【BASE】決算分析!なぜ株価下落が止まらない?その理由を解説

【BASE】決算分析!なぜ株価下落が止まらない?その理由を解説決算分析
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どうもこんにちは、ヒラです。

みなさんは、BASEという銘柄はご存知ですか?
こちらの銘柄はコロナショックの安値から、半年でテンバガー以上、20倍の株価を達成した銘柄です。
まさにコロナ銘柄として代表的な銘柄の一つと言えます。
どんな事業をしているのかというと、ネットショップ作成支援をしてくれる会社です。
EC市場が活発になる一因にもなる誰もが簡単にネットショップを作成できるサービスを提供しています。
そんなBASEですが、最近は株価がずっと下がっています。
8/5に決算発表がありました。
その翌日、株価はまた下がってしまいました。
どんな決算だったのでしょうか?
そして、なぜ株価下落は止まらないのでしょうか?

今回は、株価下落中のBASEの決算を分析し、株価下落が止まらない理由を解説していきます。

最新の決算分析については、下の記事で解説しています。
 最新の決算分析を読みたい方は下からどうぞ。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
BASEについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

前回の決算については、以前ブログにて紹介しました。
こちらの記事を読むと、業績の推移が分かりやすく、今回の記事が理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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現在のチャート確認

下のチャートをご覧ください。
こちらは直近6ヶ月のBASEの日足チャートです。

株価は、テンバガーになった昨年10月の高値を形成してから、その後は大きく波打ちながら下落傾向です。
8/5に決算があり、また株価を戻してくれることに期待したのですが、決算発表翌日はまた下がってしまいました。
どんな決算だったのでしょうか?

では、今回の決算内容を確認しましょう。

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、今後成長が期待できる銘柄の一つとしてもBASEをみています。
したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
そのため、下記の項目に着目します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。

損益

直近では、2021年12月期の第2四半期決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

<進捗率>
まず注目していただきたいのが、進捗率です。
BASEはレンジで予想値を出していましたが、当ブログではその中間値で表に入れています。
業績予想では、各利益はマイナスのため、今回は売上高のみに注目します。
売上高の進捗率は46%です。
業績予想を達成した過去を見てみると、46%/47%であり、例年どおり順調なことがわかります。

<四半期ベースでの売上高>
次に注目していただきたいのが、四半期ベースでの売上高です。
1Qと比べ、売上高は増加しています。
ただ、コロナ特需があった前年と比べると、-4%と下回っています
ここを上回ってくると好感が持てたのですが、まだ厳しいようです。

続いてはセグメント別にも見ておきましょう。

セグメント別

セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
・セグメント別の四半期売上、四半期利益
・対前年比(%)
・セグメント比率(%)

上記のことを載せています。

ここで気になるのは、メインセグメントであるBASE事業の売上です。
2020年度の2Qをピークに減少傾向にあった売上高が、ようやく前四半期を上回るようになりました。
ただ、まだコロナ特需のあった前年2Qほどの水準ではありません
投資家は成長に期待しているので、ここを上回ることを期待しています。

BASE事業がなかなか復調しない中、PAY事業が好調に伸びてきていますね。
これまでで最高の売上高です。
ここも伸びてくると、加速度的な成長が期待できるので、好感が持てます。

成長基盤はどうなっているのか、KPIについても確認しておきましょう。

KPI

下図をご覧ください。
こちらは今回の決算説明資料にありました「GMV」についての資料です。
メインセグメントであるBASE事業の売上構成は下記の2点です。

<BASE事業の売上構成>
GMV(流通総額)に手数料率を乗じて算出される決済・サービス手数料
・特定の決済方法の決済毎に定額で受け取る購入者手数料

したがって、ここではBASE事業のGMVに着目することとします。

やはり、まだコロナ特需のあった2020年度2Qが一番GMVが高いままですね。
コロナショック後から高い水準で安定しているといえば、安定しています。
しかし、今期は利益マイナスの投資フェーズにも関わらず、大きな成長性が見えないのは不安になります。
投資家たちも、高い成長性を期待しているはずなので、これは嫌気がさすでしょう。
売店数は堅調ですが、今後アフターコロナになり、これからGMVが増えていくかが成長性を図るポイントになると考えています。

他にも今後の方針や先行投資など、気になる部分はありましたので、ぜひ決算資料を読んでみてください。
では、最後に株価下落が止まらない理由を解説します。

株価下落が止まらない理由

今回の決算は、良いとは言いづらいですね。
まず前提として、今期は業績予想でもわかるように利益がマイナスの投資フェーズです。
利益がマイナスなのは仕方がありません。
ただ、その分売上成長に期待している部分があるのです。

そのため、収益の源泉となるGMVが大きく成長していないことが、投資家にとっては嫌気がさします
グロース株としての期待が高いがばかりに、生半可のGMV成長では納得しないのです。
コロナ特需の水準を超えるくらいでないと。
したがって、投資家は株を手放し、株価は下がってしまったのです。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<決算内容>
・進捗率:順調
・業績やGMVもコロナ特需があった前年と比べると、まだ低い

<株価下落が止まらない理由>
投資フェーズにも関わらず、収益源となるGMVが期待より伸びていないため
ー 投資家からの期待が高いために、生半可な成長では物足りない

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、株価下落中のBASEの決算を分析し、株価下落が止まらない理由を解説しました。

コロナ特需で終わらず、もっと成長してほしい/できる銘柄だと感じています。
コロナ特需の水準は越えるようにならないと、なかなか今後の成長性も見えてこず、投資しづらいですね。
アフターコロナでも成長が見えるような材料があれば良いのですが、それもまだ感じられませんでした。
次の決算に期待です。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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