【HENNGE】DX銘柄!株価急上昇!2つの理由と成長性を解説

【HENNGE】DX銘柄!株価急上昇!2つの理由と成長性を解説投資・トレード全般
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どうもこんにちは、ヒラです。

みなさんは、HENNGEという銘柄はご存知ですか?
SaaS認証基盤を提供している会社です。
つまり、クラウド型セキュリティ事業と言えます。
今、社会的な流れとも言えるDX化ですが、そのDX関連株の代表的な銘柄の一つです。

そんなHENNGEですが株価は右肩下がりが続いています。
しかし先日、株価が急上昇しました。
一体、何があったのでしょうか?

最新の決算分析については、下の記事で解説しています。
 最新の決算分析を読みたい方は下からどうぞ。

ということで今回は、注目のDX株銘柄であるHENNGEの決算発表を分析しつつ、株価が急上昇した理由今後の成長性を解説していきます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
HENNGEについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

前回の決算については、以前ブログにて紹介しました。
こちらの記事を読むと、業績の推移が分かりやすく、今回の記事が理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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現在のチャート確認

下のチャートをご覧ください。
現在のHENNGEのチャートです。

株価は最近の相場の影響を受けて大きく下げ続けています

最近の相場悪化は、主に下記の2点の理由です。
・新型コロナ感染拡大による経済回復の鈍化
・テーパリング懸念

ただ、これらも少しずつ緩和されてきて、相場はよくなってきています。
ワクチン接種も徐々に進んできていますし、テーパリング時期も開始時期が明確化されていないことで、現在は投資家からの相場に対しての印象は悪くはありません。

そんな時に、株価は急上昇しました。
ストップ高です。
一体何があったのでしょうか?

その前に、まず直近の決算内容を確認しましょう。

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、今後成長が期待できる銘柄の一つとしてもHENNGEをみています。
したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
そのため、下記の項目に着目します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。

損益

直近では、2021年9月期の第3四半期決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

<進捗率>
まず、注目していただきたいのが進捗率です。
3Q時点で、どの項目も75%前後と順調です。

<四半期ごとの売上高>
注目していただきたいのが、四半期ごとの売上高です。
今四半期は、過去最高の売上高でした。
さすがSaaS銘柄ですね。
着実に毎四半期、最高売上高を更新しています。

続いて、サービス別にも確認しておきましょう。

サービス別

サービス別の四半期ごとの売上も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
サービス別の四半期売上
・対前年比(%)
・売上比率(%)

・HENNGE ONEのKPI

上記のことを載せています。

メインセグメントであるHENNGE ONE事業の売上は堅調です。
四半期ベースで最高値であることは好感が持てますね。

さらに、KPIであるARR/契約企業数/契約ユーザー数は、四半期ベースで最高値です。
これについても好感が持てます。
契約企業数や契約ユーザー数の増加については、上述しました広告宣伝費の重点投下による成果が出ているのでしょう。
ただ、解約率が少し増えているのが気になりますね
今は解約以上の企業数・ユーザー数が伸びていますが、解約率が低く定着率が高くなれば、もっと伸びていくはずです。

今後の成長性を計るために、もう少し詳しくKPIについても確認しておきましょう。

KPI

重要指標

KPIは、メインセグメントであるHENNGE ONE事業の
・解約率
・ARR(年間経常収益)

に着目します。

ARR = N(契約社数) × n(平均ユーザー) × ARPU(ユーザーあたり単価)

<HENNGEの成長戦略>
・短期的には契約社数の増加
・中長期ではARPU(ユーザー当たりの年間経常収益)の上昇に注力
 →2021年9月期に変曲点を作り、2022年9月期以降でARPU成長率上昇を目指す

上記達成のためには、ユーザー数が多いこと、解約率が低いことが必要になってきます。
上述した「サービス別」で挙げたユーザー数と解約率について確認しましょう。

ユーザー数と解約率


下図をご覧ください。
こちらは今回の決算説明資料にありました「平均月次解約率の推移」「契約企業数と契約ユーザー数の推移」です。

解約率が、前回に比べて上がっています。
まだ、0.24%という数値自体は、非常に低いです。
また、理論上の平均契約年数も、前回の約46年から、約35年と低下しています。
ストック型の収益モデルなので、解約率が低い=契約が続くことが収益の拡大につながるので、この数値は重要です。

