【識学:7049】株価大幅下落!中期経営計画と新株式発行を解説

投資・トレード全般
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どうもこんにちは、ヒラです。

みなさん、今日の識学<7049>のチャート見ましたか?
株価は大幅下落しました。
「一体、何が起きたんだ」という方に向けて、解説していきます。

理由は、前日の取引時間後に発表された中期経営計画(2022-24)新株式発行のニュースです。

今回は、識学の株価が大幅下落になってしまった原因である中期経営計画と新株式発行について分析していきます。

この記事は、
・株価下落の理由を知りたい
・識学についての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

識学の概要については以前、ブログで解説しました。
下の記事からどうぞ

では、早速行ってみましょう!

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現在のチャート

まず、現在のチャートを確認しておきましょう。
過去1年間の日足チャートです。

コロナショック後から株価は上がり、2021年の初めには第3四半期決算発表を機にさらに株価は上がりました。
そして、今日になって、窓を開けて大きく下げてしまいました。

一体どういう内容だったのでしょうか?
内容が多いので、主要なところを抜粋して解説していきます。

中期経営計画(2022-24)

目指すべき経営指標

中期経営計画の内容について解説していきます。
まずこちらをご覧ください。
こちらは、中期経営計画にありました中期経営計画後に「目指すべき経営指標」についての資料です。

2024年度に目標となる数値は置いておいて、注目したいのが、中期経営計画以降の定量目標です。

<中期経営計画以降のその他定量目標>
売上成長率:20%以上
営業利益率:20%以上
D/Eレシオ(負債資本比率):50%未満
を目指しています。

当ブログとして驚いたことは、経験則的に、経営計画中に高い成長率を掲げる企業は多いですが、経営計画以降に高い成長率を掲げている企業はあまりいません。
以降も20%成長と、識学には高いポテンシャルがあることが分かります。

成長イメージ

続いて、こちらをご覧ください。
こちらは、中期経営計画にありました「経営戦略 / 売上高の成長イメージ」についての資料です。

識学では、「組織コンサルティング事業」と「スポーツエンタメ事業(SE)」の2セグメントありますが、収益はほぼメインである「組織コンサルティング事業」です。
今回の経営計画では、メインセグメントの伸びだけで売上高60億円以上を目指す計画がされています。
つまり、他の事業や新事業も伸びてくれば、さらに売上高を伸ばすことになるでしょう。
どう推移していくのか、確認してみましょう。

業績推移

続いて、こちらをご覧ください。
こちらは、中期経営計画にありました「経営戦略 / 売上高の成長イメージ」についての資料です。

見ての通り、2024年度まで高い売上成長率なことが分かります。
投資フェーズにあたるので、2021、2022年度は営業利益率は低くなってしまいますが、2023年度以降はポテンシャルを生かし、利益が急増し20%前後という高い水準が計画されています。

これらを見ても、長期保有を考えれば好感が持てそうですが、株価は下落しています。
もう1つの方が原因として、強そうです。

新株式発行

資金調達の理由

第三者割当による第4回新株予約権(⾏使価額修正条項付)発⾏がされます。
まず、こちらをご覧ください。
こちらは、第三者割当による第4回新株予約権(⾏使価額修正条項付)発⾏に関する補足説明資料にありました「経営戦略 / 売上高の成長イメージ」についての資料です。

資金調達する理由は、主に3点あります。

<新株式発行の理由>
1)組織コンサルティング事業の確固たる地位確⽴
2)事業領域の拡⼤
3)東証プライム市場の市場変更基準を満たすため

成長のために市場シェアの確保・拡大、新規開拓は必要なために必要のようです。
当ブログが特に注目したのは、「東証プライム市場の市場変更基準〜」という部分です。
つまり、東証プライム市場への市場変更を狙っているということです。

識学は現在マザーズ市場に上場しています。
通常なら、東証市場変更されたら、グロース市場になってしまうでしょう。
そうではなく、プライム市場を狙っている、現在の市場でいうなら「東証一部への市場変更」を狙っていると同意義です。

プライム市場に市場変更するとなれば、株価も上がることでしょう。
そういう点から注目しました。

株価下落の理由

では、なぜ株価は下落したのか考えていきましょう。
こちらをご覧ください。
こちらは、第三者割当による第4回新株予約権(⾏使価額修正条項付)発⾏に関する補足説明資料にありました「経営戦略 / 売上高の成長イメージ」についての資料です。

この赤枠で囲った部分が原因でしょう。
こちらには「最大希薄率:11.78%」とあります。
つまり、まだ潜在株式ですが、行使されると株式数が増えるので、1株あたりの価値が低くなるということです。
これを見込んで、もう先に株を手放す投資家が出たのです。
今日は、希薄率よりも高い-16.78%も下がってしまいましたが、それについては狼狽売りが出たと考えています。

以上、中期経営計画と新株式発行についての分析でした。
他にも市場や投資戦略についてなど、気になる項目があるので、ぜひ読んでみてください。

まとめ

以下、記事のまとめです。

<中期経営計画>
中期経営計画以降の高い経営指標のための計画
 ー 高いポテンシャル
 ー メインセグメントのみでの高い水準の計画
 ー ここに他のセグメント、新規事業が加わればさらに伸びる

<新株式発行>
株価下落の原因
 ー 一株あたりの価値の希薄化
・今後の成長のための資金調達
 ー 市場シェアの確保・拡大のため
 ー 新規事業領域の拡大のため
 ー 東証プライム市場への市場変更のため

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、識学の株価が大幅下落になってしまった原因である中期経営計画と新株式発行について分析しました。

当ブログとしては、期待のできる内容に感じました。
確かに短期で見ると、利益が減ったり、希薄化したりとマイナスな面が見えてくるかもしれません。
しかし、長期であれば、希望が持てる内容でした。

今回の中期経営計画は、これはあくまで計画です。
これがこの通りに進むという保証はありません。
しかし、この計画がこれ通りに進みそうと感じたのなら、長期目線で買いで入るのはアリだと考えています。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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