【初心者必見】イベント投資法のための用語まとめ+株価の値動き予測

01_08投資・トレード全般
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どうもこんにちは、ヒラです。

現代社会では、Twitterやブログ、TV、Line@など様々なメディアで株式投資のニュース・情報を得る事ができますよね。しかし、「この用語よく見るけど、よく分からない」「この用語が出たら、結局株価はどうなるの?」ということはありませんか。

この記事において、株式投資初心者に対して、よく見る用語・キーワードについて簡単に説明します。
さらに、この用語の発表があった時の、株価の値動き予測も併せて説明します。

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用語説明

それでは早速、よく目にする用語をピックアップして、説明していきます。

新株予約権

新株予約権とは、それを発行した株式会社に対して権利を行使することによって、その株式会社の株式の交付を受けることができる権利のことです。

自社株買い

自社株買いとは、企業が発行した株式を、その企業が買い戻すことです。
企業は、買い戻した後に消却することで発行済み株式数を減らすことができます。その結果、1株当たりの利益や資産価値を向上させることになり、経営指標を良くすることができるのです。

ストックオプション

ストックオプションとは、会社が取締役や従業員等に対して与える、あらかじめ決められた価額(権利行使価額)で一定期間内に一定数の自社の株式を取得することのできる権利のことです。

公募増資

公募増資とは、新しい株式を発行するに当たり、不特定かつ多数の投資家に対して取得の申し込みを勧誘することです。

立会外分売

立会外分売とは、取引所における取引時間外(立ち会い外)に、上場株式のまとまった売り注文を小口に分けて、不特定多数の投資家に売り出す売買方法のことです。

TOB/公開買付け

TOBとはTake Over Bidの略で、上場会社の株券等を、あらかじめ買付価格、買付予定数、買付期間等の条件を公告し、条件に同意した株主から市場外で買い付けることです。

第三者割当増資

第三者割当増資とは、株主であるか否かを問わず、特定の第三者に新株を引き受ける権利を付与して、新株を引き受けさせる増資のことです。

増配

増配とは、多くの企業は利益の中から株主への還元策として定期的に配当を出しますが、業績改善や株主重視策としてこの配当を増やすことです。

アク抜け

アク抜けとは、一般的に株価が下がるにはそれなりの理由が存在しますが、それら悪材料が出尽くして、株価が安定もしくは下げ止まった状態のことです。

先物主導

先物主導とは、株式相場において、現物市場と先物市場の間で先物市場の値動きが先行していることです。
たとえば、日経平均株価と日経225先物は基本的に連動しますが、時間差で先物市場に大量の売りものが入り価格が下落、これを受けて現物市場の日経平均株価も下げることがあります。

株価の値動き予測

つぎに、用語を目にしたとき、これによって株価は上がるのか、下がるのかを説明します。

新株予約権

新株予約権が発表されると、基本的に株価は下がります。
なぜなら、新株が発行されるということは、株数が増えるということです。そうなると、1株あたりの株の価値が希薄化してしまうのです。
よって、株価は下がってしまうのです。

自社株買い

自社株買いが発表されると、基本的に株価は上がります。
なぜなら、自社で市場の株を買い戻すということは、発行済み株式数が減ることになります。そうなると、1株あたりの株の価値が高まります。さらに、1株あたりの利益も上がることも期待されます。
よって、株価は上がるのです。

ストックオプション

ストックオプションが発表されると、短期的には下がるかもしれませんが、中長期的には上がると想定されます。
なぜなら、上述しているように、通常、株数が増えるということは、1株あたりの株の価値が下がってしまいます。
しかし、企業側としては株価を上がれば、自分たちは株価上昇による利益が得られるので、モチベーションは上がります。それにより、事業拡大や業績向上が推測できます。
よって、中長期的に株価は上がるのです。

公募増資

公募増資が発表されると、基本的に株価は下がります。
上述しているように、新株が発行されるということは、株数が増えるということです。そうなると、1株あたりの株の価値が希薄化してしまうのです。
よって、株価は下がってしまうのです。

立会外分売

立会外分売が発表されると、基本的に株価は上がります。
なぜなら、株主数・流通株式数を増えることで、売買が活発化します。そうなることで、株価が上がるのです。

また、立会外分売の目的として、「株主数を増やす」ということもあります。東証二部やJASDAQ、マザーズに上場している銘柄で、東証一部昇格を狙っている企業は、昇格条件である株主数が足りていない場合があります。そこで、大株主の株を立会外分売で売却し、株主数を増やそうとするのです。
特に、東証二部銘柄で株主数以外の昇格条件を満たしている会社が立会外分売を行うと、「東証一部昇格が近い」と投資家たちに推測され、多くの買いが入り値上がりする事があります。

TOB/公開買付け

TOB/公開買付けが発表されると、基本的に株価は上がります。
TOB/公開買付けでは、通常よりも高値で株式を買い取らなくてはなりません。市場ではこのTOB価格に近づくように株価は上がります

第三者割当増資

第三者割当増資が発表されると、株価は上がる可能性も、下がる可能性もあります。

下がる可能性としては、上述しましたように、新株が発行されるということは、株数が増えるということです。そうなると、1株あたりの株の価値が希薄化してしまうのです。また、第三者割当増資が経営状況悪化によるものだと、既存株主が株を手放し、株価が下がる可能性が高まります。

上がる可能性としては、ポジティブな理由で行われた場合です。事業拡大業務提携の相手先や、取引先との関係安定化を図るときなどは、株価が上がる可能性が高まります。

増配

増配が発表されると、基本的に株価は上がります。
なぜなら、配当金が上がることで、株主還元が高まり、投資家たちから好感を持たれることになります。そうなることで株が買われ、株価が上がるのです。

アク抜け

アク抜けが発表されると、基本的に株価は上がります。
なぜなら、投資家たちは将来を見込んで株を購入します。したがって、「悪い情報が出切ったなら、上がるしかない」という思考が出て、買いが入ります。
よって、株価は上がるのです。

先物主導

用語説明にも書きましたが、現物市場と先物市場の間で先物市場の値動きが先行しています。
よって、先物が下がれば、現物市場も下がり、先物が上がれば、現物市場も上がると予測できます。

さいごに

今回は株式投資初心者の方向けに、よく目にする用語の説明まとめと、さらにその用語が発表されたとき、どう株価は動くかの予測を紹介させていただきました。

下記に、用語に対しての株価予測をまとめました。

<株価予測>
・新株予約権 : 下降↘︎
・自社株買い : 上昇↗︎
・ストックオプション : 中長期的に上昇↗︎
・公募増資 : 下降↘︎
・立会外分売 : 上昇↗︎
・TOB/公開買付け : 上昇↗︎
・第三者割当増資 : 上昇↗︎ or 下降↘︎
・増配 : 上昇↗︎
・アク抜け : 上昇↗︎
・先物主導 : ※先物に準ずる 

ここまで、読んでくださり、ありがとうございます。
参考になれば幸いです。

株式投資に絶対はありません。
したがって、取引はあくまで、自己責任でお願い致します。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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