【オークファン】決算発表を分析!主力事業は?株価下落は止まるのか?

決算分析
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どうもこんにちは、ヒラです。

みなさんは、オークファンという銘柄はご存知ですか?
企業が抱える在庫を「適切な価格で」「適切なマーケットに」お届けする支援をしている会社です。
AIと膨大な蓄積データを用いて在庫価値を可視化・最適化したり、滞留商品の流通を支援しています。
そんなオークファンですが、前回の決算で株価は大きく下がり、現在は相場の影響を受けてまた株価が下落しています。
5/14に決算発表がありました。
これを機に、株価下落は止まるのでしょうか?

今回は、復調期待をしている銘柄のオークファンの決算発表を分析していきます。

最新の決算分析については、下の記事で解説しています。
 最新の決算分析を読みたい方は下からどうぞ。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・オークファンについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

前回の決算については、以前ブログにて紹介しました。
こちらの記事を読むと、業績の推移が分かりやすく、今回の記事が理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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現在のチャート確認

下のチャートをご覧ください。
現在のオークファンのチャートです。

株価は、前回の決算を機に大きく下げました。
その後低迷を続けていましたが、最近の相場の影響を受けてまた下がってしまいました
そんな最中の決算発表で、この状況を変えることができるのか?

この相場の理由に関しては、下の記事で解説しています。
こちらを読むと、日本株が「なぜ下げたのか?」だけでなく、「今、買い時なのか?」も分かります。
ぜひ読んでみてください。

では、今回の決算内容を確認しましょう。

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、今後成長が期待できる銘柄の一つとしてオークファンをみています。
したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
そのため、下記の項目に着目します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。

損益

直近では、2021年9月期の第2四半期決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

まず、注目していただきたいのが、進捗率です。
どの項目も進捗率は好調のように見えます。

しかし、四半期ベースでの収益を見てみると、前四半期より売上高は減少、各利益に至ってはマイナスです。
これは、事業投資などの一時的なコストを前倒し、営業損失・特別損失を計上したためのようです。
こちらについては後述します。

ただ、オークファンの決算で重要なのは、ここではありません。

続いては、注目すべきセグメント別について確認しておきましょう。

セグメント

では、セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。

下の表をご覧ください。
・主な事業内容
・セグメント別の四半期売上、四半期利益
・対前年比(%)
・セグメント比率(%)

上記のことを載せています。

オークファンでは、3セグメントあります。
在庫価値ソリューションと商品流通プラットフォームの2セグメントは、二つ合わせて主力事業と呼ばれています。
もう一つがインキュベーション事業です。
この主力事業が、今回の決算のポイントです。
下図も合わせてご覧ください。
こちらは今回の決算説明資料にありました「2021年度の通期連結業績予想に対する進捗状況」です。

前回の決算発表同様に、主力事業が思うように伸びていないことが分かります。
2Q時点で、進捗率は32%程度と低いです。
これでは、また投資家が嫌気を持つことでしょう。
通期の予想は変更しないようですが、心配になりますね。
というのも、前年度も主力事業はセグメント別予想に対して未達でした。
また今年度も同じことになるかもしれません。

では、なぜ主力事業の収益が悪いのかというと、「在庫価値ソリューション事業の大手企業への導入にリードタイムを要し、売上見込が遅延してい
」ためだからのようです。
それにより、当初大手企業向けに注力するはずでしたが、中小・SMB向けに活用する戦略に変更をしました。
さらに今四半期で利益がマイナスになっているのは、インキュベーション事業の営業投資有価証券の評価損商品流通プラットフォーム事業の先行投資在庫価値ソリューションのソフトウェア資産の減損が要因です。
主力事業への先行投資は良いとしても、今稼ぎ頭であるインキュベーションでも評価損が発生しています。
最近相場も悪かったこともあるかもしれませんが、「事業全体が悪くなるかも」という懸念も出てきます。

今回の決算説明資料には、他にも事業トピックや事業内容などの注目するところが沢山ありましたので、ぜひ一度読んでみてください。

では、最後に株価への影響はどうなるか考えてみました。

株価への影響

今回の決算は、悪い印象を持つはずです。

前回の決算発表から、主力事業が復調していないのが問題です。
通期業績予想を変更していないとしても、後々下方修正が出てくる可能性もありますし、過去を見ても通期予想を越えられていないこともあったので、信頼性に欠けるでしょう。

したがって、株価は下がることになります。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<決算内容>
・業績は進捗率は問題なし
 ー 四半期ベースで見ると、売上:減少、各利益:マイナス
主力事業が復調せず
・通期業績予想は変更なし

<株価への影響>
上記の決算内容の反応が株価に影響
→短期的に株価は下がる
 ー 主力事業が復調していない
 ー 通期業績予想も達成するか懸念

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、復調期待をしている銘柄のオークファンの決算発表を分析しました。

当ブログとしては、今回の決算で復調を期待していましたが、うまくはいきませんでしたね。
株価も大きく下がったので、これ以上下がらないと考えていましたが、まだ下がる可能性あります。
主力事業の収益性が出てきたら、また株価も上がってくることでしょう。
欲を言えば、在庫価値事業の大手企業向けサービスがうまくいけば、もっと株価は跳ね上がると考えています。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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