【ライトアップ】コロナ銘柄の決算発表を分析!株価大幅下落の理由!

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どうもこんにちは、ヒラです。

みなさんは、ライトアップという銘柄はご存知ですか?
「全国、全ての中⼩企業を⿊字にする」ことをミッションに掲げている企業です。
最近では、業務のDX化をすることで、政府から助成金活用支援を得られることから、その事業の需要も増えているようです。
新型コロナ感染拡大によって需要が増えたことから、コロナ銘柄の一つと言えます。
そんなライトアップですが、現在は相場の影響を受けて大きく株価が下落しています。
5/14に決算発表があり、今日株価はさらに大きく下がってしまいました。

なぜ、こんなにも下がってしまったのでしょうか?
どんな決算内容だったのでしょうか?

そこで今回は、株価が大幅下落しているコロナ銘柄の一つであるライトアップの決算発表を分析していきます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・ライトアップについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

成長性や事業概要については、以前ブログにて紹介しました。
こちらの記事を読むと、ライトアップがどんな銘柄かが分かりやすく、今回の記事が理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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現在のチャート確認

下のチャートをご覧ください。
現在のライトアップのチャートです。

株価は4月中旬から相場の影響を受けてまた下げ続けています
特に今は、グロース株には厳しいです。
したがって、グロース株であるライトアップは株価を下げてしまっている状況です。
決算発表の翌日である今日、-16%程度も株価が下げています
相場の影響もありますが、こんなにも大きい下げは決算発表の影響に違いありません。

この相場の理由に関しては、下の記事で解説しています。
こちらを読むと、日本株が「なぜ下げたのか?」だけでなく、「今、買い時なのか?」も分かります。
ぜひ読んでみてください。

では、株価下落の原因となった今回の決算内容を確認しましょう。

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、今後成長が期待できるかどうかという視点から、ライトアップをみていきます。
したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
そのため、下記の項目に着目します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。

損益

直近では、2021年3月期の通期の決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

まず、注目していただきたいのが、来期業績予想です。
各項目の成長率を見ます。
表の左にある売上高から順に〜純利益まで、13/22/23/18%の成長率が予想されています。
売上は例年通りで、各利益は20%程度成長と高く感じます。

次に注目していただきたいのが、四半期ごとの売上・利益です。
こちらは、四半期ごとに増えているのが好感が持てます。
これは、ストック型の収益が積み重なっている証拠と言えるでしょう。
ますますの成長が期待できます。

2021年度の進捗についてですが、これは前回の決算発表と併せて業績予想の上方修正も出たため、ほぼこの水準になるとわかっていました。
なので、今回の記事では特に触れません。

セグメント別でも確認しておきましょう。

セグメント別

では、まずセグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
・セグメント別の四半期売上、四半期利益
・対前年比(%)
・セグメント比率(%)

上記のことを載せています。

メイン事業であるDXソリューションについて注目します。
4Qで過去最高の収益になりました。
さらには、利益率も50%以上になっています。
これには好感が持てます。

成長基盤はどうなっているか、KPIについても確認しておきましょう。

KPI

下図をご覧ください。
こちらは今回の決算発表と併せて、発表がありました「主要KPI、月次進捗状況」です。

主要KPIが3項目あげられています。
・JDネット支援社数
・Jコンサル完了社数
・Jシステム新規導入社数

それぞれについての説明は、当資料から抜粋しました。

<JDネット支援社数>
ITサービスの共同開発・仕入・販売を目的としたネットワークです。
月額5万円(長期割引等有)の費用を弊社にお支払いいただき、弊社から営業支援を受けている社数を記載しています。
支援社数が増加することで、ITサービスの販売が増え、弊社手数料収入も増加いたします。

<Jコンサル完了社数>
業務のDX化を目的とした助成金活用支援を弊社に発注(36万円)し、無事にコンサルティングが完了した社数になります。
受注から完了まで通常2~6か月程度の実施期間となります。
また、公的支援制度の申請締切が3月末に集中することから、第4四半期に完了社数が集中する傾向があります。

<Jシステム新規導入社数>
有料(初期50万円~)で新規システム導入を実施した企業社数になります。
導入後、月額5万円の運用費用を支払うことで、助成金の自動診断を自社サイト内で実施でき、合わせて助成金活用支援(Jコンサル)への申込みが可能になります。

上記のことより、
・JDネット支援社数:ストック型
・Jコンサル完了社数:フロー型
・Jシステム新導入社数:フロー型→ストック型
と分かります。

ストック型であるJDネットは、支援社数が堅調なので、売上の基盤があることが分かります。
Jコンサルは数値が低いですが、特性として、第4四半期に集中するので仕方ないでしょう。
Jシステム新規導入社数も前年に比べて大きく増えているのが好感が持てます。

他にも新システムや新収益モデルなど、気になる部分はたくさんありましたので、ぜひ決算資料を読んでみてください。
では、最後に株価が下落した理由を考えてみました。

株価下落の理由

今回の決算は、良いと感じる投資家は多いはずです。
しかし、株価は下げてしまいました。
これはなぜかというと、コロナ銘柄だからです。

業績は良かったですが、これはコロナ需要があったからだとも見えます。
現在、ワクチン接種が始まり、アフターコロナに向けて社会は動き始めています。
そのため、「コロナ需要はなくなるために、ライトアップも成長性が失われるのでは?」という懸念があります。
今回の決算で、何か新しいサービスが見えてくれば良かったのですが、それを感じられませんでした。

したがって、今のうちに利確する投資家たちが出てきたので、株価が下がってしまったのです。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<決算内容>
・業績は堅調
 ー 来期業績予想も堅調、メインセグメントも堅調、KPIも堅調

<株価下落の理由>
上記の決算内容ではなく、コロナ銘柄のため
→アフターコロナでも事業の継続性があるか懸念
 ー 今のうちに手離す投資家が出てきてしまった

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、株価が大幅下落しているコロナ銘柄の一つであるライトアップの決算発表を分析しました。

業績自体は良かったのですが、やはり株価というものは期待値の表れです。
未来に向けて事業の継続性・将来性がないと、どうしても下がってしまいます。
業績の数値だけでなく、事業内容にも着目することが投資において重要であり、醍醐味だと考えています。
今回の挙げた銘柄は、まさにそれを表したものでした。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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