【2024年4月】注目グロース株の決算分析要点まとめ

どうもこんにちは、平凡サラリーマン投資家のヒラです。

あなたは、グロース株の決算発表を追えていますか？

「チェックしたい決算はいっぱいあるけど、仕事をしていると中々全部追えない」ってことありませんか？当ブログもそう感じています。

そんなとき、「要点だけをまとめた決算分析だと助かる」と思った、当ブログと同じサラリーマン投資家もいるはずです。

というわけで今回は、注目グロース株の2024年4月の決算分析要点まとめを解説していきます。

下記のような人におすすめです！

あの銘柄の決算分析を知りたい
どの銘柄に注目しているのか知りたい
決算のどんな点に注目しているのか知りたい

では、早速行ってみましょう！

※注目グロース株の最新の決算分析まとめはこちらから

4月の決算発表銘柄の決算期
注目グロース株のカンタン決算分析
さいごに

4月の決算発表銘柄の決算期

まず、4月に決算発表する銘柄の決算期を確認しておきます。

銘柄によっては、多少決算発表が遅かったり、早かったりして月を跨ぐこともありますが、下記のような決算期の銘柄が決算発表します。

本決算発表：2月決算
第1四半期発表：11月決算
第2四半期発表：8月決算
第3四半期発表：5月決算

では、注目グロース株の決算を確認してみましょう。

注目グロース株のカンタン決算分析

Sansan（4443）：第3四半期決算

Sansanは、第3四半期決算発表でした。

要点だけピックアップして決算分析を解説します。

下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「セグメント別実績の概況」です。

連結四半期売上高は、前年同期比で+33.9%です。メインセグメントである「Sansan/Bill One事業」は、+33.8%増加と好調です。

メインセグメントのサービス別に、もう少し詳しく見ておきましょう。

まず、Sansanからです。ストック売上高は+14.8%増と好調です。解約率も1%未満と非常に低水準を維持できていて、好感が持てます。

つぎに、Bill Oneです。MRRは前年同期比+149.0%増と前年同期の3倍弱になりました。驚異的な成長率です。有料契約件数が大幅増加していることが要因です。勢いが止まりませんね。解約率も1%未満と非常に低水準で、好感が持てます。絶好調です。

Bill Oneサービスが絶好調です。このサービスがどこまでこの成長率のまま走れるかが、Sansanの成長材料ですね。つまり、このBill Oneの成長に翳りが見えてきたら、Sansanのグロース株としてのポジションは失われるということでしょう。

この点に注意しながら、今後も監視を続けます。

以上のことを踏まえて、今回の決算内容をまとめると

メインセグメント好調
メインサービスの解約率は非常に低水準
Bill Oneサービスは引き続き非常に高成長

ベースフード（2936）：本決算

ベースフードは、本決算でした。

要点だけピックアップして決算分析を解説します。

ベースフードは、投資フェーズにあるので赤字が続いています。現段階では、特に売上高の伸びに注目します。

まずは下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「2025年度の通期業績予想」です。

2024年度／2025年度業績予想
売上高：148.7億円／190.6億円（+28.2%）
売上総利益：73.9億円／102.8億円（+39.1%）
営業利益：-9.0億円／1.6億円（黒字化）

これまでは+30%超えの成長率でしたが、ここにきて+30%弱に落ち込みましたね。ただ、待ちに待った黒字化予想となりました。

前期の売上ハイライトも見ておきましょう。

前期比+50%超えという高い成長率ですが、自主回収の影響で、下半期はやはり失速してしまいました。これがどれだけ影響が残るか、やはり心配はありますね。

以上のことを踏まえて、今回の決算内容をまとめると

2025年度予想は増収、黒字化
自主回収の影響は残るのか心配

note（5243）：第1四半期決算

noteは、第1四半期決算発表でした。

要点だけピックアップして決算分析を解説します。

noteは、投資フェーズにあるので赤字が続いています。現段階では、特に売上高の伸びに注目します。

下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「売上高・営業利益四半期推移」です。

前年同期比+23.0%と高成長は維持できてますね。さらに、営業赤字も縮小されています。

さらに売上高の内訳を詳しくみてみましょう。下図もご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「売上高内訳の推移」です。

noteは、「note事業」がメイン事業なのですが、傾向として決算期1年間はほとんど四半期売上高の変動がありません。今期になり、また1段階四半期売上高が増加しましたね。

進捗率も見ておきましょう。

見てみると、24.0%と前期よりも順調です。良いスタートを切れました。

以上のことを踏まえて、今回の決算内容をまとめると

前年同期比+20%超えの増収
進捗率から見て順調な滑り出し

マネーフォワード（3994）：第1四半期決算

マネーフォワードは、第1四半期決算発表でした。

要点だけピックアップして決算分析を解説します。

マネーフォワードは、投資フェーズにあるので赤字が続いています。現段階では、特に売上高の伸びに注目します。

下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「連結売上高の四半期推移」です。

前年同期比で+41%と相変わらず高成長を続けています。

マネーフォワードはストック売上高を重視しています。ARRを確認しておきましょう。

連結売上高の成長よりも高い前年同期比で+40%といまだ高成長です。

あと、ここで確認しておきたいことは、全体のSaaS ARRの大半を占めるメインサービスの「Business」の伸びです。こちらは前年同期比+43%と高成長です。好感が持てますね。

この要因を確認しておきましょう。

「Business」の課金顧客数を見てみると、前年同期比+27.1%増加しています。ARPAも+11.5%上昇しています。このおかげで、売上高やARRが大きく増加してことが分かります。

以上のことを踏まえて、今回の決算内容をまとめると

売上高／SaaS ARRが高成長
メインサービスが高成長を牽引

弁護士ドットコム（6027）：本決算

弁護士ドットコムは、本決算でした。

要点だけピックアップして決算分析を解説します。

下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「売上高の四半期推移」です。

4Qでは、四半期売上高が大きく増加しました。これは連結化した影響です。なので、サプライズではありません。期待のクラウドサイン事業は高成長を続けており、前四半期からまた1段階増収しています。これには安心できますね。

クラウドサイン事業の売上高の内訳を見てみましょう。下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「クラウドサイン事業の売上高の推移」です。

見てみると、リカーリング売上高は四半期ごとに堅調に増加していることが分かります。前年同期比+28.0%と高成長です。リカーリング売上高は弁護士ドットコムの成長に重要なので、これは好感が持てます。

この成長性がいつまで続くかが弁護士ドットコムの鍵となるでしょう。

では、成長性を確認するために2025年度の業績予想も見てみましょう。

売上高：113.2億円→147.4億円（+30.2%）
営業利益：1,236百万円→1,700百万円（+37.5%）

＋30％超えの大幅増収増益です。さらに「第3の事業の柱を作る」とも記載してあり、今後の成長性も楽しみですね。

以上のことを踏まえて、今回の決算内容をまとめると

四半期売上高が大きく増加
高い成長性は健在
メイン事業のクラウドサインは好調
2025年度は大幅増収増益予想、第3の事業の柱も

さいごに

今回は、注目グロース株の2024年4月の決算分析の要点まとめを解説しました。

他の注目グロース株が新しく決算発表を出せば、また決算分析します。その度に追加・更新していきますので、またチェックしてください。少しでも皆さんの投資の参考になれば嬉しいです。

また、本格的な注目銘柄の最新決算分析を読みたい場合は、下の記事でまとめています。こちらは厳選した銘柄でより詳しく分析しています。気になる方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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