どうもこんにちは、ヒラです。
みなさんは、ツインバードの株価は見ていますか?
11月ごろから株価はずっと上昇中です!
なぜ株価が高騰しているのかというと、コロナ銘柄だからです!
「家電や照明を売っている企業なのに?」
と思った方はぜひ、今回の記事を読んでいただきたいです。
「コロナ銘柄なのは知っているけど、今後はどうなるの?」
と思った方にも、その点についても触れるので、ぜひ読んでいただきたいです。
今回は、いま大注目されているツインバードの現在と今後を分析しましたので、その結果を説明していきます。
この記事は、
・ツインバードのことについて知りたい
・ツインバードがなぜ高騰中なのか知りたい
・ツインバードが今後どうなるのか知りたい
上記のような方におすすめです!
では、早速行ってみましょう!
ツインバード<6897>のチャート
まず、現在のチャートを見てみましょう。
昨年の6月後半に一度大きな山があって、その後10月終わりから現在に到るまで上がり続けています。
あと、見ていただきたいのが、出来高です。
10月終わりから、明らかに増加しています。
これは注目が集まっている証拠です。
なぜ注目が集まっているか、それは最初に説明しましたように、コロナ銘柄だからです。
どんなところがコロナに関係あるのでしょうか?
では続いて、ツインバードがどんな企業か見てみましょう。
概要
ツインバードのIRページです。
概要を下表のようにまとめました。
自社製品の家電や照明器具を企画・製造・販売している会社です。
ものづくりで世界的に知られる燕三条に本社は立地しており、周辺ネットワークを活かすことで、良質な製品づくりを実現しています。
また、社内で企画から試作まで一気通貫でしているために、スピーディかつ小ロットでも製作できます。
次に、直近の決算内容を詳しく確認していきましょう!
決算内容
業績
2021年2月期の第3四半期の決算が発表されました。
短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)
を算出しています。
ツインバードの業績は、4Qに年末年始商戦や新生活商戦があるために、4Qが一番収益が上がりやすいのが特徴です。
これまでの業績を見てみると、2018年をピークにその後下がってしまいました。
現在のフェーズは自社ブランドへの投資のためもありますが、最近は新型コロナの影響が大きいようです。
・一般消費者向け:家電量販店が閉店したため
・業務者向け :需要低下しているため
ジャンル別・チャネル別
商品ジャンル別、販売チャネル別で売上推移を見ておきましょう。
下図をご覧ください。
こちらは決算説明資料から抜粋しました資料です。
<商品ジャンル>
調理家電は上がっていますが、そのほかは下がっています。
流行によるところもあるかもしれませんが、競争が激化していることも大きいかもしれません。
<販売チャネル>
量販店での売上は増えていますが、そのほかは下がっています。
まだ、ブランドが浸透していないせいだと考えています。
これが、ブランドが浸透すればギフトやECなどの販売チャネルも伸びてくると予想しています。
ここまで見て、やはり株価が高騰している要因ではないことがお分かりになったはずです。
では続いて、注目事業についても確認します。
注目事業
ツインバードは、家電も良質なのですが、いま、この家電メーカーが注目されている理由は、家電ではありません。
それは、FPSC事業です。
FPSCとは、フリーピストンスターリングクーラーの略です。
どういうものか簡単にいうと、小型で持ち運びが容易で、-50℃以下の精密な温度制御ができるクーラーと言えばイメージできるでしょうか。
これが、コロナ銘柄として注目され、株価が上がったのです。
なぜなら、新型コロナワクチンのの国内における医療機関等への輸送・保管用として使用されるのです。
ほとんどのワクチンは、有効性や効能を維持するためには、正確な温度管理が必要なのです。
そのために、通常の運輸会社の冷蔵・冷凍輸送ではできないのです。
詳しくは、下のツインバード / FPSCのホームページよりご確認ください。
もうすでに2件の大型案件を受注しています。
下図をご覧ください。
まだ、2案件ですが、政府はワクチンを世界からかき集めているので、これからさらに増える可能性も考えられます。
一度業績予想が出ましたが、まだ案件が出てくるかもしれませんので、これからの業績にどれほど影響してくるかはまだ読めません。
この期待感からも株価は高騰しているのでしょう!
では、最後に今後について考えてみましょう。
将来性
ツインバードのこれからについて考えていきましょう。
今は、新型コロナのワクチンで注目を集めています。
しかし、アフターコロナではどうなるのかが気になってきます。
下図をご覧ください。
こちらは昨年発表された2020年〜の「新中期経営計画」における数値目標です。
見ての通り、収益性の改善は見込まれてはいるものの、さほど株価に影響するようなインパクトはありませんね。
当ブログとしては、ツインバードに期待するのはやはりFPSC事業です。
家電などの製品の方は競争が激化しているため、収益性をあげるのは相当難しそうですし、時間がかかると考えています。
なので、まだ競争が少ないであろうFPSCをうまく活かした事業に期待しています。
下図をご覧ください。
こちらも「新中期経営計画」にあった事業戦略の一部抜粋です。
FPSCは、化学・医薬品・バイオだけでなく、食品や流通などにも活用できるのです。
この事業がもっと横展開しつつ、浸透していけば、ツインバードの未来は明るいと考えています。
ただ、そんなすぐには事業拡大できないでしょうから、気長に見守っていく予定です。
したがって、この事業の社会への浸透度・成長性を見ながら、良きタイミングでエントリーしたいと考えています。
まとめ
以下、今回の記事のまとめです。
<現在>
・家電/電気機器部門は業績落ち込み中。
ー 新型コロナの影響
・FPSC事業に期待。
ー 新型コロナのワクチン保管・輸送用として
ー どれくらい業績に影響与えるかは未知数
<将来>
・家電/電気機器部門は難しい
ー 競争は激化中
ー 収益が成長するには時間がかかりそう
・FPSC事業が大きくなれば、企業の成長も期待できる
ー 競争は少ない
ー しかし、事業拡大には時間がかかりそう
ー この事業が大きくなれば、家電メーカーから企業が変革するかもしれない
※気長に見守り、良きタイミングでエントリーしたい。
さいごに
今回は、ツインバードの現在と今後を分析しましたので、その結果を説明しました。
面白そうな銘柄でしたね。
もし、FPSC事業が大きくなったら家電メーカーではなくなり、変革するかもしれません。
その時は、株価に与える影響は大きいものになるでしょう。
じっくり監視していく予定です。
いかがでしたか?
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今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!
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