【2021年度】厳選3銘柄の事業内容・将来性と注目ポイントを解説

投資・トレード全般
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どうもこんにちは、サラリーマン投資家のヒラです。

みなさん、最近のIPO株追えていますか?

昨年末には多くのIPOが出ましたね。そんな中、相場は悪化していく一方だったので、なかなかIPO株に目を向けていられなかった人も多いのではないでしょうか?

ただ、当ブログとしては、IPO株をチェックしておくことをオススメしています。なぜなら、将来の2倍株やテンバガーはどれも最初はIPO銘柄だからです。今のうちからチェック・監視しておくことで、業績の推移や事業計画の動向などをいち早く掴め、2倍株・テンバガー銘柄をゲットできる可能性が高まります。

現在はIPO特有の値動きが大きくなっていたり、相場悪化の影響で買いづらいかもしれませんが、チェック・監視しておくことは良いことです。

というわけで今回は、直近IPO銘柄の中から、厳選しました3銘柄の事業内容・将来性と注目ポイントを解説していきます。

この記事は、
・最近のIPO銘柄について知りたい
当ブログのおすすめ銘柄について知りたい
・将来のテンバガー銘柄について知りたい
上記のような方におすすめです!

では、早速行ってみましょう!

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厳選した基準

2021年度の下半期にIPOした銘柄は、70銘柄ありました。そのうち、12月にIPOした銘柄は32社もありました。そして、2022年の1,2月にIPOした銘柄は、6銘柄ありました。2021年7月以降から2022年2月までの合計76銘柄がIPOしました。今回の記事では、この中から3銘柄を厳選しました。

厳選した基準は下記の通りです。

<厳選基準>
下記のいずれかを感じた銘柄
・事業内容に将来性または独自性がある
ビジネスモデルが強い

業績・ファンダメンタルについては一旦無視しています。それは、IPOしたばかりで、データが少ないため分析するには足りないからです。なので、今回は事業内容やビジネスモデルを重視しています。

「事業内容やビジネスモデルに注目して意味あるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、大ありです。

業績・ファンダメンタルはもちろん大切ですが、事業内容やビジネスモデルも同じくらい大切です。なぜなら、その業績・ファンダメンタルの基盤となっているのは、事業内容やビジネスモデルなことが多いからです。

さらに、長期目線で見るとなると、事業内容やビジネスモデルの方がより重要になってきます。したがって、当ブログでは事業内容やビジネスモデルも重視して投資しています。

厳選IPO銘柄3選

合計76銘柄の中から厳選したのは、下記の3銘柄です。

<厳選IPO銘柄3選>
・サスメド(4263)
・FINATEXT(4419)
・GEI(9212)

では、それぞれの銘柄について解説していきます。

サスメド(4263)

サスメドは2021年12月にIPO(新規上場)しました。
企業ホームページは下のリンクからどうぞ。

サスメド株式会社 | SUSMED, Inc. | コーポレートサイト
サスメド株式会社のコーポレートサイトです。私たちは、治療用のアプリケーション開発・医薬品の臨床試験や研究開発の効率化のためのシステム開発を事業として展開しております。

事業内容

事業内容は、下図をご覧ください。こちらは直近決算説明資料にありました「事業領域概要」です。

これを簡単にまとめると、下記の通りです。

<事業内容>
医療用アプリとデジタル医療プラットフォームを提供
医療用アプリの開発
・医療用アプリ開発、医療ビッグデータ分析、臨床試験システムのためのデジタル医療プラットフォーム

ここで、まず医療用アプリについて説明します。

下図をご覧ください。こちらは直近の決算説明資料にありました「ヘルスケアアプリと治療用アプリの違い」です。

似たようなものに「ヘルスケアアプリ」がありますが、これとは別物です。治療用アプリは、ヘルスケアアプリとは違い、しっかりと医学的エビデンスがあり、医師が処方したときに初めて患者が利用できます。

つまり、疾患を治療するために用いられる医療機器のような扱いなのです。したがって、高価で販売されますが、保険適用できるものも出てきています。

次に説明しておくべきなのが、サスメドの強みであるデジタル医療プラットフォーム(事業領域概要の図下部分)です。このプラットフォームを活用して、治療用アプリの開発や臨床試験の効率化を図るための事業をtoB向けに提供しています。

