【投資するなら読むべし】決算書を読み方④ ー B/S・P/L・C/Sまとめ 編 ー

01_21_サムネイル投資・トレード全般
スポンサーリンク

どうもこんにちは、ヒラです。

みなさんは、決算発表の度に決算書を読み解いていますか?
もう数字がバアッと並んでて、見づらくて嫌になり、決算短信の1ページ目だけに目を通して終わっていませんか?

それでは、優良企業を見極めることは難しいです。
細かな数字まで追いかけることで、その売上や利益の生み出し方、さらにはビジネスモデルまで理解することに繋がるのです。
そこまで理解して、ようやく優良企業かどうか判断できます。

投資を成功するためには、企業を知ること
企業を知るためには、決算書を読むこと
これが不可欠です。

今回は第四弾として、その企業の資産運用・経営状況を総合的に判断するために、B/S・P/L・C/Sまとめを説明していきます。

第一弾の貸借対照表編、第二弾の損益計算書編、第三弾のキャッシュ・フロー計算書編については、下記の記事から

スポンサーリンク

B/S・P/L・C/Sまとめ

B/S・P/L・C/Sのおさらい

それぞれの財務諸表のおさらいをします。
B/S・・・貸借対照表 ー 企業の財政状態が分かるもの
P/L・・・損益計算書 ー 企業の経営成績が分かるもの
C/S・・・キャッシュ・フロー計算書 ー 企業の資金繰りが分かるもの

B/Sサンプル
P/Lサンプル
C/Sサンプル

さて、どう読むのか

・貸借対照表(B/S)を読む
純資産が大きい
純資産が大きいほど、財政状態が安定していると判断できます。
自己資本比率 40%以上
また、貸借対照表では、下記のように自己資本比率を算出することができます。
自己資本比率(%)=純資産 / 総資本(純資産+負債)×100
各々の投資家の基準や、業種によってばらつきはありますが、
僕個人の体感として、自己資本比率が40%以上だと、安定した企業だと判断できます。

・損益計算書(P/L)を読む
経常利益(+) / 純利益(+)
営業利益や経常利益の段階ではプラスだったとしても、純利益ではマイナスになってしまう場合もありますし、純利益がプラスでも経常利益がマイナスの場合もあり得ます。
純利益は、最終的な企業の利益であり、もちろん、これが黒字でないと企業が存続していくのは難しいでしょう。
そして経常利益は、企業の継続的な活動による利益で、企業のトータルの収益力が測れます。
これがマイナスになってしまうと、企業は固定資産等を売って特別利益などで純利益としてはプラスに持っていくでしょう。
しかし、売る資産がなくなれば、純利益もマイナスに変わってしまいます。
営業利益率 10%以上
僕個人としては、営業利益率にも着目してます。
損益計算書では、下記のように営業利益率を算出できます。
売上高営業利益率(%)= 営業利益 ÷ 売上高 × 100
営業利益は、本業であげた利益です。
営業利益率は本業の収益性を表しており、10%以上あれば、収益性は高いと判断できます。

・キャッシュ・フロー計算書(C/S)を読む
営業活動(+) / 投資活動(ー)
本業がうまくいっていることが判断でき、さらに企業の成長のために投資していることも判断できます。
営業活動の金額>投資活動+財務活動の合計金額
本業で獲得した資金より、投資や財務の金額が下回っていることで、投資や財務に頼らず、本業だけでも資金繰りができていると判断できます。

さいごに

今回は、第四弾として、その企業の資産運用・経営状況を総合的に判断するために、B/S・P/L・C/Sまとめを説明しました。

4回に渡って、決算書の読み方を説明してきましたが、いかがでしょうか?
「これを読んだおかげで、理解できるようになりました」
「自分なりの判断基準が新たに持てました」
など、出てきてもらえたら嬉しいです。

ここまで、読んでくださり、ありがとうございます。
参考になれば幸いです。

株式投資に絶対はありません。
したがって、取引はあくまで、自己責任でお願い致します。

これからもどうぞよろしくお願いします。

コメント