【カナミック】決算分析!なぜ株価下落は止まらない?理由を解説

投資・トレード全般
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どうもこんにちは、ヒラです。

みなさんは、カナミックという銘柄はご存知ですか?
クラウド利用によって地域包括ケアを実現させる会社です。
最近、株価はずっと下落中です。
そんな時の決算発表でした。
「これを機に株価下落は止まってくれるか」と期待しましたが、決算発表翌日も株価は下落しました。
なぜ下がり続けるのでしょうか?
また、どんな決算だったのでしょうか?

今回は、カナミックの決算発表を分析し、株価下落の理由を解説していきます。

最新の決算分析については、下の記事で解説しています。
 最新の決算分析を読みたい方は下からどうぞ。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・カナミックについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

この銘柄の前回の決算については、以前ブログにて分析しました。
前回の決算が気になる方は、下の記事をご覧ください。
こちらの記事を読んでから、本記事を読むと理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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現在のチャート確認

下のチャートをご覧ください。
現在のカナミックのチャートです。

見ての通り、4月から株価は下がり続けています。
一度、5月の決算を機に株価は上がりましたが、その後また株価は下降トレンドです。

このチャートの形ですが、ほぼマザーズ指数と同じ動きです。
マザーズは、国内グロース株の相場を判断するときの目安になっています。
このことから、国内グロース株全体の地合いが悪く、カナミックもつられてしまっているのです。
つまり、相場に大きく影響されているのです。

ただ、今回の8/5の決算発表翌日である、8/6の株価は下落してしまいました。
一方、マザーズ指数はプラスでした。
このことから「決算は悪かったのかもしれない」と懸念がありますね。
なので、これまでは相場の影響が大きかったですが、決算発表翌日の株価下落から業績によるものに変わったかもしれません。

では、今回の決算内容を確認しましょう。

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、小型成長株の対象としてカナミックをみています。
したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
株価は右肩上がりなのはわかりましたが、それが決算に反映されているためなのか確認します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、ブログでは重視するところを取り上げていきます。

損益

直近では、2021年9月期の第3四半期の決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

<進捗率>
まず、注目していただきたいのは、進捗率です。
上方修正されても、それぞれの進捗率は74/80/80/81%となっています。
過去の実績から見ても、好調なペースです。
このままなら、今期の業績予想を上回りそうですね。

<営業利益率>
次に、注目していただきたのは、営業利益率です。
3Q時点の累積で、売上高:1,555百万円、営業利益:637百万円です。
営業利益率を算出すると、41%と非常に高い水準です。
過去の実績の中でも、一番高い数値です。

<四半期ベースの売上高>
最後に、注目していただきたいのは、四半期ベースでの売上高です。
前四半期2Qと今四半期3Qの売上高ですが、対前年比では高いものの、なかなか伸びていません。
業績予想でもそれは出ていますが、せっかく利益率が高いのに、トップラインである売上高が伸びないと、いつか利益成長も頭打ちになってしまいます。
少しもったいない気がしますね。

では、サービス別についても、見ておきましょう。

サービス

サービス別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
・主な事業内容
・サービス別の四半期売上
・累計対前年比(%)
・サービス比率(%)

上記のことを載せています。

メインサービスである「クラウド」は安定的に売上が増加しています。
メインサービスであるクラウドサービスは、ストック型の事業であるため、ここが積み重なっていることが、カナミックの成長基盤として重要です。
今四半期では、過去最高の売上高を更新しており、好感が持てます。

ただ、「プラットフォーム」「その他」が安定していないことで、なかなか売上を伸ばしきれていないと感じます。
今後の成長を握るのは、プラットフォームサービスだと当ブログは考えています。

では以上を踏まえまして、最後に株価下落の理由を解説します。

株価下落の理由

今回の決算は、決して悪い決算ではありませんでした。
しかし、決算発表の翌日に株価は下がってしまいました。

理由としては、2点。

<株価下落の理由>
・投資家の期待の高さ
・コロナ禍の長期化

投資家からカナミックはグロース株として見られています。
そのために、成長について高い期待を持たれています。
今回の決算は売上成長率が高くありませんでした。
これは業績予想でもわかっていたことですが、利益成長が高いだけに物足りなさを感じてしまいました。

また、新型コロナが感染拡大がおさまらず、コロナ禍が長期化しています。
カナミック自体には影響は軽微ですが、主顧客となる介護事業者では活動が制限されています。
まだ軽微とはいえ、今後にどのような影響があるかは分かりません。

以上のことから、投資家が株を手放し、株価は下がったと考えられます。

長期的に見れば、各省庁との共同プロジェクトに参加していますし、これからの社会の需要を考えても伸びる銘柄と感じています。
また、相場が良くなったり、アフターコロナでは盛り返してくると考えています。
したがって、長期的で見れば、株価は上がると当ブログでは見ています。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<決算内容>
利益成長高い、売上成長もしているが物足りなさ
営業利益率高い
・メインサービスが堅調

<株価下落の理由>
・投資家の期待の高さ
 ー 利益成長に対して売上成長が物足りない
・コロナ禍の長期化
 ー 主顧客となる介護事業者では活動が制限
 ー カナミックへの影響は現状では軽微とはいえ、今後にどのような影響があるかは分からない

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、カナミックの決算発表を分析し、株価下落の理由を解説しました。

当ブログとしては、カナミックは今後のニーズがある事業なので、注目している銘柄です。
利益率の高さにも魅力を感じています。
今回の決算を見ても悪いものではなかったので、これからも注目し続けます。
そして、アフターコロナや省庁とのプロジェクトで、どう成長していくのかを追っていくつもりです。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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