どうもこんにちは、ヒラです。
みなさん、前回の記事で再生可能エネルギーの市場の成長性について、理解していただけたと思います。
しかし、世界が注力している脱炭素化のための動きは、再生可能エネルギーだけではありません。
なんと、水素エネルギーというものがあるのです!
今回は、
未来に向けて炭素から水素エネルギーへ変わることに伴い、その関連の銘柄を分析してみましたので、その結果を発表していきます!
この記事は、
・コロナ禍以降にも伸びるテーマが知りたい
・水素エネルギー関連について知りたい
上記のような方におすすめです!
前回の、再生可能エネルギーについても知っておくと、この記事がさらにわかりやすくなると思います。
ぜひ、一読ください。
では、早速行ってみましょう!
背景・市場
水素エネルギーとは
水素エネルギーとは、水素を酸素と結びつけることで発電したり、燃焼させた熱エネルギーのことです。
水素エネルギーには特徴が2点あります。
1)さまざまな資源からつくることができる
水素は、電気を使って水から取り出すことができるのはもちろん、石油や天然ガスなどの化石燃料、メタノールやエタノールなど、さまざまな資源からつくることができます。
また、製鉄所や化学工場などでも、製作過程の中でも副次的に水素が発生してます。
2)エネルギーとして利用してもCO2を出さない
石油や天然ガスなどの化石燃料は燃焼させると、CO2を排出してしまいます。
一方、水素は、酸素と結びつけることで発電したり、燃焼させて熱エネルギーとして利用することができます。
さらにその際に、なんとCO2を排出しないのです。
市場は拡大?
次に、市場はどうなのか、調査してみました。
政府としては、「水素社会」に向けて取り組みを始めているようです。
ようこそ、水素社会へ / 経済産業省資源エネルギー庁
水素エネルギー導入にあたって、3つポイントがあります。
A)エネルギーセキュリティへの貢献
現状、日本はエネルギー自給率は6〜7%です。
これにより、外交で不利な立場になることもありました。
しかし、水素エネルギーなら自給が可能になりますので、外交に対して対等になれる部分が多くなるでしょう。
B)低炭素化への貢献
前回の再生可能エネルギーの記事でも書きましたが、パリ協定を踏まえ、CO2削減を2030年度には13年度比で26%減が目標となっています。
その目標に貢献することができます。
C)日本の技術力で世界をリード
水素発電、燃料電池技術はもちろん、FCV(燃料電池自動車)技術もすでに国際的に高いレベルではありますが、今後ますます発展することが期待されています。
下図は、経済産業省が出している水素基本戦略のシナリオです。
2030年に向けて、水素利用した設備・製品が多くなっていく計画です。
以上、上述しましたように、
国をあげて水素社会に向けて取り組んでおり、今後も水素エネルギーへの需要は国としてますます上がるでしょう!
最近の動向
最近では、水素ステーションが福島に建設されたそうです。
ここでは、今後、再生可能エネルギーの導入拡大に伴って発生する余剰電力を水素に変換し、貯蔵・利用する技術の実証を進めていくようです。
製造された水素は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の際や、福島県内で幅広く水素を活用することで、水素社会の実現に向けた取組強化を図ります。
東京2020大会組織委員会の発表の通り、東京2020大会では、大会史上初めて、聖火台及び一部の聖火リレートーチの燃料として水素が活用され、本施設で製造された水素も利用されます。
水素エネルギー関連のファンダメンタル分析
当ブログ調べでは、水素エネルギー関連は21銘柄ありました。
下の表のようにまとめました。
(モザイクなしの銘柄リストが見たい!という方は、「さいごに」をお読みください。)
<中央値算出結果>
・時価総額 :305億円
・営業利益率 :4.70%
・売上成長率 :-3.71%
・営業利益成長率 :-15.42%
・予想売上成長率 :-6.19%
・予想営業利益成長率:-26.66%
・自己資本比率 :41.0%
・予想PER :12.60倍
・PBR :0.68倍
・ROE :6.20%
・予想配当利回り :2.16%
調べてみましたが、
関連銘柄全体としては、成長はあまり見えませんね。
従来の電力関連や再生エネルギー関連と同じく安定しているのでしょう。
それか、上述したような課題があるために成長仕切れないのかもしれません。
市場としては、今後の成長していくので、それにつられてこの関連銘柄も成長していくと推測します。
その中から、「水素エネルギー関連で選ぶなら、コレ!」という厳選したおすすめ銘柄を紹介ししようと思ったのですが、今回は当ブログがターゲットにしている小型成長株ではありませんでした。
時価総額にこだわらなかったり、他の視点で見れば、他にも良い銘柄はあるかもしれません。
また、株価や業績が変わり、小型成長株投資の目線から、おすすめできる銘柄が出てきましたら、紹介します!
さいごに
今回は、
未来に向けて炭素から水素エネルギーへ変わることに伴い、その関連銘柄の分析結果の発表しました。
いかがでしたか?
水素エネルギー関連について、少し理解できましたか?
少しでも、理解が深まっていただけたら幸いです。
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