どうもこんにちは、ヒラです。
みなさんは、BASEという銘柄はご存知ですか?
こちらの銘柄はコロナショックの安値から、半年でテンバガー以上、20倍の株価を達成した銘柄です。
まさにコロナ銘柄として代表的な銘柄の一つと言えます。
さて、そんなBASEですが、2/10に決算発表がありました。
その翌日には大きく出来高を伸ばし、上昇トレンドになっています。
どんな決算だったのでしょうか?
今回は、テンバガーを達成したコロナ銘柄のBASEの決算発表を分析していきます。
この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・BASEについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!
この銘柄については、以前ブログにて紹介しました。
銘柄の概要や事業内容・注目理由については下の記事をご覧ください。
こちらの記事を読んでから、本記事を読むと理解しやすくなります。
では、早速行ってみましょう!
現在のチャート確認
下のチャートをご覧ください。
現在のBASEのチャートです。
コロナショックで安値をつけた後は、相場の良さ・社会の流れもあって株価は大きく上昇しました。
上述しましたように、安値から見ると、高値では株価20倍になっています。
その後は調整もあり、12月まで下がり続けました。
しかし、12月中旬以降からまた上がり続け、2/10の決算発表後も上がり続けています。
今回の決算は通期決算だったので、何か来期に向けていい発表があったのでしょうか?
では、今回の決算内容を確認しましょう。
決算内容
決算のみどころ
当ブログでは、今後成長が期待できる銘柄の一つとしてもBASEをみています。
したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
そのため、下記の項目に着目します。
項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)
について着目していきます。
もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。
損益
直近では、2020年12月期の通期決算が発表されました。
短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)
を算出しています。
<2020年度の実績>
まず注目していただきたいのが、2020年度の実績です。
BASEはレンジで予想値を出していましたが、当ブログではその中間値で表に入れています。
下図も併せてご覧ください。
今回の決算発表で、予想を上回ったことがわかりました。
4Qだけでみたら利益はマイナスになっていますが、これはプロモーションに費用を回したです。
それでも利益は予想より大きく上回っています。
そしてこの赤字は将来に向けての必要な投資だったのでしょう。
<2021年度業績予想>
次に注目していただきたいのが、2021年度業績予想です。
今期予想はレンジを持たせていますが、当ブログではその中間を計画値として表に入れています。
見ての通り、売上は20%前後の成長を見込んでいますが、営業利益以下は大きな赤字が予想されています。。
これはさらなる認知度向上および顧客獲得のための広告宣伝や、サービス拡大のためのプロダクト開発用に投資するようです。
やっと赤字になったと思ったら、また赤字予想になってしまいました。
「ここから黒字経営だ」と期待していた投資家も多かったはずですので、決算発表翌日の下げスタートはそういうことだったのでしょう。
続いてはセグメント別にも見ておきましょう。
セグメント別
セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
・主な事業内容
・セグメント別の四半期売上、四半期利益
・対前年比(%)
・セグメント比率(%)
上記のことを載せています。
ここで気になるのは、メインセグメントであるBASE事業の売上です。
2Qをピークに下がり気味です。
ここは難しいところなのですが、2通りの考え方ができます。
<BASE事業の売上について>
1)2Qはコロナ特需により、急激に需要が伸びたために売上が上がったので、3,4Qと下げ気味でもしょうがない
2)現在もコロナ禍なのに、下がっているのは成長性に不信感を抱く
これは投資家によって分かれます。
企業を信じて持ち続ける人も入れば、黒字になるまでは一度手放す人もいるでしょう。
好感を持てるのは、PAY事業の売上が堅調という点ですね。
ここがもっと大きくなれば、さらに全体の収益は安定してくると推測しています。
長期投資目線で見れば、今後の成長性が見えれば大丈夫なはずなので、KPIについても確認しておきましょう。
KPI
下図をご覧ください。
こちらは今回の決算説明資料にありました「GMV」についての資料です。
メインセグメントであるBASE事業の売上構成は下記の2点です。
<BASE事業の売上構成>
・GMV(流通総額)に手数料率を乗じて算出される決済・サービス手数料
・特定の決済方法の決済毎に定額で受け取る購入者手数料
したがって、ここではBASE事業のGMVに着目することとします。
損益やセグメントのところでも触れましたが、やはり2Qが一番GMVが高いですね。
コロナ禍(2Q以降)から急増したことも分かります。
売店数は堅調ですが、今後アフターコロナになり、これからも増えていくかがGMVの増加のポイントになると考えています。
ニュース
最新のニュースも確認しておきましょう。
今回の決算と併せて、下のようなニュースが出てました。
株式分割されるようです。
それも1→5株になります。
これにより、高値で手が出せなかった投資家も手が出しやすくなるでしょう。
つまり買いたい人が増え、株価も上がる可能性があります。
これは好感が持てますね!
これだけで株価が上がる材料と言えます。
他にも今後の戦略や詳しい数値など、気になる部分はありましたので、ぜひ決算資料と中期経営計画を読んでみてください。
では、最後に株価への影響はどうなるか考えてみました。
株価への影響
今回の決算は、良いとも悪いともどちらとも言いにくいです。
見る人によって、分かれてしまう決算だと感じました。
ただ、株式分割というニュースがあるので、株価は上がっているのでしょう。
今後はというと、アフターコロナになってGMVがどうなるか推測しづらいです。
したがって、株価の動きも推測するのが難しいです。
現在ワクチン接種も開始され、アフターコロナも見えてきました。
次の決算で、GMVが伸びているようなら、今後成長性も見えてくるはずです。
今、強いていうなら、EC市場は伸びていくので、それに乗って業績も上がっていくと予測できます。
なので、長期的には株価も上がっていくでしょう。
まとめ
以下、今回の記事のまとめです。
<決算内容>
・2021年度予想:売上堅調、赤字拡大
ー 見る人によって意見が分かれる結果
・KPIも判断が難しい
ー アフターコロナ以降もGMVを増加させられるかがポイント
<株価への影響>
株式分割のニュース
→短期的に株価は上がる
ー 決算内容としては、判断が難しい
ー 次の決算が大切
みなさんは、どうお考えですか?
さいごに
今回は、テンバガーを達成したコロナ銘柄のBASEの決算発表を分析しました。
赤字拡大の予想が出ています。
まだ、成長基盤があるかどうかは判断しづらい決算でしたね。
広告費をこれからも多く費用として出さないといけないのであれば、まだ黒字化も難しいですね。
また次の決算に期待です。
いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?
今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!
株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。
現在、毎日ブログを更新中です!
このブログでは、無職である僕が、投資と生きていくために得た知識や技術、経験、変化をアップしていきます。
主に、投資手法・銘柄分析・おすすめ本の紹介などをアップしていきます。
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