【小型成長株分析】決算書を読む!NexTone<7094>

毎日ブログ90決算分析
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どうもこんにちは、ヒラです。

決算発表シーズンでしたね!
みなさん、次のターゲット銘柄は見つかりましたか?

当ブログでは、小型成長株投資とスイングトレードをメインにしています。
この決算発表シーズンは新たな小型成長株を見つけるチャンスの時期でした!

企業が新たに業績予想や決算発表が出します。
その中で、たまに高い成長率赤字から黒字化した銘柄が出てくることがあります。
ここが狙い目です!

今回は、当ブログがターゲットにした銘柄の決算発表を分析していきます。
第21弾は、NexToneについてまとめます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・NexToneについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

今回の記事は、下の記事で説明しました銘柄選定法を用いています。
こちらの記事を読んでから、本記事を読むと理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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NexTone<7094>の概要

概要

NexToneのIRページです。

株式会社NexTone(ネクストーン)

概要を下表のようにまとめました。

楽曲の著作権の管理と利用促進を推進する会社です。
著作権者自らが全ての利用者と交渉し著作権使用料を受領することは極めて困難であるため、著作権管理事業者が著作権者に代わって音楽作品の管理を行っています。
さらに、独自のノウハウや技術により各業務のシステム化・自動化を進め、効率的かつ精度の高い管理業務を実現しています。

また、以前までは、楽曲の著作権といえばJASRAC一強でしたが、ここでNexToneという対抗馬が出てきました。
JASRACとの比較は後述します。

注目する理由

まず、当ブログがなぜ、NexToneに注目したか理由を説明します。
下記の項目で、スクリーニングをかけました。

・上場年 :2015年以降(上場5年未満)
・時価総額:500億円未満(時価総額の低さ)
・成長性 :売上成長率 平均20%以上

以上の項目で絞り、NexToneを見つけました。
高い成長性に興味を持ちました。
さらに事業内容も、音楽著作権ビジネスというJASRAC一強の中に入ってきました。
これは、「うまくいけば、市場を独占から寡占に変えることができるかもしれない」と考え、分析することにしました。

ここで、決算を確認する前に、ライバルとなるJASRACとの比較をしておきましょう。

JASRACとの比較

ライバルとなるJASRACとの比較をします。
下図をご覧ください。
こちらは今回の決算説明資料から抜粋しました「JASRACとの比較」です。

JASRACと比べ、まだまだ徴収額は小さいです。
一番大きな違いというのが、NexToneが「委託契約」、対してJASRACが「信託契約」という契約形態の違いでしょう。
つまり、NexToneの方が、委託者(権利者)側の裁量による条件設定が幅広いのです。

JASRACでは、作品をJASRACに信託譲渡しなければなりません。
これに不満を持っている音楽出版社も多いようです。

これはチャンスがありそうだと、当ブログは感じました!

次に、直近の決算内容を確認していきましょう!

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、小型成長株として、NexToneを検討しています。
そこで一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
もちろん、スクリーニングでは成長性の高さをわかりましたが、それが直近も維持されているか確認します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、ブログでは重視するところを取り上げていきます。

損益

2021年3月期の第2四半期の決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

まだ上場して間もないので、情報が少ないです。
上述しましたように、売上成長率は高いですね!
進捗率について見ると、売上は前期と同じ、利益は前期以上の進捗率が出ています。
データは少ないですが、業績は堅調のように見えますね!

業績がいいのはわかりましたが、成長基盤はあるのかどうか知るために、KPIを確認しておきましょう。

KPI

ここでは、KPIについて確認しておきます。
下図をご覧ください。
こちらも決算説明資料から抜粋しました「事業規模の推移1,2」です。

KPIの項目としては、上図にあるように、
・取扱高
・著作権管理楽曲数
・取扱原盤数
・楽曲あたり徴収額

上図から分かるように、全ての項目で右肩上がりです。
コロナの影響もないようです!

さらに、ヒット曲や話題曲の取り込みもあり、好調のようですね。

これは成長基盤があると言って良いでしょう!
当ブログとしては、いつかJASRACと双璧をなすくらいに大きくなることを期待しています。

ニュース

そして、最新ニュースも確認しておきましょう。
IRページから抜粋してきました。
下のニュースをご覧ください。

株式分割(1→3)のニュースが出ていました。
これによって、投資家たちは買いやすくなります。
現在、このニュースを受けて、株価も上がっています!

さらに、下のニュースもご覧ください。

管理著作品が、2次利用としてYouTubeで使われている場合、YouTubeからの広告費の一部を著作権利者に還元するサービスを実行しました。
今まで検知できなかったものも検知できるようになり、YouTubeからの収益向上を見込めるそうです!
今どきな感じがしますね!

YouTube市場はまだ拡大中です。
これがあれば、YouTubeの市場拡大とともに、さらなる業績UPも今後期待できると推測しています。

今後の見通し

以下、今後の見通しです。

<今後の見通し>
業績堅調
 ー 高い成長性。
 ー KPIも堅調。
市場を寡占化する可能性あり
 ー 現状独占市場に割って入ることができれば、今後も安泰か。
 ー JASRACとの契約形態の違いから、JASRACと差別化。
株式分割
 ー 株式が買いやすくなる。
 ー 株価も現在上がってる。

当ブログとしては、
・買い。
 ー 市場を寡占化するのは強い。(通信業界も大手3社が寡占していて、業績安定している)
 ー 音楽は携帯電話のように、これからの時代もなくてはならないので、通信業界のような寡占化が想像できる。
と考えています。

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、当ブログがターゲットにした銘柄の決算発表を分析しました。
第21弾は、NexToneについてでした。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

現在、毎日ブログを更新中です!

このブログでは、無職である僕が、投資と生きていくために得た知識や技術、経験、変化をアップしていきます。
主に、投資手法・銘柄分析・おすすめ本の紹介などをアップしていきます。
ときどき、無職の方・無職になる方向けにタメになるような情報もアップできれば、と考えています。

ぜひ、他の記事もご覧ください!

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「なんか仕事やめたい」「投資で生きていけるかな」「小型株始めたいな」という方の参考になれば幸いです!

これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

コメント

  1. 個人投資家 より:

    委任契約のデメリットをNextoneは明示していない。

    JASRACの信託契約は違法利用があったときにJASRACが当事者となって対応できるが、委任契約は自分で対応しなきゃいけない。侵害されていてもNextoneは知らん顔される恐れがある。

    この先、著作権侵害に対する対応が表面化したときのリスクは考慮する必要がある。

    • 只人 より:

      >個人投資家さん、コメントありがとうございます。
      確かにデメリットは明示されていませんでしたね。
      おっしゃられているように、そういう問題に直面した時の対応について気になるところですね。