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どうもこんにちは、平凡サラリーマン投資家のヒラです。
みなさんは、BlueMeme(ブルーミーム)という銘柄はご存知ですか?
ローコード技術とアジャイル手法を中心としたDX事業をしている会社です。今後予測されている「IT人材不足」に対して有効な事業をしています。
そんなBlueMemeは2021年6月にIPO(新規上場)しました。まだ上場して間もないですが、当ブログとしては、事業内容から注目しています。
今の相場の中では、軒並みグロース株は低迷していますが、BlueMeme(ブルーミーム)の株価は好調です。そんな中、5/13に決算発表があり、「さらなる株価上昇はあるのか」と期待していましたが、その結果は逆に大きく株価は下がってしまいそうです。一体、どんな決算だったのでしょうか?
ということで今回は、大きく株価が下落してしまいそうなBlueMeme(ブルーミーム)の決算発表を分析しつつ、なぜ株価下落するのか理由を解説していきます。
この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・BlueMeme(ブルーミーム)についての情報を共有したい
・BlueMeme(ブルーミーム)の今後が知りたい
・意見交換したい
上記のような方におすすめです!
前回の決算については、以前ブログにて紹介しました。こちらの記事を読むと、業績の推移が分かりやすく、今回の記事が理解しやすくなります。
では、早速行ってみましょう!
BlueMeme(ブルーミーム)の株価チャート
まず、最近の株価の値動きを確認しておきましょう。
下のチャートをご覧ください。直近6ヶ月のBlueMeme(ブルーミーム)の日足チャートです。
株価は見ての通り、11月中旬から株価は下がり始めてしまいました。この下落の原因は、株式相場の悪化のためです。立て続けに株式市場には悪い材料が出てきました。主な理由は下記の通りです。
<相場悪化の原因>
・日本での金融所得課税増税が話題に
ー 株式投資離れ、今のうちに手仕舞いする投資家の増加
・米国でのテーパリング早期化
ー 利上げ早期化
ー 米国長期金利上昇
→ 株式のリターンに対して相対的評価低下
・ウクライナの地政学的リスク
ー ロシアからヨーロッパへの原油・天然ガスの経由地であるウクライナで、戦争勃発か?
ー ロシアからのエネルギー供給減予測
→ 世界エネルギー価格高騰
→ コロナ感染拡大と併せて、世界経済にダブルパンチ
上記のことから、特にグロース株相場が悪化しています。軒並み株安になっており、もちろんグロース株であるBlueMeme(ブルーミーム)も、もれなく株価は下がり続けています。
しかし、前回の決算発表を機に、株価は上がり始めてきました。そして、業務提携のニュースもあり、株価を押上げられました。現在の株価水準は、相場悪化前くらいまできています。
そんな中、5/13に決算発表でした。「さらなる株価上昇なるか」と期待していましたが、逆に下がってしまいそうです。どんな決算だったのでしょうか?
