってしまうのか」気になる方は、ぜひ以前に当ブログが算出しました目標株価の記事もご覧ください。参考になれば、嬉しいです。

さいごに

今回は、懸念材料がいくつか浮き彫りになったチェンジの決算発表を分析し、短期的に株価が下がる3つの理由について解説しました。

ちょっと心配になる決算でしたね。中期計画では高い成長性を見せてくれました。ただ、その根拠となる成長の兆しはまだ見えませんでした。今後どうなるかは、上述しましたように2022年度に仕込んだ、地銀やSBIとの提携や、「エネルギー」「ガバメイツ」の新サービスに掛かっているのでしょう。これからも要チェックです。

いかがでしたか?参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

他の銘柄の最新決算分析を読みたい場合は、下の記事でまとめています。

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当ブログでは、注目銘柄の目標株価を算出しています。気になる方は、下の記事をご覧ください。

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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「投資を始めたい」「サラリーマンでも投資できるかな」「小型株始めたいな」という方の参考になれば幸いです!

これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

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