【オークファン】決算を分析!ストップ安になるか?理由を解説

【オークファン】決算を分析!ストップ安になるか?理由を解説決算分析
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どうもこんにちは、ヒラです。

みなさんは、オークファンという銘柄はご存知ですか?
企業が抱える在庫を「適切な価格で」「適切なマーケットに」お届けする支援をしている会社です。
AIと膨大な蓄積データを用いて在庫価値を可視化・最適化したり、滞留商品の流通を支援しています。
そんなオークファンですが、最近は決算の度に株価は大きく下がり、どんどん下がっています。
8/13に決算発表がありました。
「これを機に、株価下落は止まるのか」と期待しましたが、これは週明けストップ安になりそうです。

今回は、週明けストップ安になりそうなオークファンの決算発表を分析し、その理由を解説していきます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・オークファンについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

前回の決算については、以前ブログにて紹介しました。
こちらの記事を読むと、業績の推移が分かりやすく、今回の記事が理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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現在のチャート確認

下のチャートをご覧ください。
現在のオークファンのチャートです。

株価は、前回・前々回の決算を機に大きく下げました。
ずっと低迷を続けています。
ただ、さすがに成長性に対して割安に感じたのか、現在は下値圏で横ばい状態です。
そんな最中の決算発表で、「この状況を変えることができるのか?」と期待しましたが、株価はさらに下がってしまいそうです。
もっと言うと、ストップ安になってしまいそうです。

一体、どんな決算だったのでしょうか?
なぜ下がってしまうのでしょうか?

では、今回の決算内容を確認しましょう。

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、今後成長が期待できる銘柄の一つとしてオークファンをみています。
したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
そのため、下記の項目に着目します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。

損益

直近では、2021年9月期の第3四半期決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

<業績予想の下方修正>
まず、先に述べておくことがあります。
それは業績予想の下方修正がありました。
下図をご覧ください。

見ての通り、売上高も利益も大きく下方修正されています。
当初の業績予想では、売上/営業利益/経常利益/純利益の成長率は、+38/+55/+59/+87%と高かったです。
しかし、下方修正後は、+3/-23/-38/-65%とマイナス成長です。
そうなると、今までは成長性に対して割安に感じていた株価も、割高になってしまいます
もうこれだけで、ストップ安になる理由としては、十分です。

<進捗率>
注目していただきたいのが、進捗率です。
業績予想の下方修正があったので、通期ではほぼこの数値になるでしょう。
利益はすでに100%超えていますが、4Qもマイナスになり、通期ではこの数値に近づきます。

続いては、注目すべきセグメント別について確認しておきましょう。

セグメント

では、セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。

下の表をご覧ください。
・主な事業内容
・セグメント別の四半期売上、四半期利益
・対前年比(%)
・セグメント比率(%)

上記のことを載せています。

オークファンでは、3セグメントあります。
在庫価値ソリューションと商品流通プラットフォームの2セグメントは、二つ合わせて主力事業と呼ばれています。
もう一つがインキュベーション事業です。
この主力事業が、今回の決算のポイントです。
下図も合わせてご覧ください。
こちらは今回の決算説明資料にありました「連結業績ハイライト」です。

<主力事業>
前回の決算発表同様に、主力事業が思うように伸びていないことが分かります。
これでは、また投資家がさらに嫌気を持つことでしょう。

では、なぜ主力事業の収益が悪いのかというと、「在庫価値ソリューション事業の大手企業への導入にリードタイムを要し、売上見込が遅延してい
」ためだからのようです。
それにより、当初大手企業向けに注力するはずでしたが、中小・SMB向けに活用する戦略に変更をしました。
しかし、それでもうまく成長できていないように感じます。

<インキュベーション事業>
頼りにしていたインキュベーションも、最近の相場を受けているせいか良くありません。
売却を検討していたようですが、今の相場ではアテにできなかったのかもしれませんね。
やはり、投資事業に頼っているようでは、成長も不安定になってしまいますね。
投資家としても、相場が悪く自分の保有銘柄の調子が良くない中、投資事業している企業に頼ることもできません。

今回の決算説明資料には、他にも事業トピックや事業内容などの注目するところが沢山ありましたので、ぜひ一度読んでみてください。

では、最後にストップ安の理由について解説します。

ストップ安の理由

今回の決算は、悪いです。

業績予想の下方修正が印象として大きすぎました。
修正値を見ても、大きく下がることが予想できます。
主力事業の成長性についても鈍化が見えますし、頼みの綱のインキュベーションもおそらく今の相場では頼りにできなかったと推測しています。

したがって、株価は大きく下がることになり、ストップ安までいくと考えられます。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<決算内容>
通期業績予想の下方修正
 ー 利益マイナス成長
・売上の伸びも鈍化
・主力事業伸び悩み
 ー 頼みの綱のインキュベーションもおそらく今の相場悪化の影響を受けている

<株価への影響>
業績予想の下方修正のインパクトが大きい
 ー 当初の業績予想に対して割安に感じていた株価も、これで割高になってしまう

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、週明けストップ安になりそうなオークファンの決算発表を分析し、その理由を解説しました。

今回も良くない決算でしたが、特に良くありませんでしたね。
下方修正は、今まで我慢していた投資家たちも手放すキッカケになることでしょう。
また、インキュベーション事業に頼っている銘柄は良くないと改めて感じました。
相場が悪いと、投資家の保有銘柄も悪くなります。
「どれか一つでも上げてほしい」と言うときに、インキュベーション事業に頼っている企業の株価はもちろん下がっています。
つまり、頼りたい時に頼れない、むしろ、より悪くなるケースがあると言うことです。
主力事業が成長鈍化した時に、しっかりと手放すのが吉でしたね。
勉強になりました。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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