どうもこんにちは、平凡サラリーマン投資家のヒラです。
みなさんは、ミンカブという銘柄はご存知ですか?
投資家の多くが利用している資産形成情報メディア「MINKABU」を運営している企業です。投資家のあいだでは知らない人はいないくらい、有名なメディアです。そのため、投資家たちからの注目が高い銘柄の一つです。
そんなミンカブですが、5/12の取引時間後に決算発表があり、その翌日には株価が大きく上がりました。そして、2023年度以降も成長が期待ができる内容でした。
今回は、株価が上昇したミンカブの決算を分析し、今後の成長性について解説していきます。
この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・ミンカブについての情報を共有したい
・ミンカブの今後について知りたい
・意見交換したい
上記のような方におすすめです!
前回の決算については、以前ブログにて紹介しました。こちらの記事を読むと、業績の推移が分かりやすく、今回の記事が理解しやすくなります。
では、早速行ってみましょう!
ミンカブの株価チャート
まずは、最近の株価の値動きを確認しておきましょう。
下のチャートをご覧ください。直近6ヶ月のミンカブの日足チャートです。
見ての通り、11月下旬から株価は下落傾向にあることが分かります。これは株式相場悪化のためです。立て続けに株式市場には悪い材料が出てきました。主な理由は下記の通りです。
<相場悪化の原因>
・日本での金融所得課税増税が話題に
ー 株式投資離れ、今のうちに手仕舞いする投資家の増加
・米国でのインフレ加速、テーパリング早期化
ー 利上げ早期化
ー 米国長期金利上昇
→ 株式のリターンに対して相対的評価低下
・ウクライナの地政学的リスク
ー ロシアからヨーロッパへの原油・天然ガスの経由地であるウクライナで、戦争勃発か?
ー ロシアからのエネルギー供給減予測
→ 世界エネルギー価格高騰
→ コロナ感染拡大と併せて、世界経済にダブルパンチ
上記のことから、特にグロース株相場が悪化しています。軒並み株安になっており、もちろんグロース株であるミンカブも、もれなく株価は下がり続け、株価は高値から1/2以下にまで下がってしまいました。
さすがに下げすぎたか、2月下旬・3月上旬に底をつき、株価は戻してきました。しかし、また相場は悪化し下げ始めてきた時の決算発表でした。「株価の少しでも底上げになれば」と期待していましたが、株価は期待通り、上昇してくれました。今後の成長にも期待が持てる内容でした。
一体、どんな決算だったのでしょうか?
では、今回の決算を確認しましょう。
決算内容
決算のみどころ
当ブログでは、今後も成長できる銘柄としてミンカブをみています。したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)
について着目していきます。
もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。そこにも目を通しますが、ブログでは重視するところを取り上げていきます。
業績
直近では、2022年3月期の通期決算が発表されました。
短信では、売上や利益が累計で出されています。当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)
を算出しています。
こちらの表をもとに、ポイントを絞って解説します。
2023年度業績予想
まず注目していただきたいのは、2023年度業績予想です。
売上高/営業利益/経常利益/純利益の順に、+36.8/+43/+35.3/+7.8%です。売上高・営業利益・経常利益が+30%以上の大幅増加が予想されています。これには好感が持てます。
この理由があります。下記の3点です。
<業績予想大幅増加の理由>
・メディア事業で広告施策を加速させ、スケール拡大の速度を高める
・新規システム系ソリューション事業に参入
・既存情報系ソリューションは大型案件を獲得
上記のことより、大幅増加の業績予想がされました。確かに上記のことがうまくいけば、できそうな感じがしますね。
四半期ベースの収益
次に注目していただきたいのは、四半期ベースでの収益です。
四半期売上高・営業利益は過去最高額になりました。これの要因は後述します。
では、セグメント別についても、見ておきましょう。
セグメント
セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。下の表をご覧ください。
・セグメント別の四半期売上、累計売上、四半期利益、累計利益
・累計対前年比(%)
