【東証新市場区分】投資家なら知っておくべき市場区分変更!!

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どうもこんにちは、ヒラです。

みなさんは、東証市場区分変更についてご存知ですか?

「知らない」
「2022年の話でしょ!まだ早い」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これを前もって動いておく事で、得する可能性があるのです!

今回は、東証から発表された資料をもとにしながら、投資家なら知っておくべき東証市場区分変更について説明します!

この記事は、
東証市場区分変更について知りたい
・新市場区分がなぜされるのか知りたい
上記のような方におすすめです!

では、早速行ってみましょう!

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東証市場区分変更

東証市場区分変更の概要

東京証券取引所は、現在、東証市場第一部・市場第二部・マザーズ・JASDAQ(スタンダード及びグロース)の5つの市場に区分されています。
それを、2022年4月1日に、3つの市場区分に変更されることとなります。

東証市場区分変更する目的

現在の3市場を明確なコンセプトに基づいて再編することで下記のことを目指しています。

・上場会社の持続的な成長を支える
・中長期的な企業価値向上を支える
・国内外の多様な投資者から高い支持を得られる

以上のことを目指すことにより、魅力的な現物市場を提供できるようします。
そうすることで、豊かな社会の実現に貢献することを目的として、市場区分変更を行います。

どう市場区分されるのか

では、次に現在の市場がどう区分変更されるか説明します。
下図をご覧ください。
こちらは、株式会社東京証券取引所が発表しました「新市場区分の概要等について」の資料から抜粋しました。

上図を見ると分かりますが、新市場は「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」(現在時点では仮称)の3つに区分されるようです。
現在の市場と新市場で、3色で色分けされていますが、これは下記のように置きかわるということです。

<市場区分>
  (現在の市場)   → (新市場)
・東証一部       → プライム市場
・東証二部       → スタンダード市場
・マザーズ       → グロース市場
・JASDAQスタンダード → スタンダード市場
・JASDAQグロース   → グロース市場

各市場には、コンセプト時価総額や株式流動性などの基準を新たに定められます。
その内容については後述します。

さらに下図をご覧ください。

こちらの図は、「新規上場時・市場維持・市場間移行の場合も、上場基準に基づいて審査される」ことを表されています。
例えば、これまで東証一部へ昇格するためには、「JASDAQ→東証一部」より「マザーズ→東証一部」の方が昇格条件が容易であることがありましたが、そういう事がなくなるようです。
つまり、最上位であろうプライム市場へ行くためには、スタンダード市場でもグロース市場でも、プライム市場への移行は同条件という事です。

では、各市場ごとにコンセプトや条件を説明していきます。

プライム市場

プライム市場について見てみましょう。
下表をご覧ください。
こちらは、株式会社東京証券取引所が発表しました「新市場区分の概要等について」の資料から抜粋しました。

<概要>
・機関投資家が投資対象とする事ができる大規模の時価総額(流動性)を持っている
・上場会社と投資家との建設的な対話の実効性に不可欠な高いガバナンス水準のために、2/3以上の流通株式比率がある
安定的かつ優れた収益基盤・財政状態がある
※詳しくは表をご覧ください!

ここで、現在の東証一部との条件比較をしてみます。

新規上場・直接上場を比べると、株主数以外では、プライム市場の方が厳しくなっていますね!
さらに言えば、この上場条件が厳しいので、維持も難しくなるでしょう。
今までは東証一部にさえ上がれば、その後時価総額など小さくなったとしても、そのまま東証一部は保たれている事がありました。
しかし、新市場になる事で、そうはいかなくなりそうです。

スタンダード市場

スタンダード市場について見てみましょう。
下表をご覧ください。
こちらは、株式会社東京証券取引所が発表しました「新市場区分の概要等について」の資料から抜粋しました。

<概要>
・一般投資家が円滑に取引できる適切な規模の時価総額(流動性)を持っている
・基本的なガバナンス水準のために、最低限の流通株式比率がある
安定的収益基盤・財政状態がある
※詳しくは表をご覧ください!

ここで、現在の東証二部・JASDAQスタンダードとの条件比較をしてみます。

新規上場・直接上場を比べると、東証二部の直接上場が厳しかったですね!
しかし、上場維持の条件では、スタンダード市場の方が難しいです
現在JASDAQスタンダード銘柄で、JASDAQ新規上場基準ギリギリで今も同水準の銘柄は、スタンダード市場への移行は厳しいかもしれませんね。

グロース市場

グロース市場について見てみましょう。
下表をご覧ください。
こちらは、株式会社東京証券取引所が発表しました「新市場区分の概要等について」の資料から抜粋しました。

<概要>
・高い成長性を実現するために、事業計画や成長性に関する資料を持っている
・一般投資家の投資対象となりうるために、最低限の流動性の基礎がある
・事業規模、成長段階を踏まえた適切なガバナンス水準のために、最低限の流通株式比率がある
※詳しくは表をご覧ください!

ここで、現在のマザーズ・JASDAQグロースとの条件比較をしてみます。

新規上場・直接上場を比べると、マザーズが厳しかったですね!
現在のマザーズ銘柄は大丈夫かもしれませんが、JASDAQグロース銘柄の中には、グロース市場の維持条件が厳しいところもあるかもしれません。

以上、東証新市場区分の説明でした。

今後のスケジュール

市場区分変更についての、今後のスケジュールを見てみましょう。
下表をご覧ください。
こちらは、株式会社東京証券取引所が発表しました「新市場区分の概要等について」の資料から抜粋しました。

6月末に移行基準日が設けられています。
その後、9〜12月に上場会社が市場を選択します。
そして、2022年1月に新市場区分のどこにどの銘柄が上場するか発表されます。
4月に一斉に移行されます。

まとめ

以下、今回のまとめです。

<市場再編の理由>
・上場会社の持続的な成長を支える
・中長期的な企業価値向上を支える
・国内外の多様な投資者から高い支持を得られる
上記のことを目指すことで、魅力的な現物市場を提供できるようにするため。

<新市場区分>
5市場 → 3市場
 ー プライム市場、スタンダード市場、グロース市場
新規上場条件と維持条件を同水準とする。
 → これまでより、上場維持が難しくなる

もっと詳しく知りたい方は、下の日本取引所グループのホームページから資料をご覧ください。

市場構造の見直し | 日本取引所グループ
日本取引所グループは、東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所等を運営する取引所グループです。

さいごに

今回は、投資家なら知っておくべき東証市場区分変更を説明しました。

これを機に株価が動く銘柄も出てくるでしょう。
その株価の値動きを予測して投資できたら、稼げるはずです。
みなさん、何かいい案は見つかりましたか?
今のうちから考えて、準備しておきましょう!

2021年の注目銘柄や日本株市場・相場については、下の記事で書きましたので、銘柄選びやトレードの参考にしてください。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

「他にもこんな銘柄やこんな関連事業が伸びそう」というご意見やアドバイスありましたら、いただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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