【HENNGE:4475】決算発表!右肩上がり株価への影響は?

決算分析
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どうもこんにちは、ヒラです。

みなさんは、HENNGEという銘柄はご存知ですか?
コロナショック後から75日移動平均線はずっと右肩上がりです。
当ブログとしては、国内DX化の流れが、追い風になっている銘柄だと注目しています。
そんなHENNGEですが、2/10に決算発表がありました。
その翌日に、株価は下げてしまいました。
一体どういう決算だったのか、そして今後株価はどうなるのか調べてみました。

今回は、注目銘柄のHENNGEの決算発表を分析していきます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
HENNGEについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

この銘柄については、以前ブログにて紹介しました。
銘柄の概要事業内容注目理由については下の記事をご覧ください。
こちらの記事を読んでから、本記事を読むと理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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現在のチャート確認

下のチャートをご覧ください。
現在のHENNGEのチャートです。

コロナショック後から株価は上がり、長期移動平均線はずっと右肩上がりです。
2/10に決算発表があり、その翌日には株価は下がってしまいました。
決算が悪かったのでしょうか。
今まで調子良かった株価も今後どうなるのでしょうか?

では、今回の決算内容を確認しましょう。

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、今後成長が期待できる銘柄の一つとしてもHENNGEをみています。
したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
そのため、下記の項目に着目します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、この記事では重視するところを取り上げていきます。

損益

直近では、2021年9月期の第1四半期決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

注目していただきたいのが、進捗率です。
売上は、予想を超えた前年度の同水準です。
営業利益以下は、進捗率65/66/71%と非常に高いです。
これだけ見たら好感が持て、株価は上がりそうなものです。
しかし、実際には株価は下がっています。
何か他に理由がありそうですね。

続いて、サービス別にも確認しておきましょう。

サービス別

サービス別の四半期ごとの売上も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
サービス別の四半期売上
・対前年比(%)
・売上比率(%)

・HENNGE ONEのKPI

上記のことを載せています。

nのの

メインセグメントであるHENNGE ONE事業の売上は堅調です。
さらに前年度と比べても高い成長率なことがわかり、好感を持てます。
しかし、2点気になるところがありますね。
それは、契約ユーザー数の減少と解約率の上昇です。
これが株価下落の原因だと感じています。
これについては、次の「KPI」で説明します。

今後の成長性を計るために、KPIについても確認しておきましょう。

KPI

重要指標

KPIは、メインセグメントであるHENNGE ONE事業の
・解約率
・ARR(年間経常収益)

に着目します。

ARR = N(契約社数) × n(平均ユーザー) × ARPU(ユーザーあたり単価)

<HENNGEの成長戦略>
・短期的には契約社数の増加
・中長期ではARPU(ユーザー当たりの年間経常収益)の上昇に注力
 →2021年9月期に変曲点を作り、2022年9月期以降でARPU成長率上昇を目指す

上記達成のためには、ユーザー数が多いこと、解約率が低いことが必要になってきます。
上述した「サービス別」で挙げたユーザー数と解約率について確認しましょう。

ユーザー数と解約率


下図をご覧ください。
こちらは今回の決算説明資料にありました「平均月次解約率の推移」「契約企業数と契約ユーザー数の推移」です。

解約率が、2020年10,11,12月に上がってます。
0.22%という数値自体は、非常に低いはずですが、上がってるとどうしても悪い印象を受けてしまいますね。
契約ユーザー数の減少が解約率の上昇につながったのでしょう。
ユーザー数は減っていますが、契約企業数は堅調です。
企業数は増えているのに、なぜユーザー数は減っているのでしょうか?
解約率の上昇(=ユーザー数の減少)の原因について調べてみます。

下図をご覧ください。
こちらは決算説明資料にありました「契約ユーザ数の減少について」の資料です。

こちらの資料を簡単にいうと、「特定のユーザーが減っただけ」ということのようです。
つまり、確かにユーザー数は減ってはいるものの、契約者数は増えているし、ARPU・ARRも増えているということが言いたいのです。

ARR

では、一番重要指標であるARRについて確認しておきましょう。
下図をご覧ください。
こちらは決算説明資料にありました「成長戦略の進捗」です。

見ての通り、n(平均ユーザー数)は減少していますが、ARRは過去最高額です。
ここが判断が難しいところであり、株価が下落してしまった原因でしょう。
一番大切なARRは上昇しているものの、ユーザー数が2017年度水準まで落ちてしまったので、成長性の衰えを感じてしまったためです。
成長性が高い銘柄だからこそ、成長の基盤であるKPIの減少は大きく株価に影響してしまうのです。

他にも事業内容、成長戦略、SDGsの取り組みなど、気になる部分はたくさんありましたので、ぜひ決算資料を読んでみてください。
では、最後に株価への影響はどうなるか考えてみました。

株価への影響

今回の決算は、業績だけ見たら、良かったですね。
進捗率を見たら株価は上がってもおかしくはない水準でした。

しかし、KPIで気になる点がいくつかあったのが、株価下落の要因になってしまったのでしょう。
成長性が高い銘柄だからこそ、少しでも成長基盤が不安視されると、投資家が離れてしまうのです。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<決算内容>
・今回の決算:業績は良い
・KPI:悪化している項目あり

<株価への影響>
上記の決算内容の反応が株価に影響
→株価が下がったことも納得
 ー 成長基盤であるKPIの悪化の影響は大きい(成長性高い銘柄だからこそ)
→ARRが上がっているので、次回決算でユーザー数の増加が見られれば、株価も上昇するはず

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、注目銘柄のHENNGEの決算発表を分析しました。

当ブログとしては良い決算だと感じました。
重要指標であるARRは着実に上がっているので、好感を持っています。
企業数は増やすことができているので、今後も企業数を増やせればユーザー数も自ずと伸びてくるでしょう。
なので、そこまで心配はしていません。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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