【株価横ばい】プレイドの決算!高成長なのに株価が上がらない理由

【株価横ばい】プレイドの決算!高成長なのに株価が上がらない理由投資・トレード
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どうもこんにちは、平凡サラリーマン投資家のヒラです。

みなさんは、プレイドという銘柄はご存知ですか?

プレイドは、Googleとも戦略連携している注目銘柄です。CXプラットフォームである「KARTE」を運営しており、データを活用して企業活動を支援する企業です。

先日11/9の取引時間後に通期決算発表があり、その翌日には株価は急上昇しました。しかし、それも1日だけで、その後はもみ合いになってしまい、さらに下げに転じてしまいました。来期の売上予想を見るに、引き続き高い成長率なのに、なぜもっと株価は上がらないのでしょうか?どこか違う点で懸念事項でもあったのでしょうか?

というわけで今回は、高成長なのに株価が上がらないプレイドの決算を分析し、株価が上がらない理由を解説していきます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
プレイドについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

前回の決算については、以前ブログにて紹介しました。こちらの記事を読むと、業績の推移が分かりやすく、今回の記事が理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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株価チャートを確認

下のチャートをご覧ください。直近6ヶ月のプレイドの日足チャートです。

直近6ヶ月のプレイドの日足チャート

下がり続けていた株価は8月の決算発表を機に、上昇し始めました。そして、株価3,300円付近を天井とし、その後はもみ合いが続いていました。

先日11/9の取引期間後に決算発表があり、その翌日には株価は急上昇しました。しかし、上昇トレンド転換には至らず、株価は上値でもみ合い、また下がり始めてしまいました。

決算をさらっと見た印象としては、そんな悪い決算にも見えませんでした。なんなら、売上成長が引き続き高くて好印象を受けたくらいです。しかし、株価はトレンド転換するほど盛り上がらなかったのです。いったい、なぜでしょうか?どんな決算だったのでしょうか?

では、今回の決算内容を確認しましょう。

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、今後成長が期待できる銘柄の一つとしてもプレイドをみています。したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。そのため、下記の項目に着目します。

項目としては、
・業績(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。

業績

今回は、2021年9月期の通期決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。下の表をご覧ください。

四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

プレイド、業績推移

上の表をもとに、ポイントを絞って解説します。

業績予想

まず、注目していただきたいのが、業績予想です。

下図をご覧ください。こちらは決算短信にありました「来期業績予想」です。

プレイド、業績予想

来期予想は、下限と上限があるレンジ予想になっています。これは新規事業に挑戦するので、不確実性があるためにレンジ予想としたそうです。売上高に関しては、新規事業のあまり見込まない場合が下限、一定ある程度を見込むと上限という考え方をしています。上の表では、このレンジの中間値を入れています。

売上の成長率は、+36.3〜43.8%と高い成長率が維持されていることが分かります。しかし、営業利益/経常利益/純利益はマイナスです。それも多額の赤字になっています。

2021年度の実績で、「ようやく営業利益も黒字になってきた、これから黒字が膨らんでいくぞ」と期待していたところに、大きな赤字を突きつけられた印象です。そして、ここ数年で一番大きな赤字です。

これはがっかりした投資家も多いでしょう。

四半期ごとの売上高

次に注目したいのは、四半期ごとの売上高です。

プレイドは、95%程度がストック型の収益です。それもあり、2020年度の1Qから四半期ごとに売上が増加していることがわかります。着実に、今四半期も過去最高額を更新です。これは堅調なので、安心感が持てます。

続いて、成長基盤があるか、KPIについても確認しておきます。

KPI

成長性があるか確認するために、KPIについても確認しておきます。

ARRとNRR

ストック型収益モデルで大切な指標、ARRとNRRを確認します。

二つの指標を簡単に説明すると、

・ARR:年間ストック売上=MRR(月次ストック売上)×12ヶ月
 ー年間どれくらいのストック性の売上をたてられるかを測る
・NRR:売上維持率(※プレイドは直近3ヶ月の平均)
 ー前年MRRから、今年度同月MRRがどれくらい増えたかを測る

