【銘柄比較】手間いらずとtripla(トリプラ)の違いを解説

【銘柄比較】手間いらずとtripla(トリプラ)の違いを解説銘柄比較
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どうもこんにちは、平凡サラリーマン投資家のヒラです。

あなたは、手間いらずとtripla(トリプラ)という銘柄はご存知ですか?

どちらも宿泊予約サイト関連銘柄であり、似たような部分が多い2銘柄です。これからアフターコロナになり、宿泊需要も増えることから事業の需要も増していくことが推測できます。そうなれば、企業成長にも期待も見込めます。

ただ、成長企業でも投資する前に、両社の違いについて理解してから、投資したいものですよね。

というわけで今回は、宿泊予約サイト銘柄として似た部分が多い手間いらずとtripla(トリプラ)を比較し、2銘柄の違いを解説していきます。

この記事は、下記のような人におすすめです。

  • 手間いらずとtripla(トリプラ)についての情報を得たい
  • 手間いらずとtripla(トリプラ)の違いについて知りたい
  • サラリーマン投資家で時間がないから、要点だけ知りたい

では、早速行ってみましょう!

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手間いらずとtripla(トリプラ)の似た部分

似ている点の概要

まず、両社が似ている点を確認しましょう。似ている点は下記の通りです。

  • 事業内容
  • ビジネスモデル

それぞれについて解説します。

似ている点①:事業内容

両社とも事業内容が内容が似ています。

両社は「宿泊予約サイトの管理サービス」を提供しています。どちらもホテルや旅館などの宿泊施設には欠かせない、宿泊予約サイトの管理するためのITサービスをメイン事業としています。

似ている点②:ビジネスモデル

さらに両社ともビジネスモデルが似ています。

  • ストック型収益:基本サービス利用料+オプションorクロスセル利用料
  • フロー型収益:予約数に応じた利用料

上記のように、ストック型収益とフロー型収益を持ち合わせているのです。そして、その収益の中身も同じなのです。

手間いらずとtripla(トリプラ)を比較

事業内容で比較

上述した時に「似ている点」として挙げた事業内容ですが、詳しく見ると下記のような違いがあります。

  • 手間いらず:複数のOTAのサイトコントローラー
  • tripla:公式サイトの予約システム

※OTAとは、Online Travel Agentの略であり、実店舗を持たないオンライン旅行代理店のことを言います。例えば、一休.comやじゃらん・楽天トラベル・Booking.comなどが該当します。

下図も併せてご覧ください。こちらは手間いらずのホームページより引用しました「TAMAIRAZUサービス」を表した図です。

手間いらずのサービス内容

現在、宿泊予約の80%程度がOTA経由と言われています。そして上述しましたように、ざっと挙げただけでも主要OTAだけでも4社以上もあり、その一つ一つを管理するのはとても大変です。

そこで活躍するのが、手間いらずです。こちらのサービスを使うことで、複数のOTAを一括管理できるので、宿泊施設の負担が大きく減らすことができます。

下図もご覧ください。こちらはtriplaの決算説明資料より引用しました「triplaサービス」を表した図です。

tripla(トリプラ)のサービス内容

最近ですと、宿泊業界では公式サイトでの集客・宿泊予約の成約強化に力を入れ始めています。それは売上や利益の最大化のためです。OTA経由ですと、送客手数料に10%程度とられてしまうのです。そのため、自社の公式サイトで集客・宿泊予約ができれば、その分利益をとれるのです。ただ、宿泊予約システムを制作・開発するには複雑なので多額の投資が必要になります。

そんな時に活躍するのがtriplaのサービスです。初期費用ゼロでOTA以上のUX/UIで主要機能を揃えた予約システムが導入できるのです。さらに、AIチャットボットやCRM、決済サービスも提供できます。

似たような事業内容ですが、上記のような違いがあります。

業績実績で比較

直近の通期業績を比較してみます。下の表をご覧ください。

手間いらず(2022年6月期)tripla(2022年10月期)
売上高/営業収益1,631百万円817百万円
営業利益1,168百万円83百万円
営業利益率71.6%10.2%
経常利益1,179百万円75百万円
純利益782百万円74百万円
EPS120.78円16.22円

直近の業績を見ると、以下のことが分かります。

  • 売上高から手間いらずの方が規模感が大きい
  • 利益率も手間いらずの方が高い

これは手間いらずはすでに成熟期にあるのに対し、triplaはまだ成長期のために、この違いが生まれていると感じました。今後、triplaが成熟した時に、手間いらずくらいの利益率になるのか楽しみですね。

成長性で比較

つづいて、成長性で比較してみましょう。前期実績と今期予想の売上高を比較し、グロース株で重要な売上高成長率を確認します。

  • 手間いらず:(前期)1,631百万円 / (今期予想)1,710百万円(+4.9%
  • tripla:(前期)817百万円 / (今期予想)1,174百万円(+43.7%

上記から、triplaの方が成長率が高いことが分かります。

成長戦略で比較

つづいて、両社の成長戦略で比較してみましょう。

  • 手間いらず:宿泊施設の自社予約比率アップのための施策
  • tripla:自社でノーコード公式サイト制作、海外市場を視野

手間いらずでも、最近の宿泊業界の流れを意識して、自社予約の手助けとなるサービスの提供していきます。

一方triplaでは、公式サイト予約の流れを追い風に、宿泊施設自身でノーコードで公式サイトが作れるようなサービスの開発しています。さらに、海外展開を視野に、空室在庫や料金データを一元管理できるサービスも開発中です。

以上から、下記のようなことが言えます。

  • 手間いらず:クロスセルの向上
  • tripla:クロスセルの向上+ターゲット市場の拡大

まとめ

以下、手間いらずとtripla(トリプラ)の比較まとめです。

<似ている点>
・どちらも宿泊予約に関するサービスを提供
・どちらもストック型とフロー型の収益あり

<業績実績・成長性>
・売上高から手間いらずの方が規模感が大きい
・手間いらずの方が利益率が高い
・売上高成長率はtriplaの方が高い
→手間いらずは成熟期、triplaは成長期

<成長戦略>
・手間いらずはクロスセルの向上
・triplaはクロスセルの向上+ターゲット市場の拡大

いかがでしたか?比較したことで、両社の似た部分や違いについて理解できたでしょうか?参考になれば嬉しいです。

当ブログでは、注目銘柄の目標株価を算出したり、今回解説した2社のような小型成長株の投資法を解説しています。そちらの記事もあなたの投資に活かせるので、ぜひ読んでみてください。

さいごに

今回は、宿泊予約サイト銘柄として似た部分が多い手間いらずとtripla(トリプラ)を比較し、2銘柄の違いを解説しました。

似たような2社を比較しました。当ブログとしては、手間いらずに注目していて、「似たような企業が上場したな、どんな違いがあるのかな」と気になっていました。調べてみると、両社の違いは意外とあり、triplaに興味が出てきました。まだ株価は高いですが、今後さらに割安な株価にまで下がるようなら、タイミングをみて投資して見たいと感じています。

いかがでしたか?参考になりましたか?それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

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