どうもこんにちは、ヒラです。
みなさんは、SREホールディングスという銘柄はご存知ですか?
最近よく目にするようになったのですが、調べてみると興味深い事業内容だと感じました。
どういう銘柄なのか、そしてどれくらいの成長性なのかを直近決算をもとに調べてみました。
今回は、事業内容に着目したのSREホールディングスの成長性を分析していきます。
この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・SREホールディングスについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!
では、早速行ってみましょう!
現在のチャート確認
まず、下のチャートをご覧ください。
現在のSREホールディングスのチャートです。
コロナショック後から現在までのチャートです。
SREホールディングスは2019年の12月に、IPO(新規上場)しました。
新規上場してすぐに、コロナショックにあいました。
2020年の12月23日にマザーズから東証一部昇格のニュースがあり、その直後に大きくあげました。
しかし、2021年の2月中旬には米国長期金利の急上昇により、相場が悪化したことで下がってしまいました。
最近はグロース株に資金が戻ってきて、少し株価も上がり始めました。
これは、将来性・成長性があるからでしょうか?
まず、どんな企業か知りましょう。
SREホールディングス<2980>について
SREホールディングス<2980>の概要
まず、どんな企業か確認しておきましょう。
SREホールディングスのIRページです。
概要を下表のようにまとめました。
不動産業界や金融機関向けに、不動産テックを提供する企業です。
AIを活用して、ディープラーニング(深層学習)技術に不動産取引特有のデータやノウハウを導入して当社が独自に開発した不動産価格推定エンジンなどを用いて、業務支援型クラウドサービスを提供しています。
詳しくは後述します。
事業内容
下図をご覧ください。
こちらは、2021年度第3四半期の決算説明資料から抜粋しました「事業概要」についての資料です。
上図にあるように、主に2つの事業をしています。
<主な事業>
・AIクラウド&コンサルティング
ー SaaSビジネス、事業者向けにAI活用したツール・システムを提供
・不動産
ー フロービジネス、不動産売買の仲介と投資用不動産の開発・販売
ここで注目しておきたい事業は、AIクラウド&コンサルティング事業です。
下図をご覧ください。
こちらは2021年度第3四半期の決算説明資料から抜粋しました「AIクラウド&コンサルティングのサービス」についての資料です。
これらのサービスですが、見て分かるように明らかに従来よりも便利になっています。
導入すれば、事業者の生産性が間違いなく上がることでしょう。
そして、このような類似サービスを他にしている企業がないのが、このSREホールディングスの強みと言えます。
ビジネスモデル
下図をご覧ください。
こちらは2021年度第3四半期の決算説明資料から抜粋しました「ビジネスモデル」についての資料です。
こちらはSaaSモデルなので、収益は積み上がっていくことでしょう。
上述しましたように、事業者にとっては生産性の向上につながるので、導入したくなるでしょう。
そして、導入する事業者が増えれば、SREホールディングスの収益は増えます。
こちらの導入数の推移が、成長につながることになるのです。
では、今回の決算内容を確認しましょう。
決算内容
決算のみどころ
当ブログでは、今後成長が期待できる銘柄の一つとしてもSREホールディングスをみています。
したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
そのため、下記の項目に着目します。
項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)
について着目していきます。
もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。
損益
直近では、2021年度の第3四半期決算が発表されました。
短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)
を算出しています。
まず、先に述べておくことがあります。
SREホールディングスは、決算発表と併せて、業績予想の上方修正をしました。
上の表には、その数値を入れています。
その上で注目していただきたいのが、進捗率です。
見ての通り、第3四半期時点でこの進捗率は悪いですよね。
普通なら。
ただ、上述しましたように、この決算発表と併せて業績予想が上方修正されました。
このタイミングでの修正ということはつまり、ほぼその数値になるということが言えます。
ということは、今季は前年比で高い成長率になります。
売り上げはほぼ2倍に、利益は+40%です。
次に注目していただきたいのが、四半期ごとの売上・営業利益です。
SaaSモデルなら、本当は四半期ごとに収益は伸びていくものです。
しかし、四半期ごとにバラバラです。
つまり、SaaSモデルがうまくいっていないのか、フロービジネスである不動産事業がメインなのか、ということでしょう。
続いてセグメント別でも確認しておきましょう。
セグメント別
セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
・セグメント別の四半期売上、四半期利益
・対前年比(%)
・セグメント比率(%)
上記のことを載せています。
まだデータは少ないですが、見て分かるように、AIC&C事業は方は四半期ごとに、順調に積み上げています。
セグメント利益率は約75%と、非常に高いです。
SREホールディングス全体の利益はここから出ていることが分かります。
一方、不動産事業ですが、売り上げはバラつきがあり、利益はマイナスです。
以上のことも踏まえると、SaaSのビジネスは一気に伸びることはあまりないので、業績予想の上方修正は、不動産事業による大幅な収益が見込まれていることが分かります。
不動産事業が好調なのは分かりましたが、AIC&C事業はどうなのか見てみましょう。
下図をご覧ください。
こちらは2021年度第3四半期の決算説明資料から抜粋しました「ビジネスモデル」についての資料です。
見ての通り、契約数が伸びています。
コロナの影響をものともせず、堅調です。
これがSREホールディングスの基盤です。
ここが堅調なのは、安心材料ですし、今後にも期待ができる伸びです。
他にも詳しい事業内容など、気になる部分はたくさんありましたので、ぜひ決算資料を読んでみてください。
まとめ
以下、今回の記事のまとめです。
<事業内容>
・SaaSとフロービジネス
ー SaaSの方は、不動産に関わる事業者のインフラになりうる可能性
<成長性>
・SaaSが堅調
ー 基盤の成長が見えて好感が持てる
みなさんは、どうお考えですか?
さいごに
今回は、事業内容に着目したのSREホールディングスの成長性を分析しました。
当ブログとしては、とても期待のできる銘柄だと感じました。
事業内容はとても不動産に関わる事業者のインフラになりうる可能性を感じました。
将来性に期待しています。
今後、監視していきたいです。
もう少し様子を見て、買いたいと考えています。
いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?
今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!
株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。
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