どうもこんにちは、平凡サラリーマン投資家のヒラです。
あなたは、グロース株の決算発表を追えていますか?
「チェックしたい決算はいっぱいあるけど、仕事をしていると中々全部追えない」ってことありませんか?当ブログもそう感じています。
そんなとき、「要点だけをまとめた決算分析だと助かる」と思った、当ブログと同じサラリーマン投資家もいるはずです。
というわけで今回は、注目グロース株の2024年3月の決算分析要点まとめを解説していきます。
下記のような人におすすめです!
- あの銘柄の決算分析を知りたい
- どの銘柄に注目しているのか知りたい
- 決算のどんな点に注目しているのか知りたい
では、早速行ってみましょう!
※注目グロース株の最新の決算分析まとめはこちらから
3月の決算発表銘柄の決算期
まず、3月に決算発表する銘柄の決算期を確認しておきます。
銘柄によっては、多少決算発表が遅かったり、早かったりして月を跨ぐこともありますが、下記のような決算期の銘柄が決算発表します。
- 本決算発表:1月決算
- 第1四半期発表:10月決算
- 第2四半期発表:7月決算
- 第3四半期発表:4月決算
では、注目グロース株の決算を確認してみましょう。
注目グロース株のカンタン決算分析
tripla(5136):第1四半期決算
triplaは、第1四半期決算発表でした。
要点だけピックアップして決算分析を解説します。
下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「四半期ごとの営業収益」です。
1Qであるもの、営業収益が偏重する前四半期4Qとほとんど変わらない数値になっています。前年同期比+30.7%と大幅増加しました。「宿泊市場が復調している」という外部的な要因も大きいですが、十分な成長率で好感が持てます。
KPIも確認しておきましょう。
下図もご覧ください。こちらは決算説明資料にありましたメインセグメントtripla Bookの「営業収益ーセグメント別」です。
固定収益から。
固定収益は導入施設数が収益に直結します。その導入施設数をみると、堅調に増加していることが分かります。四半期ごとに増えてて安心します。
次に従量収益。
従量収益は、取扱高によって変動します。取扱高、つまり「どれだけ宿泊されたか」が大きく関わってきます。これは外泊・旅行業界の景気に大きな影響を受けます。
今回は、1Qでありながら過去最高のGMVになりました。アフターコロナになったことで宿泊需要が増大したことが、大きな要因です。
ただ、ずっとこんな大幅増加はないでしょうから、期待しすぎないようにします。
コロナ禍/アフターコロナのギャップで、外部的な要因によって高い成長率に見える可能性があります。今期または来期からは宿泊市場は大きく改善されることがないと考えられるので、これからがtriplaの本来の成長性が見えてくることになるでしょう。
以上のことを踏まえて、今回の決算内容をまとめると
- 売上高の伸びは好調
- →アフターコロナでどこまでこの成長率を維持できるか?
- KPIも堅調
アシロ(7378):第1四半期決算
アシロは、第1四半期決算発表でした。
要点だけピックアップして決算分析を解説します。
下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「売上収益(事業別四半期推移)」です。
四半期売上高は、前年同期比+40.7%と大幅増加しています。特に、派生メディアが好調ですね。
- リーガルメディア:前年同期比+17.7%
- 派生メディア:前年同期比+87.8%
派生メディアが牽引してくれたことで、前四半期から一段グッと四半期売上高が増加して安心しました。
月次ストック収益はキレイな右肩上がりで、対前年比+18.8%と、事業の底堅さも感じられます。ただ、これまでは+20%台成長だったのに対し、10%台に落ち込んだので少し鈍化傾向があります。
KPIも確認しておきましょう。
リーガルメディアは、主にストック収益で、掲載枠数が売上高に直結します。
下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「リーガルメディアの主要KPI」です。
見ての通り、掲載枠数は右肩上がりであり、対前年比+17.3%増加しています。ただやはり、鈍化傾向にありますね。
続いて、派生メディアですが、こちらはフロー型の収益で、お問い合わせ数が売上高に直結します。
下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「派生メディアの主要KPI」です。
問い合せ数が前年同期比で、大きく増加していることが分かります。これが前四半期比で売上高が大きく増加した要因でしょう。
これまでメイン事業だったリーガルメディアの成長が鈍化傾向が見えてきました。これは、基盤となるストック型の収益の伸びが鈍化しているということです。つまり、アシロが掲げている中期経営計画達成できるか少し心配になってきました。
以上のことを踏まえて、今回の決算内容をまとめると
- 売上高の伸びは好調
- →しかし、リーガルメディアが鈍化傾向
- →ストック型収益の成長が鈍化傾向にある中、高い成長率をこのまま維持できるか心配
スマレジ(4431):第3四半期決算
スマレジは、第3四半期決算発表でした。
要点だけピックアップして決算分析を解説します。
まず、下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「業績予想の修正」です。
見てわかるように、増収増益されました。好感が持てます。3Qというこのタイミングでの修正なので、今期はほぼこれに近い数値でフィニッシュするでしょう。
下図をご覧ください。こちらは決算説明資料にありました「売上高内訳の四半期推移」です。
四半期売上高は、前年同期比+37.3%と大幅増加しています。
ただ、前四半期から減少していることがわかります。これは2Qに新紙幣対応のための特需があったためのなので、これはそこまで心配しなくても良いでしょう。
月額利用料は四半期ごとに積み上がっており、堅調です。スマレジの収益基盤が安定して成長しているので、好感が持てます。
ARRについて確認しておきます。
メインサービスのスマレジが好調なのも良いですが、キャッシュレス決済も段々と増加しているのが好感が持てます。第2の柱となれるように育ってきてますね。
ここでは、メインのスマレジについて深掘りします。KPIを確認します。
ARPUは前年にした価格改定のおかげで上昇しています。ただ、また価格改定しない限り、来期以降からここまでのARPU上昇は見込めないでしょう。
さらに、有料店舗数も前年同期比+22.5%と大きく増加しており、サービス浸透が見てとれます。
解約率も1%未満という低水準であることから、サービス定着も感じられます。
KPIが堅調なことから、成長基盤がしっかりしていることが分かりました。中期経営計画の「2026年度:ARR94.6億円」達成に向けて順調だと感じました。
以上のことを踏まえて、今回の決算内容をまとめると
- 高い成長率
- KPIも好調
- 中期経営計画達成に向けて順調
さいごに
今回は、注目グロース株の2024年3月の決算分析の要点まとめを解説しました。
他の注目グロース株が新しく決算発表を出せば、また決算分析します。その度に追加・更新していきますので、またチェックしてください。少しでも皆さんの投資の参考になれば嬉しいです。
また、本格的な注目銘柄の最新決算分析を読みたい場合は、下の記事でまとめています。こちらは厳選した銘柄でより詳しく分析しています。気になる方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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