どうもこんにちは、平凡サラリーマン投資家のヒラです。
あなたは、弁護士ドットコムを知っていますか?
主な事業は、一般ユーザーと弁護士を繋ぐプラットフォーム「弁護士ドットコム」と、契約締結から契約書管理まで可能なクラウド型の電子契約サービス「クラウドサイン」を提供しています。
そんな弁護士ドットコムですが、決算発表以降、株価は下がり続けています。将来性はなくなってしまったのか、不安になる人もいることでしょう。成長株投資をしている当ブログとしても、今後が気になります。
そこで今回は、今後が気になる弁護士ドットコムの将来性をを解説していきます。
この記事は、下記のような人におすすめです。
- 弁護士ドットコムに投資しようか悩む中
- 弁護士ドットコムの将来性について知りたい
- サラリーマン投資家で時間がないから、要点だけ知りたい
では、早速行ってみましょう!
弁護士ドットコムの事業内容
まず、弁護士ドットコムの事業内容について、説明します。
弁護士ドットコムの事業内容は下記の4サービスです。
- 弁護士ドットコム
- クラウドサイン
- 税理士ドットコム
- ビジネスロイヤーズ
では、それぞれのサービスを見ていきましょう。
サービス①:弁護士ドットコム
まずは、弁護士ドットコムサービスについて説明します。
下図をご覧ください。こちらは弁護士ドットコムの「事業計画および成長可能性」より引用しました「弁護士ドットコムの特徴」です。
こちらは弁護士ドットコムの基盤となる、日本最大級の無料法律相談ポータルサイトです。登録弁護士のために、集客支援・学習支援・業務支援をしてくれるサービスです。弁護士には必要不可欠となるような存在でしょう。
そのため、登録弁護士数は国内弁護士の約半数にも及ぶようです。
サービス②:クラウドサイン
つぎに、クラウドサインサービスについて説明します。
下図をご覧ください。こちらは弁護士ドットコムの「事業計画および成長可能性」より引用しました「クラウドサインの概要」です。
こちらは弁護士ドットコムの成長の柱となる、契約締結から契約管理まで可能なクラウド型の電子契約サービスです。日本の法律に深い理解と知見がある弁護士ドットコムが運営していることが強みです。
先行者メリットと電子契約によるネットワーク効果のもと、業界のスタンダードサービスとして普及しています。
サービス③:税理士ドットコム
つづいて、税理士ドットコムサービスについて説明します。
下図をご覧ください。こちらは弁護士ドットコムの「事業計画および成長可能性」より引用しました「税理士ドットコムについて」です。
こちらは日本最大級の税務相談ポータルサイトです。わかりやすくいうと、弁護士ドットコムサービスの税理士版です。こちらも登録税理士のために、集客支援・学習支援・業務支援をしてくれるサービスです。税理士には必要不可欠となるような存在でしょう。
サービス④:ビジネスロイヤーズ
つづいて、ビジネスリヤーずサービスについて説明します。
下図をご覧ください。こちらは弁護士ドットコムの「事業計画および成長可能性」より引用しました「ビジネスロイヤーズについて」です。
こちらは日本最大級の企業法務ポータルサイトです。弁護士ドットコムサービスが一般ユーザー向けに対し、こちらのビジネスロイヤーズは企業向けといった立ち位置です。
ポイントはこちらのサービスから、弁護士ドットコムサービスやクラウドサインへの連携を促すこともできるので、こちらのサービスが拡大すると他のサービスも拡大できると見込めます。
弁護士ドットコムの今後の将来性
メイン事業はなにか?
今後の将来性を将来性を見計るために、どれがメイン事業かを確認しましょう。そのために、現在の売上高比率を確認してみます。
下図をご覧ください。こちらは弁護士ドットコムの「事業計画および成長可能性」より引用しました「売上高の推移」です。
2022年度の売上高比率を確認します。下記のような比率です。
- 弁護士ドットコム:42.6%
- クラウドサイン:41.9%
- 税理士ドットコム:8.8%
- 広告その他:6.7%
上記の数字だけを見ると、弁護士ドットコムサービスとクラウドサインサービスの二本柱だということが分かります。
しかし、各サービスの対前年比売上高成長率も確認すると、
- 弁護士ドットコム:+0.5%
- クラウドサイン:+82.9%
- 税理士ドットコム:+13.5%
と圧倒的にクラウドサインサービスが成長していることが分かります。グラフからもグラフからも見てとれるように、以前までは成長基盤となっていた弁護士ドットコムサービスは最近そこまで成長していないのです。
つまり、今の弁護士ドットコムの成長を担うのはクラウドサインサービスといえます。
メイン事業の成長性はどうか?
では、そのメイン事業のクラウドサインサービスの成長性はどうなのか確認します。
コロナ禍で需要が増加し、売上高が急増したことが分かります。電子契約を大企業や自治体が導入したことで、その取引相手となる中小企業でも導入の流れが出てきているようです。
これはネットワーク効果であり、「クラウドサインで契約送信→契約送信件数が増加→契約受信者が増加→契約受信者がクラウドサインに登録→クラウドサインで契約送信→・・・」というサイクルになりクラウドサイン契約が増加するのです。
クラウドサインの受信者自身は、登録は必要ないのですが、使ってみると便利なので導入したくなるサービスですから、導入してしまいますよね。
今後の成長性は、このネットワーク効果を活かし、いかに契約送信件数を増やすかも重要になってきます。下図をご覧ください。こちらは直近の決算説明資料にありました「契約送信件数」です。
見ての通り、契約送信件数は右肩上がりですね。増加傾向であることで、サービスの優良さが感じられます。
メイン事業の競合
ただ、電子契約サービスにはクラウドサインの他にも、競合となるサービスがあります。主な競合には下記のようなサービスがあります。
- GMOサイン(国内企業)
- freeeサイン(国内企業)
- マネーフォワードクラウド契約(国内企業)
- Adobe Acrobat Sign(海外企業)
- ドキュサイン(海外企業)
上記のように、競合には有名企業が並んでいます。それぞれ、基盤事業の顧客から裾野を広げている感じでしょう。その分、市場も拡大しているということも分かります。
そんな中でもクラウドサインは劣らず、優良サービスと言えそうです。それは下記のリンク先の電子契約システム比較のレビュー・評価から見てとれます。
国内の法律に深い理解と知見がある強みを活かして、さらにサービスの改善を続けて、今後の成長に期待したいです。
まとめ
以下、今回の記事のまとめです。
- 今後の将来性はクラウドサイン次第
- コロナ禍で需要増加
- KPIと言える契約送信件数も増加傾向
- 有名企業が競合いる中でも、優良サービス
いかがでしたか?弁護士ドットコムの今後の将来性について理解できましたか?参考になれば嬉しいです。
弁護士ドットコムでは、「2025年度にクラウドサイン事業で売上高100億円」を目指しています。
当ブログでは、そのときの目標株価を算出してみました。今回の記事で、弁護士ドットコムに興味を持った人は、ぜひコチラの記事も読んでみてください。
さいごに
今回は、今後が気になる弁護士ドットコムの将来性をを解説しました。
注目銘柄の一つである弁護士ドットコムの将来性を見てみましたが、競合が多数いる中でも優良サービスなのには好感が持てます。今後需要も増していく事業内容だと思うので、出来るなら「大きく下がったところで買い、中長期的に保有したい」と感じました。
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