どうもこんにちは、ヒラです。
みなさんは、NexToneという銘柄はご存知ですか?
楽曲の著作権の管理と利用促進を推進する企業です。
当ブログは、「音楽著作権市場の寡占化ができるのでは?」と注目している銘柄です。
そんなNexToneですが、現在は相場の影響を受けて大きく株価が下落しています。
5/14に決算発表がありました。
これを機に、株価下落は止まるのでしょうか?
今回は、市場を寡占化する可能性がある注目銘柄のNextoneの決算発表を分析していきます。
→最新の決算分析については、下の記事で解説しています。
最新の決算分析を読みたい方は下からどうぞ。
この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・NexToneについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!
前回の決算については、以前ブログにて紹介しました。
こちらの記事を読むと、業績の推移が分かりやすく、今回の記事が理解しやすくなります。
では、早速行ってみましょう!
現在のチャート確認
下のチャートをご覧ください。
現在のNexToneのチャートです。
![](https://plainmr-blog.com/wp-content/uploads/2021/05/98b74db783f0f233dcb857bbf95358fb-1024x428.png)
株価は最近の相場の影響を受けて大きく下げ続けています。
特に今は、グロース株には厳しいです。
したがって、NexToneは株価を下げてしまっている状況です。
そんな最中の決算発表で、この状況を変えることができるのか?
この相場の理由に関しては、下の記事で解説しています。
こちらを読むと、日本株が「なぜ下げたのか?」だけでなく、「今、買い時なのか?」も分かります。
ぜひ読んでみてください。
では、今回の決算内容を確認しましょう。
決算内容
決算のみどころ
当ブログでは、テンバガーになる可能性のある銘柄の一つとしてNexToneをみています。
したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
そのため、下記の項目に着目します。
項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)
について着目していきます。
もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。
損益
直近では、2021年3月期の通期の決算が発表されました。
短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)
を算出しています。
![](https://plainmr-blog.com/wp-content/uploads/2021/05/b20bf15011221e6df6293572da407767-1024x527.png)
まず、2021年度の予想に対して、業績は100%超えでした。
しかし、これは前回の決算発表で業績予想の修正がされていたので、達成するのは見込んでいました。
なので、これはさほどインパクトはありません。
注目すべきは、来期の業績予想です。
見てみると、売上/営業利益/経常利益は30%超えの成長が予想されています。
純利益も20%以上を見込まれています。
これは好感が持たれることでしょう。
もう少し詳しくみるために、セグメント別について確認しておきましょう。
セグメント
では、セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
・主な事業内容
・セグメント別の四半期売上、四半期利益
・対前年比(%)
・セグメント比率(%)
上記のことを載せています。
![](https://plainmr-blog.com/wp-content/uploads/2021/05/7356e94e8b9200c330b313a3037e1bec-1024x946.jpg)
メインセグメントである著作権管理等事業が堅調です。
四半期ベースで増加しているので好感が持てます。
これはサブスクリプション型配信サービスの拡大や、動画投稿サービスにおける作品特定精度の向上によって、インタラクティブ配信徴収額が増えているようです。
成長基盤であるKPIについても確認しておきましょう。
KPI
ここでは、特に著作権管理楽曲数と取扱原盤数と徴収額の推移を確認しましょう。
下図をご覧ください。
こちらは、今回の決算説明資料から抜粋しました「事業規模の推移」です。
![](https://plainmr-blog.com/wp-content/uploads/2021/05/NXT_KPI1_210515.png)
![](https://plainmr-blog.com/wp-content/uploads/2021/05/NXT_KPI2_210515.png)
どれも堅調であることがわかります。
NexToneの収益は、単純にいうと「楽曲数 × 楽曲当たり徴収額」です。
管理楽曲数や取扱原盤数が多いほど、さらに、徴収額が高ければ、収益は大きくなります。
そのため、今回のKPIは好感が持てます。
成長の基盤を感じられます。
さらに今後の戦略についても確認しておきましょう。
今後の成長戦略
今後の成長に関わる戦略について確認します。
下図をご覧ください。
こちらは今回の決算説明資料にありました「今後の成長戦略」の資料です。
![](https://plainmr-blog.com/wp-content/uploads/2021/05/b25ce50c012db7d9193b35b8b979ebca.png)
市場のライバルであるJASRACの演奏分野に一部割って入れそうです。
KPIである管理楽曲を増やすために、管理範囲の拡大を狙っています。
そして、新規事業への取り組みを拡充するようです。
以上のことより、さらに収益源が増加しそうなことが推測できます。
今回の決算説明資料には、他にも新規事業や海外徴収状況、管理区分などの注目するところが沢山ありましたので、ぜひ一度読んでみてください。
では、最後に株価への影響はどうなるか考えてみました。
株価への影響
今回の決算は、投資家には好感を持つはずです。
したがって、短期的には、株価は上がることが推測できます。
来期業績予想が好調、さらにKPIも堅調で、今後の戦略まであるという、文句なしです。
ただ、今相場は厳しいので、相場次第では、グロース株であるNexToneはまた下がる可能性はあります。
しかし、NexToneはストックビジネスなので、着実に成長はしていくと考えています。
さらには、市場としても寡占化できる可能性を秘めているので、当ブログとしては長期的にも期待しています。
まとめ
以下、今回の記事のまとめです。
<決算内容>
・来期業績予想好調、KPI順調
・今後の戦略
ー 文句なしの決算発表
<株価への影響>
上記の決算内容の反応が株価に影響
→短期的に株価は上がる
ー 相場次第ではまた下がる可能性あり
ー しかし、長期的に成長が期待できる
みなさんは、どうお考えですか?
さいごに
今回は、注目銘柄の一つであるNextoneの決算発表を分析しました。
当ブログとしては、満足のいく決算だと感じました。
この決算をみて好感を持たない投資家はいないのではないでしょうか?
あとは相場次第ですね。
今はバリュー株のターンなので、グロース株から資金が出て行っています。
短期では厳しいかもしれませんが、中長期的には期待できる決算でした。
いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?
今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!
株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。
現在、毎日ブログを更新中です!
このブログでは、無職である僕が、投資と生きていくために得た知識や技術、経験、変化をアップしていきます。
主に、投資手法・銘柄分析・おすすめ本の紹介などをアップしていきます。
ときどき、無職の方・無職になる方向けにタメになるような情報もアップできれば、と考えています。
ぜひ、他の記事もご覧ください!
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「なんか仕事やめたい」「投資で生きていけるかな」「小型株始めたいな」という方の参考になれば幸いです!
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!
コメント