【ダブルスタンダード】直近決算を分析!注目理由と成長性を解説

【ダブルスタンダード】直近決算を分析!注目理由と成長性を解説決算分析
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どうもこんにちは、平凡サラリーマン投資家のヒラです。

みなさんは、ダブルスタンダードという銘柄はご存知ですか?

ビッグデータを活用し、顧客企業の戦略立案・営業効率向上・業務改善をサポートし、収益改善に繋がるサービスを提供している企業です。

そんなダブルスタンダードですが、当ブログ注目銘柄のなかでファンダメンタル比較し、その中でも特に気になる銘柄になりました。その比較内容については、後述します。

ということで今回は、注目銘柄の中でも、特に気になる銘柄であるダブルスタンダードの直近決算内容の分析しつつ、注目理由と成長性を解説していきます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・ダブルスタンダードについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

では、早速行ってみましょう!

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ダブルスタンダードを注目する理由

まず、ダブルスタンダードに注目した理由を説明しておきます。

下図をご覧ください。当ブログは、小型成長株投資をメインにしており、下図はその当ブログが注目している中小型成長株を、ファンダメンタルで比較した一覧です。

<ファンダメンタル比較項目>
・銘柄名
・時価総額(億円)
・企業今期予想売上成長率(%)
・企業今期予想EPS成長率(%)
・実績売上総利益率(%)
・実績営業利益率(%)
・予想PER(倍)
・実績ROE(%)

上記の項目で、比較しています。

当ブログ注目銘柄のファンダメンタル比較表

この表は、時価総額で並べた表です。(2022.01.30時点)

あとで表全体もじっくり見ていただきたいのですが、ここではひとまず表の中段くらいにありますダブルスタンダードを見てください。

バランスが良いと思いませんか?予想売上成長率、予想EPS成長率、実績営業利益率が高い水準にあります。さらに、1/30時点で予想PERは27.8倍とファンダメンタルから見ても割安に見えます

これは、「本当に割安なのか?それとも、何か買われない不人気な理由があるのか?」と感じました。ということで調べてみたくなりました。

この表に関しては詳しい説明は、下の記事で解説しています。売上成長率順や売上総利益率順に並べた表も用意してますので、ぜひご覧ください。

株価チャートを確認

では、株価の動きを確認しておきましょう。下の株価チャートをご覧ください。こちらはダブルスタンダードの直近6ヶ月の日足チャートです。

ダブルスタンダードの直近6ヶ月の日足チャート

昨年11月中旬に、大きく窓を開けて株価が上がって急落しました。これは2Q決算発表が理由です。その詳しい理由については、後述します。

その後、11月後半から株価が下がり始めました。これは、株式市場、特にグロース株相場が悪化しているためです。この相場悪化の理由は下記の通りです。

<相場悪化の原因>
・米国でのテーパリング早期化
 ー 利上げ早期化
 ー 米国長期金利上昇
 → 株式のリターンに対して相対的評価低下
ウクライナの地政学的リスク ←New//
 ー ロシアからヨーロッパへの原油・天然ガスの経由地であるウクライナで、戦争勃発か?
 ー ロシアからのエネルギー供給減予測
 → 世界エネルギー価格高騰
 → コロナ感染拡大と併せて、世界経済にダブルパンチ

上記の理由で、軒並み株安になってしまっています。もちろんグロース株であるダブルスタンダードも、もれなく株価は下がり続けています。

さて、2月中旬に決算発表がありますが、どういうところに注目すればいいのか、今のうちにチェックしておきましょう。また、上述しましたように、割安なのかどうか測るために、成長性があるか確認してみます。

では、直近の決算内容を確認しましょう。

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、今後成長が期待できる銘柄の一つとしてもダブルスタンダードをみています。したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。そのため、下記の項目に着目します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。

業績

2022年3月期の第2四半期決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

ダブルスタンダード、四半期業績推移

上の表をもとに、ポイントを絞って解説します。

進捗率

まず、見ていただきたいのが進捗率です。

売上高/営業利益/経常利益/純利益の順に、前年比 64%/58%/57%/59%と、順調ですね。一時的なスポット案件の発生、ストック型案件の着実な積上げ、新規案件の獲得推進による成果が出ているようです。

これは、好感が持てますね。

四半期ごとの収益

次に見ていただきたいのが、四半期ごとの収益です。

直近2Qの四半期収益は1Qよりは低いものの、前年度比で見ると、売上高は+80%超え、利益は+120%超えと非常に高い成長率です。これには好感が持てますね。

今後の成長性について、解説します。

今後の成長性

今後の成長性について、解説します。

まず、下図をご覧ください。こちらは直近の決算説明資料より「売上高・利益に関する補足説明」です。

ダブルスタンダード、売上高・利益に関する補足説明

ダブルスタンダードとして、「顧客へのリスト・品質の最大貢献」と「利益向上」を方針として示しています。

確かに、当社は直近1,2年は営業利益率が低下しているのは事実です。2019年度、2020年度は営業利益率が30%超えだったにもかかわらず、2021年度には25.1%、当期は売上高の大幅上方修正しているせいもありますが26.6%と、低下しているのです。

このことから、ダブルスタンダードは利益率の低い売上案件を抑制する方針というわけです。

そうすると、利益率は改善しそうですが、売上高の伸びが一時的に悪くなる懸念があります。これが、株価大幅上昇後の急落の理由でもあります。上述しましたように、業績は好調なので、好感が持て株価上昇しましたが、方針として一時的な売上成長鈍化懸念があることからグロース株投資家が離れたのでしょう。

しかし、これはチャンスかもしれません。

利益率が改善され、営業利益率30%になり、また売上成長率も+20%や+30%に戻るようであれば、今の株価・予想PERは割安に見えます。こう見通せるのであれば、今は絶好の買いのタイミングでしょう。

ただ、現在は相場が不安定ですし、またすぐ3Qの決算発表もあるので、様子見するのもアリです。3Q決算では売上高の伸びや、利益率の改善が進んでいるか注目していですね。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<決算内容>
・進捗率は順調
・四半期収益の伸びは好調

<今後の成長性>
一時的な売上成長鈍化・利益率改善
 ー 今後の方針として、利益率の低い案件を抑制

→しかし、これは投資のチャンスかも
 ー 利益率が改善され、また売上成長率も戻れば今の株価は割安なのでは?

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、注目銘柄の中でも、特に気になる銘柄であるダブルスタンダードの直近決算内容の分析しつつ、注目理由と成長性を解説しました。

当ブログとしては期待している銘柄です。調べてみたら興味深いですね。成長率が戻れば非常に優良銘柄でしょう。そこが見通せるようなら、買いですよね。ただ、そろそろ3Qの決算発表もありますし、相場も不安定なので、投資するにしてももう少し様子見してからにします。

いかがでしたか?参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

他の銘柄の最新決算分析を読みたい場合は、下の記事でまとめています。

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ぜひ、他の記事もご覧ください!

当ブログでは、注目銘柄の目標株価を算出しています。気になる方は、下の記事をご覧ください。

また、当ブログでは「小型成長株投資」をメインにしています。サラリーマンの方にオススメできる小型成長株投資法の解説については、下の記事からどうぞ。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「投資に挑戦したい」「サラリーマンでも投資できるかな」「小型株始めたいな」という方の参考になれば幸いです!

これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

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