・セグメント比率(%)
上記のことを載せています。
メディア事業
メディア事業では、売上高が前期比+53%と大きく増加しました。これは広告宣伝をしたことにより、スケール拡大し広告収入が増加。さらに課金サービス拡大したことで、課金収入も増加したことが要因です。売上・利益ともに、過去最高額となりました。
ただ、メディアサイトへの月間訪問ユーザー数は、四半期ごとにだんだん下がってきています。これは相場が厳しいことで、利用者が減少していることが理由です。株式市場の影響もあるということは留意しておきましょう。
ソリューション事業
ソリューション事業では、売上高が前期比+19.5%と前年と比べて、成長率が鈍化してきているように見えます。ただ、こちらも過去最高の四半期売上高・利益です。月額利用料等のストック売上が増加しつつ、新規導入案件の初期・一時案件を堅調に獲得したことが要因です。
では、以上のことをもとに、決算発表翌日の株価上昇の理由を解説します。
株価上昇の理由
今回の株価上昇の理由は、上述しましたような高成長の表れです。
<高成長の表れ>
・前期比で収益ともに高い成長率
・2023年度予想も収益ともに高い成長率
さらに、下図もご覧ください。こちらは、決算説明資料にありました「売上高100億円超体制」についての資料です。
図にある年率平均成長率40%増収体制が現実味を帯びてきました。この体制が整えば、2024年度には、売上高100億円に届きそうな計算です。そして、それ以降も高い成長率が続くとなれば、「株価は上がる」と感じた投資家たちが買ったのです。
最後に、どのように事業を展開していくのか、今後の成長性について解説します。
今後の成長性
ミンカブが、どのように年平均40%増収体制構築するのか。簡単にまとめると、下記の通りです。
<年率40%増収体制構築>
・メディア事業
→日経・QUICK・ミンカブのシナジー効果
ー 日経電子版×株探
ー NIKKEI ID×アセプラ
→資産形成層が抱える課題を網羅的にサポート
ー ロボアド、教育事業、店舗事業
・ソリューション事業
→情報系ソリューションに加え、システム系ソリューションにも参入
ー 業績予想アルゴソリューション(AIによる企業業績予想)
ー MINKABU API Solution(マーケットデータと金融執行系APIを融合したAPIを提供)
ー 金融機関コールセンター業務支援デジタル接客ソリューション(LINEで全て完結)
ー WEB3×ブロックチェーンを活用したソリューション
日経やLINEなどのビッグネームや、WEB3やロボアドなどのトレンドもあり、これは期待が高まりますね。これがうまく稼働し、シナジー効果が生まれれば、確かに40%成長もしていくことでしょう。今後が楽しみですね。
まとめ
以下、今回の記事のまとめです。
<決算内容>
・2023年度予想は高い成長率
・四半期収益は過去最高額
・両セグメントも堅調
<株価上昇の理由>
高成長の表れ
ー 高い業績予想
ー 堅調な業績
<今後の成長性>
・メディア事業
→日経・QUICK・ミンカブのシナジー効果
ー 日経電子版×株探
ー NIKKEI ID×アセプラ
→資産形成層が抱える課題を網羅的にサポート
ー ロボアド、教育事業、店舗事業
・ソリューション事業
→情報系ソリューションに加え、システム系ソリューションにも参入
ー 業績予想アルゴソリューション(AIによる企業業績予想)
ー MINKABU API Solution(マーケットデータと金融執行系APIを融合したAPIを提供)
ー 金融機関コールセンター業務支援デジタル接客ソリューション(LINEで全て完結)
ー WEB3×ブロックチェーンを活用したソリューション
みなさんは、どうお考えですか?
さいごに
今回は、株価が上昇したミンカブの決算を分析し、今後の成長性について解説しました。
当ブログとしては、注目している銘柄だけに決算を楽しみにしていました。今後の成長については期待感が増しました。売上高100億円と言わず、200億円超えを期待しています。中長期的にホールドしたい銘柄です。
いかがでしたか?参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?
今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!
株式投資に絶対はありません。ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
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