以上を踏まえまして、下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「ARRとNRR」についての資料です。

プレイド、ARRとNRR

見て分かるように、ARRは前年から+32.3%と大幅増加しています。内訳は、新規獲得により+21.6%分、既存取引拡大から+10.7分です。新規をうまく獲得できるていることが見てとれます。NRRも111.7%と、前年よりもMRRが増えていることが分かります。

どちらも好調なので、好感が持てます。

契約件数と契約単価

プレイドの成長で大切になるのは、契約件数と契約単価の増加です。プレイドの売上は約95%がサブスクで成り立っています。そのため、「売上 = 契約件数 × 契約単価」でざっくりとした売上は計算できてしまいます。

下図をご覧ください。こちらは今回の決算説明資料から引用しました「契約件数および契約単価」です。

プレイド、契約件数と契約単価

見て分かるように、契約件数と契約単価のどちらも毎四半期増加しています。どちらも数値として伸びたことが高い売上成長率の理由のようです。これは好感が持てますね。

他にも市場やビジネスアップデート、長期財務モデルなど、気になる部分はたくさんありましたので、ぜひ決算資料を読んでみてください。

最後に、株価が上がらない理由を解説します。

株価が上がらない理由

新規事業

ひとつめは、新規事業のためです。

プレイド自身も決算発表で述べてましたが、不確実性があります。これまで高いサブスク比率で堅調に事業をしてきた印象ですが、不確実性が出てくると、投資しづらくなります。

業績予想

ふたつめは、業績予想のためです。

上述しましたように、「2021年度は営業利益が黒字化、このまま2022年度は利益拡大だ」と期待していた投資家は多かったでしょう。しかし、今回の決算発表で、2022年度の業績予想を見ると赤字拡大でした。それもこれまで以上に大きな額でした。このことから、利益回収フェーズを楽しみにしていた投資家が離れてしまったと見えます。

グロース株投資家の中には、「売上成長は高くても、営業利益がなければ投資対象しない」「売上も利益も毎年成長していく企業に投資する」という人もいます。そういう投資家が注目してたはずですが、今回の業績予想を見て「また来期までおあずけだな」と投資対象から外したのでしょう。

また、上述したように新規事業の不確実性のために、2022年度予想はレンジ予想になっています。売上高に注目すると、下限:74.19億円/上限:78.28億円です。来期は、2021年度9月に連結化された株式会社Emotion Techの業績が通期分寄与されます。どれくらい寄与するかというと、下図から寄与する売上金額は約5.13億円程度になることが推測できます。

では、この寄与分を引いたらプレイド単体の成長が分かりそうです。下限と上限をそれぞれ引いてみます。そうすると、売上予想下限:69.06億円(+26.8%)/上限:73.15億円(+34.4%)です。

つまり、単体で見ると、下限だと従来成長より少し低い成長率になってしまいます。上限だと、従来通りの成長率です。これもあり、成長鈍化懸念を抱いた投資家もいるでしょう。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

決算内容
・2022年度業績予想
 ー 売上成長高い
 ー 赤字拡大
・四半期売上高が最高額を更新
・KPI堅調

<株価上がらない理由>
新事業
 ー これまで安定に見えてた事業に対し、不確実性が高くなった
・2022年度業績予想
 ー 赤字大幅拡大
 ー プレイド単体の成長が下限だと成長鈍化懸念

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、高成長なのに株価が上がらないプレイドの決算を分析し、株価が上がらない理由を解説しました。

2022年度は赤字拡大、さらに成長性も維持できるかどうかの懸念もあります。しかし、ストック売上比率の高さ、堅調なKPIは好感が持てます。これは判断が難しいので、大きく上がりも下がりもしないのも納得です。利益回収フェーズがいつから始まるかも見えないので、当ブログとしては投資しづらいですね。ただ、大きく下がるようなら、長期的成長に期待して買ってもいいかなと考えています。

いかがでしたか?参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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