では、決算内容を確認しましょう。
成長性:決算内容
決算のみどころ
当ブログでは、今後成長が期待できる銘柄の一つとしてもBlueMeme(ブルーミーム)をみています。したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。そのため、下記の項目に着目します。
項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)
について着目していきます。
もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。
業績
直近では、2022年3月期の通期決算が発表されました。
短信では、売上や利益が累計で出されています。当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)
を算出しています。
こちらの表をもとに、ポイントを絞って解説します。
2023年度業績予想
まず、2023年度業績予想に注目します。
2022年度の実績と比べて、売上/営業利益/経常利益/純利益の順に、+20%/+7%/+11%/+2%の成長率です。「あれ、思ったより低い!」と感じませんか?当ブログも、そう感じました。
三井情報との資本業務提携の影響が反映されるはずです。それにしても想定よりも低い。期待外れに感じた投資家も多いのでは無いでしょうか。これには理由がありました。
なんと、三井情報との資本業務提携の影響は反映されていません。これは、業績への影響が現時点で明確に算定することが困難であることから、まだ反映できていないようです。算定出来次第、速やかに開示するそうです。
ただ、「何かあったんじゃないか」と、少し心配になりますよね。
四半期売上高
見てみると、前年対比で+8%と低い成長率に見えますね。「これでも成長性がないから投資できないな」と感じる方もいると思いますが、少し待ってください。下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「会計方針変更による影響」についての資料です。
今期から、サービスの一つである「ソフトウェアライセンス販売」の収益について、基準を変更したのです。
従来基準:「ライセンス売上高+ライセンス原価」を売上高として計上
↓
新基準 :「ライセンス利益のみ」を売上高として計上
そのために、売上高のボリュームが減少してしまったために、成長率が低く見えるのです。
また「ソフトウェアライセンス販売」はストック型の収益モデルですが、
従来基準:契約期間中の月次で計上
↓
新基準 :契約開始月に一括計上
となりました。このことから、前年比との比較はあまり意味がありません。
また、月額手数料のような形ではないので、四半期ごとに収益が増えていくような見え方はしないでしょう。したがって、ストック型収益モデルの銘柄分析にやりがちな、「前四半期比」ではなく、BlueMeme(ブルーミーム)では「対前年比」で比較したほうが良さそうです。
新会計基準になった2021年度の中では一番高い四半期売上高になりました。前年と比較できないのが少し残念ですね。
営業利益率
最後に、注目していただきたいのが営業利益率です。
2022年度の実績では、通期売上高:1,929百万円に対し、営業利益:363百万円になりました。このとき、営業利益率:18.2%まで引き上げられました。今後もこれくらい水準が維持できることに期待しています。
では、上述してきたことを踏まえて株価が上がる理由について解説します。
株価下落の理由
主な要因は、やはり2023年度業績予想です。
これまでBlueMeme(ブルーミーム)の売上成長率は、2020-2021年度:+16.7%、2021-2022年度(従来会計基準時):+26%でした。それが今回の公表された業績予想では、+20%成長でした。十分高い水準ではありますが、三井情報との大手企業との資本業務提携を期待していた投資家からしたら、+30%以上を期待していたはずでしょう。
それが、+20%でおさまってしまい、さらには三井情報との影響が反映されていないという不信感が、株価にはマイナスに働きます。したがって、株価は下がってしまうことでしょう。
ただ、後日ちゃんと三井情報との資本業務提携が反映され、高い成長率が公表されれば、株価は戻ってくるはずです。逆に、資本業務提携解消なんてニュースが出たら、もっと下がることでしょう。そういう意味では、リスク取りたくないなら、手放すのもアリかもしれませんね。
まとめ
以下、今回の記事のまとめです。
<成長性:決算内容>
・業績予想が期待外れ
ー 三井情報との資本業務提携の影響が反映されていない
・四半期売上高は新会計基準になって過去最高額
・営業利益率の改善
<株価下落の理由>
・業績予想が期待外れ
ー 期待値が高かっただけに期待外れの反応
ー 三井情報との資本業務提携の影響が反映されていない不信感
みなさんは、どうお考えですか?
さいごに
今回は、大きく株価が下落してしまいそうなBlueMeme(ブルーミーム)の決算発表を分析しつつ、なぜ株価下落するのか理由を解説しました。
当ブログとしては、今後の成長を期待している企業の一つです。今回の決算は初め見た時期待外れに感じましたが、まだ三井情報との資本業務提携の影響が反映されていないことがわかり、納得しました。当ブログとしては、信じて反映を待とうと考えています。他にも米国企業と提携していたり期待できる部分はあるので、ホールドして上方修正を待ちたいです。
いかがでしたか?参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?
今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!
株式投資に絶対はありません。ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「投資を始めたい」「サラリーマンでも投資できるかな」「小型株始めたいな」という方の参考になれば幸いです!
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!
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