【ミンカブ】注目決算を分析!株価は上昇/下落、どっち?理由を解説

【ミンカブ】注目決算を分析!株価は上昇/下落、どっち?理由を解説決算分析
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どうもこんにちは、ヒラです。

みなさんは、ミンカブという銘柄はご存知ですか?
投資家の多くが利用している資産形成情報メディア「MINKABU」を運営している企業です。
IRも定期的に出されていて、将来性があり、投資家たちからの注目が高い銘柄の一つです。
しかし、最近は相場の影響を受けて株価は下がり続けています。
そんなミンカブが8/12に決算発表がありました。
これを機に、株価は上げ始めるでしょうか?
それとも、まだ下がってしまうのでしょうか?

今回は、投資家からの注目の高い銘柄のミンカブの決算発表を分析し、今後の株価が上がるか or 下がるか、理由を解説していきます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・ミンカブについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

前回の決算については、以前ブログにて紹介しました。
こちらの記事を読むと、業績の推移が分かりやすく、今回の記事が理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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現在のチャート確認

下のチャートをご覧ください。
直近6ヶ月のミンカブの日足チャートです。

株価は前回5月の決算を機に、株価は大きく上げました。
しかし、その後高値をつけてからは、ずっと下がり続けています。
コロナ感染拡大や夏休み前で相場悪化も要因です。
そんな最中の決算発表で、この状況を変えることができるのか?

今回の決算を機にまた上がり始めるでしょうか?
それともまだ下がっていくのでしょうか?

では、今回の決算はどうだったのか確認しましょう。

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、小型成長株の対象としてミンカブをみています。
したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
株価は右肩上がりなのはわかりましたが、それが決算に反映されているためなのか確認します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、ブログでは重視するところを取り上げていきます。

損益

直近では、2022年3月期の第1四半期決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

<四半期ベースの収益>
まず、注目していただきたいのは、四半期ベースでの収益です。
売上高は前期比+36.9%と大きく増加しました。
しかし、営業利益/経常利益/純利益は前期比でマイナスです。
つまり、前期よりも下がってしまいました。
これは投資家から嫌気がさすでしょう。

減益の理由は、下記の通りです。

<減益の理由>
・中長期的な成長のための人材採用
・会社移転
・リブランディング時の広告
・ロボット投信事業での営業損失 など

ただ、こちらは全て通期計画に織り込み済みの事象のようです。
これを織り込み済みだから良しとするのか、しないのかは投資家によります。

<進捗率>
まず注目していただきたいのは、進捗率です。
利益関係は前期比でマイナスなので、やはり順調とは言えません。
一方で、売上高は、21.3%と過去の実績を見て、順調と言えます。

では、セグメント別についても、見ておきましょう。

セグメント

セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
・主な事業内容
・セグメント別の四半期売上、累計売上、四半期利益、累計利益
・累計対前年比(%)
・セグメント比率(%)

上記のことを載せています。

<メディア>
メディア事業については、資産形成情報メディア「MINKABU」へのリブランドを実施するとともに、株式情報専門メディア「Kabutan(株探)」の米国株版をリリースしました。
それにより、サイト訪問者数やユーザー数も増加しました。
そのため、売上高は対前年比+44.5%も増加しました。

<ソリューション>
注目するのはこちらのセグメントでしょう。
金融以外の他分野でも応用がきくことが期待される成長セグメントです。
自律的成長の継続に加え、大型の初期導入案件の獲得したことで、前年比で、売上高 +31.8%、利益 +53.3%です。
売上高の伸びが落ちてきたことが、成長鈍化の懸念が持たれることでしょう。

以上のことから、メディア事業はひとまず成功したように感じますが、ソリューション事業の成長が気になります。
最近のニュースも見ておきましょう。

注目ニュース

特に、注目しているのは、「メディア/IFA」に関するニュースです。

<メディア>
延期になっていた資産形成管理ツール「アセプラ」が8月末にリリースされるようです。
月額課金型のサービスなので、またサブスク型の収益がつくれることに期待できます。

また、今期に以前ニュースになった日経との連携がカタチになりそうです。
このアセプラを日経IDユーザーに提供開始するようです。
どれくらいのメリット・収益が発生するかは分かりませんが、1,000万人という日経ユーザーの規模から、大きく期待してしまいますね。

<IFA>
以前にもニュースでありましたが、IFAに進出します。
IFAとは、簡単にいうと、資産アドバイザーです。
市場動向の分析・資産配分の方法などに関するアドバイスや、株や債券、投資信託といった金融商品の説明とその販売仲介を行います。

今後、ロボアドバイザーや店舗対面型のサービスなどの展開を予定します。
ロボアドは12月を予定しています。

では、最後に株価は上がるのか、それとも下がるのか解説します。

今後の株価

今回の決算を見た限りでは、短期的に株価は下がるでしょう。
というのも、利益がやはり前期比でマイナスになったのは、インパクトがあります。
これまでの実績では、前四半期比では下がることはあっても、前年比で下がったことはありませんでした。
また成長セグメントの「ソリューション事業」の成長鈍化懸念もあります。
そのため、株価は下がってしまうでしょう。

しかし、これは業績予想では織り込み済みなので、通期での成長は+20%以上の成長が期待できます。
また、そろそろアセプラや日経との連携が成果が出てきます。
どれくらいの収益インパクトがあるか楽しみです。
サブスク型の収益モデルが、ガツンと増えることに期待しています。
ひとまず、アセプラの導入数がどれくらいになるか、次の決算では出てくることでしょう。
要チェックですね。

また、資金調達もしているので、M&Aにも期待できます。
うまくいけば、それを機に収益は大きく増加することも推測できます。

以上のことから、中長期的にも、成果が出てくればさらなる成長も期待でき、株価も上がりそうです。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<決算内容>
売上は堅調
・利益は前年比マイナス
 ー 中長期的な成長のための人材採用、サービス開発のため
・メディアは大きく成長
・ソリューションは成長鈍化懸念

<注目ニュース>
・資産形成管理ツール「アセプラ」のリリース
・日経との連携の成果
IFA事業、ロボアドへの参入

<今後の株価>
短期的に下がる
ー はじめて利益が前年比でマイナス
ー ソリューション事業の成長鈍化懸念

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、投資家からの注目の高い銘柄のミンカブの決算発表を分析し、今後の株価が上がるか or 下がるか、理由を解説しました。

当ブログとしては、注目している銘柄だけに決算を楽しみにしていました。
しかし、株価は下がってしまいそうで、少し残念です。
サービスや日経との連携の成果さえ見えて来れば、株価は戻すどころか最高値更新も期待できます。
それまでホールドするか、一旦手放すか、悩む投資家も多いでしょう。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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このブログでは、無職である僕が、投資と生きていくために得た知識や技術、経験、変化をアップしていきます。
主に、投資手法・銘柄分析・おすすめ本の紹介などをアップしていきます。
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これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

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