ただ、それ以上に新規契約企業数/契約ユーザー数があったことで、契約企業数/契約ユーザー数が増加したと考えられます。
イベント・広告宣伝の効果があったと考えられますね。
今後は、この広告費が削減されても安定的な成長ができることに期待しています。

ARR

では、一番重要指標であるARRについて確認しておきましょう。
下図をご覧ください。
こちらは決算説明資料にありました「ARRとARPUの推移」です。

見ての通り、ARRは過去最高額です。
着実に、ARRを伸ばしています。
好感が持てますね。

他にも通期業績見通しに対する進捗や成長戦略など、気になる部分はたくさんありましたので、ぜひ決算資料を読んでみてください。
では、株価急上昇の理由を解説します。

株価急上昇の理由

株価が急上昇したタイミングは決算発表とは違いました。
この堅調な決算も後押しになりましたが、他の事象が主な要因です。
理由は2点考えられます。

理由1

下図をご覧ください。
こちらはホームページより引用しました、8/25の公表されたニュースです。


なんとアドビ株式会社の「Adobe Marketo Engage」と連携したのです。
「Adobe Marketo Engage」は、全世界で5000社以上の企業に導入されているアドビのエンゲージメント・マーケテイング・アプリケーションです。
メール配信に高い要件を求める顧客に対して、Adobe Marketo Engageの導入が増加することを期待されています。
したがって、うまくいけば、HENNGEにとってもユーザー数が大きく増加すると推測できます。

理由2

また、もう一点としてはrakumoのおかげでしょう。

どういうことか、下図をご覧ください。
こちらは決算説明資料にありました「事業投資」についての資料です。

見ての通り、投資先にrakumoがいることが分かります。
そして、さらに下図をご覧ください。
こちらはモーニングスター・・エクイティ・リサーチレポートです。

Overweight継続です。
>>>詳しくはこちらから

投資先であるrakumoが、モーニングスターから安定的ながら高成長のビジネスモデルに高評価を受けています。
このことで8/27にrakumoも同じく、株価が急上昇しました。
HENNGEも恩恵を受けることができるので、それに乗っかるようにHENNGEも株価が急上昇したのです。

今後の成長性

では、最後に今後の成長性はあるのか解説します。
成長さえしていけば、まだ株価は上がるはずですからね。

これまでは、KPIである契約社数の増加に注力していました。
しかし、ここからは別のKPIであるARPUの上昇が必要になってきます。
下図をご覧ください。
こちらは決算説明資料にありました「ARPU」についての施策です。

簡単にいうと、付加価値の提供新ライセンス体系による導入しやすいプランです。
付加価値を提供することでARPUの上昇を狙います。
さらに、ライトユーザーにも導入しやすいプランを用意することで、ユーザー数の増加も狙えます。

今、契約社数の増加の施策はうまくいっているので、今回のこの施策もうまくいけば加速的に成長することにも期待できます。
さらにアドビ社との連携の成果も期待できますし、今後が楽しみですね。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<決算内容>
・堅調な売上成長
・KPI:契約企業数/ユーザー数/ARR堅調、解約率は少し上昇

<株価急上昇の理由>
アドビ社のサービスとの連携
・投資先であるrakumoがモーニングスターから高評価

<今後の成長性>
ARPU上昇のための施策
アドビ社のサービス連携の成果
 ー これがうまくいけば加速的に成長できる

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、注目のDX株銘柄であるHENNGEの決算発表を分析しつつ、株価が急上昇した理由今後の成長性を解説しました。

当ブログとしては、分析していて楽しくなりました。
今後の成長に期待できますね。
これから広告宣伝などの成長投資がなくなったときに、どれくらい成長し続けられるか、どれくらい利益を出せるようになるかがポイントになってきそうです。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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主に、投資手法・銘柄分析・おすすめ本の紹介などをアップしていきます。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
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