【気になる銘柄分析】決算書を読む!ラクス<3923>

毎日ブログ85決算分析
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どうもこんにちは、ヒラです。

みなさんは、買えなかった銘柄はありませんか?
「あの時、買っておけばよかった」
「なぜ、あの時買えなかった」

と後悔したことはありませんか?
僕はあります!

すでに株価が高騰してしまい、もう手が出せなくなってしまった銘柄や、業績は良くなさそうだったのに、いつの間にか株価が2倍,3倍になってしまった銘柄など、様々あります。

当ブログでは、小型成長株投資とスイングトレードをメインにしています。
今後、このような後悔をしないためにも、過去に買い損ねた銘柄や現在気になるを分析し、どうして株価は高騰したのか、まだ上がる余地はあるのかを調べます!

今回は、当ブログが気になる銘柄第9弾として、ラクスを分析していきます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・ラクスについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

今回の記事は、下の記事で説明しました銘柄選定法を用いています。
こちらの記事を読んでから、本記事を読むと理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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ラクス<3923>の概要

概要

ラクスのIRページです。

IR | 株式会社ラクス
株式会社ラクスのIR情報ページです。IRニュースや経営方針、業績情報、各種開示資料、株式情報などを掲載しております。

概要を下表のようにまとめました。

クラウドサービスとIT人材派遣サービスをする会社です。
クラウドサービスでは、有名なサービスに経費・交通費精算を簡単にできるシステム「楽楽精算」、メール管理システム「メールディーラー」などがあります。
IT人材派遣では、未経験者を採用し、IT育成をし、派遣をするようです。

現在のチャート確認

下のチャートをご覧ください。
現在のラクスのチャートです。
(上:上場からの週足チャート / 下:直近の日足チャート)

見て分かるように、株価チャートは右肩上がり
コロナショックから急上昇しています!

注意していただきたいのが、その後10月あたり(S部分)に急降下しています。
これは株式分割(1→2)をしたため株価半額になっているだけです。

つまり、ラクスの株価はずっと右肩上がりということで!
これを調べていきます。

注目する理由

まず、当ブログがなぜ、ラクスに注目したか理由を説明します。
いつもとは順番は違いますが、先に業績を見てもらいましょう。

見て分かるように、売上は高い成長率で維持されています!
さらに言えば、四半期ごとに売上は上がっているのです。
綺麗にストック収益を積み上げている、ということがわかります。
そして、株価はコロナショック以降、ずっと右肩上がり。
これは注目せざるを得ません!

株価上下のタイミング

まず、チャートに主なイベントがあった日に赤線を引いてみました。
下図をご覧ください。

株価の動きと照らし合わせたら、
・2020年度通期の決算発表で上昇
・1Q中に業績予想修正、急上昇
・1Qの決算発表で、上昇

・株式分割のニュースで上昇
・その後横ばい

という流れがありました。

株式分割が天井でしたね。
その後の業績予想の修正や決算発表は、悪くなかったはずですが、株価は横ばいです。
なぜでしょうか?

次に、どういう決算だったのか、直近の決算内容を詳しく確認していきましょう!

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、成長株の対象としてラクスをみています
そこで一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
もちろん、スクリーニングでは成長性の高さをわかりましたが、それが直近も維持されているか確認します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、ブログでは重視するところを取り上げていきます。

損益

2021年3月期の第2四半期決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

上述しましたように、売上の成長率は非常に高いです!
約30%もあります。

利益については、今期高騰する予想が出ています。
前期の2倍以上の数値です!
進捗率についてもいい調子だと感じています。
サブスクのビジネスモデルの企業は収益が下期偏重型になる傾向があります。
したがって、下期は、上期以上の収益をあげることになるでしょう。

では、どちらのセグメントが売上を支えているのかを知るためにセグメント別でも確認しましょう。

セグメント別

では、まずセグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
・主な事業内容
・セグメント別の四半期売上、四半期利益
・対前年比(%)
・セグメント比率(%)

上記のことを載せています。

みてわかるように、クラウドサービスが牽引しています。
今期の1Q,2Qでは、利益は前期比大幅に上がっていますね!
これは広告宣伝費を効率化したことにより実現したようです。
やはり、SaaSのクラウド事業は四半期ごとに、売上が上がっていることがわかりますね!

では、今後も成長が期待できるのか確認するために、KPIもみておきましょう。

KPI

ここでは、主な事業であるクラウド事業のKPIについて、確認しておきましょう。
下図をご覧ください。
こちらは今回の決算資料から抜粋しました「クラウド事業サービス別LTV推移」「楽楽精算累計導入社数推移」です。

見てわかるように、LTV(=1顧客から得られる生涯収益)が年々上がっています。
さらに、導入社数に関しても、堅調です。

上記二点のことから、収益は堅調であり、これからの伸びも期待できそうです!
決算説明資料には、他にも市場の成長性や経営方針・成長戦略などについても、記載されています。
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

では、なぜ業績もKPIも堅調なのに、株価は横ばいなのでしょうか?

なぜ、株価は上がらないのか

調べてみましたが、特にニュースがありませんでした。
あと言えることとしては、予想PERが上がりすぎなことでしょうか?
コロナ前までは、予想PERの水準は大体100倍未満におさまっていました。
しかし、8月下旬から予想PERは100倍を超え始め、現在(株価2,284円)予想PERは150倍を超えています

PERは成長株で高くなるのは仕方がないと考えています。
なぜなら、成長への期待の表れだからです!

ですが、今投資の流行りがグロース株から、バリュー株に移ってしまっています
したがって、投資家たちがグロース株から離れてしまい、PERが高すぎるグロース株が売られてしまったのでしょう。
そのため、株価は横ばいなのだと、推測しています。

今後の見通し

以下、今後の見通しです。

<今後の見通し>
高い成長性
 ー KPIも堅調。
 ー これからの成長性にも期待できそう。
・流行りがバリュー株投資。
 ー どんなに成長性があっても、グロース株投資は上がりづらい。

当ブログとしては、
・待ち。
 ー 成長性には期待できる。
 ー しかし、流行りがバリュー株。
 ー さらに下がる可能性もあるうるのでは。
と考えています。

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、当ブログが気になる銘柄第9弾として、ラクスを分析しました。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

本当はこういう銘柄を暴落しているときに買っておきたかったです。
様々な銘柄をもっと調べるべきでした。
甘かったですね!
社会の需要をいち早く察知して、コロナ特需がでる銘柄を買わなくてはいけませんでした
そのためには、どんな事業をしている銘柄があるのか知るために、もっと多くの銘柄を分析していきたいです!

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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このブログでは、無職である僕が、投資と生きていくために得た知識や技術、経験、変化をアップしていきます。
主に、投資手法・銘柄分析・おすすめ本の紹介などをアップしていきます。
ときどき、無職の方・無職になる方向けにタメになるような情報もアップできれば、と考えています。

ぜひ、他の記事もご覧ください!

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「なんか仕事やめたい」「投資で生きていけるかな」「小型株始めたいな」という方の参考になれば幸いです!

これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

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