【グリムス:3150】決算発表!下がり続けた株価はどうなる!?

決算分析
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どうもこんにちは、ヒラです。

みなさんは、グリムスという銘柄はご存知ですか?
最近株価は大きく下がり、今は底値をつき、もみ合いになっています。
そんなグリムスが、1月末に決算発表が出ました。

決算発表を機に、株価は反発するのか。
それとも、さらに下落を続けるのか。

今回は、株価が下がり続けている銘柄のグリムスの決算発表を分析していきます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・グリムスについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

この銘柄については、以前ブログにて紹介しました。
銘柄の概要事業内容については下の記事をご覧ください。
こちらの記事を読んでから、本記事を読むと理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

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現在のチャート確認

下のチャートをご覧ください。
現在のグリムスのチャートです。

1月初めから株価は大きく下がり、1/20頃に底を形成しました。
その後、少し戻しましたが、また株価は下がってしまいました。

この2回の株価下落には理由がありました。

株価下落の理由

1回目

1回目は、1月初め〜1/20頃までの大幅下落の時です。
これは、電力卸価格の高騰のためです。
グリムスの事業には、電力小売サービスがあります。
このサービスは、企業の収益の約半分を占めているのです。
電力卸価格が上がるということは、原価が上がってしまうのです。
原価が上がれば、利益率も悪くなります。
そのため、業績悪化を懸念した投資家が、株を手放しました結果、大きく株価が下がってしまいました。

電力価格・電力関連銘柄の関係は下の記事で、説明しています。
より詳しく分かりますので、参考にしてください。

2回目

2回目は、少し戻した後の1/27〜1/29頃までの下落の時です。
これは、相場の悪化のためです。
日本株市場が米国株市場の株安につられて、大きく下げてしまったのです。
そのため、東証一部になったグリムスも少なからず影響を受けてしまいました。

日本株市場の相場悪化の原因は、下の記事で詳しく説明しています。
参考にしてください。

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、小型成長株の対象としてグリムスをみています。
したがって、一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
株価は右肩上がりなのはわかりましたが、それが決算に反映されているためなのか確認します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、ブログでは重視するところを取り上げていきます。

損益

直近では、2021年3月期の第3四半期の決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

特に注目するのは、営業利益・経常利益・純利益の進捗率です。
今期予想に対して、すでに100%超えをしているのです。
予想自体が低かったこともあるので、これを投資家はどう見るのかが、株価に関わってきます。
進捗率100%超えという点で、ポジティブには見られるはずではあります。

しかし、メインセグメントである電力小売事業についても、見ておきましょう。

セグメント

セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
・主な事業内容
・セグメント別の四半期売上、累計売上、四半期利益、累計利益
・累計対前年比(%)
・セグメント比率(%)

上記のことを載せています。

メインセグメントである電力小売について見ておきます。
心配していたように、やはり電力調達価格が上昇したようですが、結果的に前年比で3Qの利益率が上がりましたね。

前四半期と比べると、1Q:28.8% → 2Q:23.6% → 3Q:19.7%と落ちていました。
念の為、前年2020年度の利益率の推移を調べてみると、1Q:23.6% → 2Q:18.7% → 3Q:17.8%でした。
したがって、これはグリムスの季節性によるものと言えるので、四半期ごとの推移として、3Qは落ち込んでいても問題ないといえます。

他のセグメントも収益が順調に伸びています。
どのセグメントも順調と見れます。

株価への影響

業績は、株価の落ち具合とは逆に、堅調でした。
したがって、株価は2,000円前後までは戻ると推測しています。

しかし、これはあくまで元通りの相場状況と電力卸価格に戻った時にです。
相場がさらに悪くなるようなら、業績に関わらず、株価は下がります。
また、電力卸価格が上がるようなら、これも業績と関わらず、株価は下がります。
さらに、今は信用取引買残が多く残っているので、上がりづらい状態かもしれません。

株価は業績だけで決まるものではないですが、業績のポテンシャルだけで判断すれば、2,000円前後はいけるはずです。

まとめ

以下、今回の記事のまとめです。

<株価下落の原因>
・電力卸価格の上昇
・相場の悪化

<決算内容>
・利益は今期予想進捗率100%超え
・メインセグメント電力小売事業も堅調

<株価への影響>
業績だけのポテンシャルなら、目標2,000円前後
→しかし、相場と電力卸価格・信用買残次第

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、株価が下がり続けている銘柄のグリムスの決算発表を分析しました。

業績は今のところ、問題ありません。
あとは、他の要素がどう影響してくるかによります。
相場や電力卸価格などに注意しながら、取引したいです。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

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