治療用アプリ開発のノウハウを用いることで、リモートでの臨床実験が可能になりました。さらに、サスメドが保有している特許技術である、ブロックチェーン技術を臨床試験で用いることにより、臨床試験のモニタリングに関する⼯数と費⽤が⼤幅に削減可能となります。

注目ポイント

上述してきたことから、需要が増えてくる事業内容だと感じました。主な理由は下記の通りです。

<注目理由>
・関心が高まっている医療分野
・コロナ禍で需要が増えているリモート臨床試験
・医薬品よりもメリットが多い医療用アプリ

今後、投資テーマとして関心が高まっている一つが医療分野です。今後、ますます高齢化社会になることが予測されており、そこで需要が増してくるのが医療分野なのです。

そして、コロナ禍により人を集めて臨床試験することが難しくなりました。それにより、リモート臨床試験の需要も増えています。これは一過性のものではなく、データをうまくまとめることが出来れば、定着するものだと考えています。このデータをうまく解析できる技術をサスメドは持っているというわけです。

「医薬品を服用するのは、なにか抵抗がある」という患者さんもいます。けど、アプリなら抵抗なく導入しやすくなるはずです。そして、この医療用アプリですが、医薬品に比べて、コストも少なく、スケジュールも短くて済みます。さらに、製造設備への投資が不要であり、品質管理が容易であることから、リスクも医薬品開発に比べて、だいぶ低いように感じます。

以上のことから、今後需要がますます増えていく事業だと感じたので、注目しています。

FINATEXT(4419)

FINATEXTは2021年12月にIPO(新規上場)しました。
企業ホームページは下のリンクからどうぞ。

株式会社Finatextホールディングス | Reinvent Finance as a Service

事業内容

事業内容については、下図をご覧ください。こちらは事業計画及び成長可能性に関する事項にありました「会社概要」です。

簡単に言うと、下記の3事業です。

<事業内容>
・金融インフラストラクチャ
・ビッグデータ解析
・フィンテックソリューション

金融インフラストラクチャとは、資産運用/保険ビジネス向けのSaaS型で安価に導入しやすく、API接続により既存のサービスと連携しやすい次世代型クラウド基幹システムを提供しています。

ビッグデータ解析とは、企業からビッグデータを収集/クレンジング(破損したデータ、不正確なデータ、無関係のデータを特定して修正または排除)/解析をし、機関投資家及び公的機関にデータライセンスを販売したり、企業が保有しているデータの利活用を支援しています。

フィンテックソリューションとは、金融機関のDXニーズに対応したアプリ・ウェブサービスの開発や汎用的な技術ソリューションの提供と、顧客獲得のためのマーケティング支援をしています。

FINATEXTは、上記の中で、特に「金融インフラストラクチャ」に注力しています。

下図をご覧ください。こちらは事業計画及び成長可能性に関する事項にありました「セグメント別売上高構成比率」です。

見ての通り、金融インフラストラクチャがものすごい勢いで、構成比率が大きくなってきていることがわかります。従来の金融サービスの開発にお
ける複雑で時間やコストがかかるという課題がありました。

しかし、FINATEXTでは、APIベースで次世代基幹システムを提供することで、初期導入費用は80〜90%減、開発からサービス開始までを1年程度短縮できます。さらに、APIベースなので、既存サービスと金融機能のシームレスな接続が可能なのです。

注目ポイント

当ブログとしては、強いビジネスモデルだと感じました。主な理由は下記の通りです。

<注目理由>
・解約率が低い
・3つの収益モデル

上述しましたように、従来の金融系のシステムは導入にとても時間とお金がかかります。それに対して、FINATEXTのサービス「金融インフラストラクチャ」は比較的導入しやすいはずです。そして、導入しやすいから、解約されやすいかというとそう言うわけではありません。いざ解約しようと思って、結局従来の金融システムにしようとすると、時間とお金がかかってしまいます。そのため、解約しづらいはずです。

現に、2019年11月以降のグループ外の金融インフラストラクチャ導入企業4社における解約率は0%のようです。ただ、サービスが良いだけかもしれませんが。

そして、3つの収益モデルがあります。初期導入収益・月額固定収益・従量課金収益の3種類です。初期導入収益は、システム導入時に受け取る一回限りの収益です。月額固定収益は、既存顧客から毎月受け取る固定収益のことです。そして、ポイントなのが従量課金収益です。これは、運用資産残高や保険収入料に応じた従量課金です。

