【2022年】仕込みの年!注目の割安成長株【4選】

【2022年】仕込みの年!注目の割安成長株【4選】投資・トレード全般
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どうもこんにちは、平凡サラリーマン投資家のヒラです。

みなさんは、2022年の投資戦略を持っていますか?

昨年2021年度の終わりは、相場が崩れ、せっかく含み益だったのに、一転して含み損になってしまった人も多いのではないでしょうか?また、中には1年間の利益が吹き飛んだ人も少なからずいます。

なぜこんなことになったかというと、2021年の終わりに相場がガラッと変わってしまい、これまでのグロース株優位の相場ではなくなったというわけです。2022年もこの流れが続くと言われています。

というわけで今回は、2022年の投資状況に合わせた銘柄、注目の割安成長株<4選>を紹介していきます。

この記事は、
・2022年度注目の銘柄を知りたい
・2022年度の相場がどうなるか知りたい
上記のような方におすすめです!

では、早速行ってみましょう!

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2022年の相場

2021年相場の振り返り

まず、2022年の相場予測の前に、2021年度の主要指数の値動きを確認しておきましょう。

▼日経平均/日足チャート

2021年、日経平均値動き

▼マザーズ指数連動ETF 2516/日足チャート

2021年、マザーズ指数値動き

日経平均の一年を通してみると、ほぼ横ばいだったことがわかります。一方のマザーズは下降傾向にありました。2021年の主なトピックは下記の通りです。

<2021年の主なトピック>
1月:緊急事態宣言再発令。米国「トリプルブルー」。
2月:日経平均3万円台に。米国で追加経済政策期待、長期金利上昇。
3月:日銀ETF買付において、日経平均を除外。米国長期金利上昇、FRBの緩和的経済対策継続。
4月:3度目の緊急事態宣言。米国長期金利低下、ワクチン普及。
5月:国内ワクチン普及の遅れ。主要国でのインフレ懸念。
6月:FOMCでの利上げ前倒しとなるタカ派な内容。長期金利は低下。
7月:新型コロナ感染者急増。米国早期テーパリング懸念後退。
8月:米国、好調な企業決算とワクチン接種、年内にテーパリング開始示唆。
9月:菅首相が自民党総裁選不出馬、コロナ感染者数激減。中国大手不動産会社のデフォルト危機。
10月:衆院選の不透明感。世界的金融危機懸念。米国、利上げ意識。
11月:オミクロン株出現。金融所得課税増税発言。
12月:テーパリングのペース加速。2022年に利上げ3回。

見ての通り、一年通して金利・インフレ・テーパリングが注目されていました。これらの話題が上がるたびに、グロース株は大きく波打っていました。そして、実際に今年2022年はテーパリングが終了し、利上げもされることになります。

金利が上がることで、グロース株の相対的な価値は低減されます。そのために、「今のうちに利確しておこう」という投資家も出てきて、グロース株の株価は大きく下がっています。国内グロース株が多く集まっているマザーズ指数は、その影響を大きく受けたために、下げ続けているというわけです。

2022年の相場予測

では、2022年はどうなるのか、相場予測していきます。

上述したように、グロース株が不利な状況は続くことでしょう。実際に、テーパリングが終わり、利上げが2022年に3回/2023年に3回/2024年に2回と想定されています。ここまでは今の相場は見込まれているはずです。しかし、景気回復がうまくいくようであれば、それ以降も利上げされる可能性は高いです。

したがって、グロース株は我慢の時期が続くことになります。ただ、オミクロン株やまた新種が出現し、景気回復の遅れが出るようであれば、またグロース株のターンはまた訪れるはずです。

こんな相場で、どんな投資をすべきなのかというと、割安成長株投資です。

なぜ割安成長株なのか

なぜ割安成長株投資なのかというと、純粋な成長株だと下げ続ける可能性があるからです。

今後も景気回復のペース次第ではさらなる利上げもあり得ます。そんな中では、グロース株の相対的価値は低減していく一方なので、株価もそれに合わせて下がっていくことでしょう。

しかし、割安成長株であれば、すでに割安なので下げ幅も限定的なはずです。さらに企業成長していくので、どんどん割安感が大きくなっていきます。

いつか、割安から適正価値になった時、そして、成長を見込まれた将来的価値の株価上昇ダブルどりを狙うのです。その際に、グロース株のターンに戻っているなら、さらに株価上昇を期待できます。

したがって、この2022年は着実にグロース株の株価は上がっていくわけではないので、割安な成長株または割安になった成長株に投資し、株価が上がるその時が来るまでじっと堪える投資戦略が良いでしょう。今年は花咲かないかもしれませんが、来年や再来年に向けての種まきの年になることになります。

割安成長株を見つけ方

着目する3つのポイント

割安成長株を見つけるために、着目したのは主に下記の3点です。

<着目点>
・売上が成長しているか?
・EPSが成長しているか?
・PERは割安感あるか?

