どうもこんにちは、ヒラです。
みなさんは、Sansanの株価は見ていますか?
昨日決算発表があり、今日はストップ高になっています。
この波に乗り遅れるわけにはいきません!
しかし、ストップ高になるほどの決算だったのでしょうか?
ストップ高になった要因も調べてみましょう。
今回は、Sansanを分析しましたので、その結果を説明していきます。
この記事は、
・Sansanのことについて知りたい
・Sansanがストップ高になったのか知りたい
上記のような方におすすめです!
では、早速行ってみましょう!
Sansan<4443>のチャート
まず、現在のチャートを見てみましょう。
長期線を見ていただきたいのですが、株価は波打ちながらも緩やかに上昇トレンドを描いていることが分かります。
上昇中ではありましたが、今日突如ストップ高になりました。
昨日の決算発表が要因でしょう。
では、決算の確認の前に、まずSansanがどんな企業か見てみましょう。
概要
SansanのIRページです。
概要を下表のようにまとめました。
名刺管理サービスを提供する会社です。
主に、2つのサービスを提供しています。
1)社内にある全ての名刺を集約し、ビジネスプラットフォームとして活用できる法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」です。
2)取り込んだ名刺から、いつでも活用できるあなただけのビジネスネットワークを構築する個人向け名刺アプリ「Eight」です。
Sansanはクラウド名刺管理サービスとして、業界シェアの83.5%を占め、8年連続となるシェアNo.1を獲得しています。
DX化と言われている現代社会の流れに乗っている、いま旬な事業ですね!
次に、直近の決算内容を詳しく確認していきましょう!
決算内容
業績
2021年5月期の第2四半期の決算が発表されました。
短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)
を算出しています。
まだ上場してから間もないので、情報が少ないので分析しづらいですが、年々売上が増えているのが見て分かりますね。
利益に関しては、まだ企業としては投資フェーズなので、目を瞑りましょう。
ただ、Saas事業ということもあり、将来的にはもっと営業利益率は高くなると予測しています。
ここには書いていませんが、粗利率は今回の決算時の数値だと、87.6%もあります。
株価右肩上がりのBASEや、先日新規上場したヤプリは粗利率 約60%弱なので、Sansanの高さが感じやすいはずです。
以上より、素質は十分にあると分かります。
進捗率に注目すると、売上は堅調ですし、営業利益はすでに78%達成しています。
ただ、営業利益に関しては投資に使えば減ることも考えられますので、あまり気にしないでおきます。
ここまで見ただけでは、ストップ高になるようなものではないはずです!
続いて、注目セグメントについても見てみましょう。
セグメント
Sansanは下記の2セグメントあります。
・Sansan事業
・Eight事業
ここでは、セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
・主な事業内容
・セグメント別の四半期売上、四半期利益
・対前年比(%)
・セグメント比率(%)
上記のことを載せています。
Sansanの方は、売上も利益も堅調ですね。
Eightの方は今、投資フェーズなので、まだ利益は出ていませんが、売上は着実に積み重なってきています。
ただ、ストップ高になるようなインパクトは、やはりここにも感じられません。
KPIについても確認しましょう。
KPI
ここでは、メインセグメントである「Sansan事業」のKPIについて確認していきます。
下図をご覧ください。
こちらは今回の決算説明資料から抜粋した「売上高・ストック売上高」「契約件数・契約当たり月次売上高」「直近12か月平均解約率」です。
ストック売上ですが、全体売上に対しての比率が94.9%です!
ほとんど、ストック売上だということがわかります。
さらに契約件数も堅調に増え、月次あたりの売上も過去最高です。
続いて平均解約率ですが、こちらも1%未満なので、導入されたら高い継続率だということが分かります。
以上より、Saasとしての重要な「ストック売上比率」「月次売上」「解約率」どれも高水準なので、今後も成長が期待できます。
しかし、もともと高い水準だったので、今更このKPIの結果を見ても影響はなく、ストップ高にはならないでしょう。
最後に、ニュースについても確認しておきましょう。
ニュース
ニュースを調べてみてわかったのですが、ストップ高になった要因はここにありました。
注目ニュースは2記事ありました。
1)Bill Oneとkintoneが機能提携
サイボウズ社は大手グループウェア会社です。
そのサイボウズ社が提供している約10,000社で使われている業務アプリ開発プラットフォーム「kintone」と、Sansanの提供するクラウド請求書受領サービス「Bill One」が機能提携することになったのです。
この大手と連携できたことで、さらに社会にSansanは知れ渡り、コロナ禍という社会の流れもあり、Bill Oneは浸透することができると推測できます。
2)東証一部昇格
Sansanが東証マザーズから、東証一部に昇格しました。
これが最大の要因になるでしょう!
東証一部昇格ということは、以前ブログでも書きましたが、絶対買われることになります。
その解説については、下の記事で解説していますので、ご確認ください。
まとめ
以下、今回のSansanの銘柄分析と株価ストップ高の理由のまとめです。
<まとめ>
・DX化というテーマ性のある事業
・高成長、将来性
ー 売上堅調、粗利率の高さ、KPIも堅調
・決算発表翌日にストップ高
ー 高成長
ー 大手企業サービスと機能提携
ー 東証一部昇格(←最大の要因)
さいごに
今回は、Sansanを分析しましたので、その結果を説明しました。
今まで色々と銘柄を分析してきましたが、良さそうな銘柄なのに見落としていました。
いい銘柄を見つける、良いキッカケになりました。
大きく下がるようなことがあれば買いでエントリーしたいです。
いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?
今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!
株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。
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このブログでは、無職である僕が、投資と生きていくために得た知識や技術、経験、変化をアップしていきます。
主に、投資手法・銘柄分析・おすすめ本の紹介などをアップしていきます。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
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