この従量課金収益があることで、パートナー数が増えれば、月額固定収益と従量課金収益のダブルどりができるので、二次関数的に収益が増加すると推測できます。

解約率も低いことから、盤石なビジネスモデルだと感じったので、注目しています。

GEI(9212)

GEIは2021年12月にIPO(新規上場)しました。
企業ホームページは下のリンクからどうぞ。

Green Earth Institute

事業内容

事業内容については、まず下図をご覧ください。こちらは事業計画及び成長可能性に関する事項にありました「バイオリファイナリーとは」です。

バイオリファイナリーとは、微生物を使ってバイオマスから化学品を作る技術のことです。GEIは、このバイオリファイナリーに活用される微生物を、遺伝子操作により設計・開発する会社です。

事業系統は3つに分かれます。下図をご覧ください。こちらは、事業計画及び成長可能性に関する事項にありました「事業系統図」です。

簡単いうと、下記の通りです。

<事業系統図>
・研究開発事業
・ライセンス事業
・製品販売事業

研究開発事業では、上述したバイオリファイナリーの菌体や技術を開発しています。ライセンス事業では、菌体・生産プロセス等のライセンス供与しています。

製品販売モデルでは、食品添加物や化学品素材などを自社で開発し、販売までしています。

注目ポイント

当ブログとしては、事業内容とビジネスモデルともに良い事業だと感じました。主な理由は下記の通りです。

<注目理由>
・SDGsの観点から関心が持たれる事業内容
・長期的なキャッシュフロー

現在の潮流である、SDGsの観点から、非常に関心が持たれるビジネスだと感じました。「カーボンニュートラル」と言われている昨今において、企業としては、GEIに依頼したくなる案件が多くなりそうだと感じています。

そして、ただ環境に良いビジネスだけではなく、しっかりと稼げるビジネスモデルだと感じました。下の2図をご覧ください。こちらは事業計画及び成長可能性に関する事項にありました「事業収益構造」です。

上述しました「研究開発事業」は収入が大きい分一過性ですが、「ライセンス事業」では、アドバイザリー収入/ライセンス一時金/ロイヤリティ収入の3つの収入があります。特に、ロイヤリティ収入は、20年程度毎年あるので、販売までたどりついた製品分だけ、どんどん収入が積み上がっていきます

そして、GEIでは一般的な創薬系ベンチャーは上市まで約9〜17年かかるところ、約2年というとても短い期間で上市までたどり着きます。さらに、開発成功確率も比べものにならないくらい高いです。

このことから、事業内容として需要はあるので、仕事が舞い込みます。そして開発も早く、ロイヤリティ収入がどんどん上がっていき、長期的なキャッシュフローが構築されていくと推測できます。

以上のことから、このGEIに注目しました。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<厳選IPO銘柄3選>
・サスメド(4263)
 ー 関心が高まっている医療分野
 ー コロナ禍で需要が増えているリモート臨床試験
 ー 医薬品よりもメリットが多い医療用アプリ
・FINATEXT(4419)
 ー 解約率が低い
 ー 3つの収益モデル
・GEI(9212)
 ー SDGsの観点から関心が持たれる事業内容
 ー 長期的なキャッシュフロー

さいごに

今回は、直近IPO銘柄の中から、厳選しました3銘柄の事業内容・将来性と注目ポイントを解説しました。

今回紹介した銘柄はどれもとても将来性のある銘柄だと感じています。ただ、将来性があるだけでは投資してはいけません。やはり業績・ファンダメンタルもチェックすべきです。まだIPOしたばかりでデータが少なく、分析しづらいですが、今後監視を続けてデータが溜まったら、当ブログでも決算分析の記事を書きます。それまでお楽しみに!

いかがでしたか?参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

また、最新の注目銘柄の決算分析については、下の記事にまとめました。皆さんの投資判断の参考になれば嬉しいです。

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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「なんか仕事やめたい」「投資で生きていけるかな」「小型株始めたいな」という方の参考になれば幸いです!

これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

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