売上高

まず、成長する上で欠かせないのが、売上高が成長しているかどうかです。

売上高はトップラインとも言われ、企業成長をみる上では重要です。いくら利益が成長しても、売上が増加していかないといつか頭打ちになり、成長は止まってしまいます。そのため、トップラインである売上高が増加傾向にあるかは成長の持続性にも関わってきます。

EPS

次に、EPS(1株あたりの純利益)が成長しているかどうかです。

売上高が成長していても利益が成長していないと、本当の成長とは言えません。利益が後からついてくるパターンもありますが、割安成長株投資では、利益も伸びていることが大切です。

そして、単に純利益でなく、EPS(1株あたりの純利益)が成長しているか見ます。割安感を測るために、PERを用いるからです。PER=株価÷EPSですよね。例えば、EPSが増加し、株価が変わらないのであれば、PERはどんどん低くなり、割安感が大きくなります。純利益だけを見ていてはこうはなりません。

ただ、株式分割などがあるとEPSが急に半減したりするので、そこは注意が必要です。

PER

最後に、PERで割安かどうか見ます。

割安かどうか測る指標といえば、PERの他にPBRもありますが、ここではPERを用います。PERは事業価値、PBRは企業資産価値と測る指標が違います。割安成長株では、「どれだけ利益を生める事業があるか、今後どれくらい利益が生むことができる事業になるのか」に期待して投資します。そのため、PBRよりPERの方が適しているといえます。

割安感をみるときに、一概にはいえませんが、PER15倍以下なら割安とみても良いでしょう。成長率や業種によってこの限りではないので、注意してください。

上記の項目の数値をもとに、注目すべき銘柄を4銘柄紹介します。

注目銘柄4選

日本コンセプト

日本コンセプト、TOP画像

日本コンセプトは、タンクコンテナを用いた化学品、薬品、食品材料などの液体物流サービスを提供している企業です。船、トラック、鉄道を問わず、最適な輸送手段を組み合わせて国際複合一貫輸送しています。

下の表をご覧ください。直近5年間の数値をまとめてみました。

日本コンセプト、割安感・成長率

上の表より、

・売上平均成長率:+9.72%
・EPS平均成長率:+9.34%
・予想PER   :13.1倍

堅調な成長率であり、割安感も感じられます。

チャームケア

チャームケア、TOP画像

チャームケアは、近畿・首都圏で介護付き有料老人ホームを展開しています。高価格帯が強みです。M&Aに積極的で、堅調に部屋数や建物数を増やしています。

下の表をご覧ください。直近5年間の数値をまとめてみました。

チャームケア、割安感・成長率

上の表より、

・売上平均成長率:+22.38%
・EPS平均成長率:+52.81%
・予想PER   :15.8倍

2020年度に株式分割があったことを考慮して、EPS成長率は算出しました。高い成長率にも関わらず、予想PERは15.8倍と割安感も感じられます。

ブイキューブ

ブイキューブ、TOP画像

ブイキューブは、Web会議などのコミュニケーションサービスを提供しています。遠隔医療やネットでのセミナー開催支援もしています。他にもテレワーク用ブースも提供しています。

下の表をご覧ください。直近5年間の数値をまとめてみました。

ブイキューブ、割安感・成長率

上の表より、

・売上平均成長率:+12.42%
・EPS平均成長率:測定不能
・予想PER   :12.8倍

EPSはマイナスだった年もあり、EPS成長率は算出できませんでした。売上高成長率は堅調にも関わらず、予想PERは12.8倍と割安感も感じられます。

じげん

じげん、TOP画像

じげんは、求人や不動産情報を一括検索する集約サイトを展開しています。成果報酬型の課金に強みがあり、M&Aにも積極的です。

下の表をご覧ください。直近5年間の数値をまとめてみました。2022年度の企業予想はなかったので、四季報の数値を載せています。

じげん、割安感・成長率

上の表より、

・売上平均成長率:+16.91%
・EPS平均成長率:+15.06%
・予想PER   :12.6倍

成長率は高いですが、予想PERは12.6倍と割安感も感じられます。ただ、2021年度に一度EPSがマイナスになっているのは懸念点ではあります。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<2022年の相場>
2021年末から引き続き、グロース株には厳しい相場
→グロース株投資家にとっては、仕込みの年に

<割安成長株投資をするのはなぜか?>
純粋な成長株だと下げ続ける可能性がある
→割安な株であれば、下げ幅も限定的
→下がったとしても、割安感が大きくなる

<注目銘柄 4選>
・日本コンセプト
・チャームケア
・ブイキューブ
・じげん

みなさんは、どうお考えですか?

もし気になる銘柄があれば、事業内容やビジネスモデルを深掘りしてみてください。

さいごに

今回は、2022年の投資状況に合わせた銘柄、注目の割安成長株<4選>を紹介しました。

PERが低いということは買い手が少ないということです。つまり、「人気がない/リスクが高い」ということです。なぜ、そうなっているのかも合わせて考えると、投資の確度が増します。割安成長株に投資する際には、ぜひその点も考慮してから、「将来的にちゃんと株価は上がるのか、企業は成長し続けるのか」を見極めてからにしましょう。

いかがでしたか?参考になりましたか?
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