【小型成長株分析】決算書を読む!オークファン<3674>

毎日ブログ55決算分析
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どうもこんにちは、ヒラです。

決算発表シーズンですね!
みなさん、次のターゲット銘柄は見つかりましたか?

当ブログでは、小型成長株投資とスイングトレードをメインにしています。
この決算発表シーズンは新たな小型成長株を見つけるチャンスの時期です!

企業が新たに業績予想や決算発表が出します。
その中で、たまに高い成長率赤字から黒字化した銘柄が出てくることがあります。
ここが狙い目です!

今回は、当ブログがターゲットにした銘柄の決算発表を分析していきます。
第3弾は、オークファンについてまとめます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・オークファンについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

今回の記事は、下の記事で説明しました銘柄選定法を用いています。
こちらの記事を読んでから、本記事を読むと理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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オークファン<3674>の概要

概要

オークファンのIRページです。

株式会社オークファン
中立的な立場の国内最大級、唯一のオークション、ショッピングの比較、検索サイト「オークファン」を運営する株式会社オークファンのコーポレートサイト。

概要を下表のようにまとめました。


この企業は、消費者に届けられることなく廃棄される約22兆円の法人在庫に着目し、創業来蓄積した大量の商品実売データを基に、これらの在庫を「適切な価格で」「適切なマーケットに」お届けする支援をしている会社です。

AIと膨大な蓄積データを用いて在庫価値を可視化・最適化したり、滞留商品の流通を支援しています。

注目する理由

まず、当ブログがなぜオークファンに注目した理由を説明します。
下記の項目で、スクリーニングをかけました。

・時価総額:500億円未満(時価総額の低さ)
・成長性 :売上成長率 10%以上、営業利益成長率 10%以上

以上の項目で絞り、その後事業内容を確認しました。
事業内容としても、上述しましたように、今後も需要がありそうな内容だと感じました。
最近は個人事業主として、せどり・手作り商品などのネット販売する人も増えています。
EC比率も増加傾向にあることは以前ブログでも書きました。
したがって、活用される機会も増えるはずと考えました。

しかし、上場年が2013年なので、以前ブログに書いた内容には当てはまっていませんが、
成長率・時価総額の低さ・ビジネスの内容から「ポテンシャルがあるのでは?」と思い、調べてみることにしました。

次に、直近の決算内容を確認していきましょう!

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、小型成長株としてオークファンを検討しています。
そこで一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
もちろん、スクリーニングでは成長性の高さをわかりましたが、それが直近も維持されているか確認します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、ブログでは重視するところを取り上げていきます。

損益

2020年9月期の通期の決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

今回の通期の進捗率を見て分かるように、ほぼ計画通りの業績になったようです。
そして注目したいのが、今期の予想です。
・売上 +38%
・営業利益 +59%
・経常利益 +55%
・純利益 +87%
という成長率の高さです!

しかし、四半期ごとにみるとバラツキがあるように見えます。

次に、セグメント別の売上・利益についても確認しておきましょう。

セグメント別

セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
・主な事業内容
・セグメント別の四半期売上、累計売上、四半期利益、累計利益
・累計対前年比(%)
・セグメント比率(%)

上記のことを載せています。

まず、こちらの利益のセグメント比率ですが、3事業の利益から調整費が引かれるようです。
なので、単純に表のセグメント比率を足しても100%になりませんが、あくまでも目安として、どの事業がどれくらい占めているのかご確認ください。

見て分かるように、売上・利益ともにバラツキがあることが分かります。

下の図をご覧ください。
これは第2四半期時の決算説明資料から抜粋した、「セグメントの売上・営業利益の推移と予想」のグラフです。

インキュベーション以外の2事業を「主力事業」として、Q3,4で伸びる想定にしていましたが、結果はインキュベーションありきの成長でした。
さらに、下表もご覧ください。
こちらは、今回の通期決算短信からの引用です。

見て分かるように、利益の約半分はインキュベーション事業でまかなっています。
まだまだ主力事業の2つだけでは、主力というには物足りない印象です。

このようなセグメント別の業績でしたが、上述しましたように今期の予想はとても高い成長率に設定されています。
社会のオンライン取引の増加やEC比率の増加から、市場は好調に推移すると見ているようです。

今までの業績を見ている限りでは、主力事業だけでは厳しいように感じます。
インキュベーション事業も伸びるのだろうか、検討の余地はありますね!

KPI

最後にKPIも確認しておきましょう。
下は、IRニュースから抜粋したものです。

オークファンでは、月次でビジネス利用アカウントの推移を出しています。
こちらは、収益の源泉とも言えるので、これが上昇傾向なのは好印象です!

また、下のグラフもご覧ください。
こちらは直近のオークファンの日足のチャートです。

11/13に決算発表があり、そこから株価は急騰しました。
これで注目したいのはPERです。

<決算発表前>
株価1500円 / 2020年度計画 純利益4.3億円 → 予想PER:35.8倍

<決算発表後 現在>
株価2112円 / 2021年度計画 純利益8.0億円 → 予想PER:27.3倍

なぜ、このような比較をしたかというと、現在株価は決算発表前よりも大きく上がっているものの、予想PERは下がっているのです。
「当たり前だろ、計画で純利益が上がったんだから」と思われるかもしれませんが、そこがポイントです。
逆に、決算前の予想PERの水準まで上がる可能性があるかもしれないのです。
そのPER:35.8倍を目標株価とすると、

<目標株価>
PER:35.8倍 / 2021年度計画 純利益8.0億円 → 株価2770円前後

上記のような数値になります。
しかし、ここで気をつけたいのが、投資家みんながこのPERを水準設定にしているかどうかです。
投資家によってはもっと長いスパンで見て、「25倍が水準だろう」と考える人もいるし、「最大50倍以上つけたから、そこもあり得るだろう」と考える投資家もいるはずです。
そこは牽制しあうことになるかもしれません。
すでに、投資家たちはこの急騰した株価が、その水準だと認識している可能性もあります!

今後の見通し

以下、今後の見通しです。

<今後の見通し>
・計画としては成長性がある。
 ー しかし、主力事業だけでは厳しそう、投資事業に頼る部分は大きいと予想
ビジネスアカウントの推移は堅調
 ー 成長性の源泉として好印象
・PER的に株価はまだ上がる可能性があり
 ー しかし、この水準設定が他の投資家と合っていないと損することも。

とりあえず、当ブログとしては、
・計画とPERをみる限り、買ってもいいのかな
・ただ、今は25日移動平均線乖離率が高いので、もう少し落ち着いてからタイミング見て買いたい

と考えています。

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、当ブログがターゲットにした銘柄の決算発表を分析しました。
第3弾は、オークファンについてでした。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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このブログでは、無職である僕が、投資と生きていくために得た知識や技術、経験、変化をアップしていきます。
主に、投資手法・銘柄分析・おすすめ本の紹介などをアップしていきます。
ときどき、無職の方・無職になる方向けにタメになるような情報もアップできれば、と考えています。

ぜひ、他の記事もご覧ください!

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「なんか仕事やめたい」「投資で生きていけるかな」「小型株始めたいな」という方の参考になれば幸いです!

これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

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