【小型成長株分析】決算書を読む!シーアールイー<3458>

決算分析
スポンサーリンク

どうもこんにちは、ヒラです。

決算発表シーズンですね!
みなさん、次のターゲット銘柄は見つかりましたか?

当ブログでは、小型成長株投資とスイングトレードをメインにしています。
この決算発表シーズンは新たな小型成長株を見つけるチャンスの時期です!

企業が新たに業績予想や決算発表が出します。
その中で、たまに高い成長率赤字から黒字化した銘柄が出てくることがあります。
ここが狙い目です!

今回は、当ブログがターゲットにした銘柄の決算発表を分析していきます。
第6弾は、シーアールイーについてまとめます。

この記事は、
・分析の仕方を知りたい
・シーアールイーについての情報を共有したい
・意見交換したい
・分析についてアドバイスしたい
上記のような方におすすめです!

今回の記事は、下の記事で説明しました銘柄選定法を用いています。
こちらの記事を読んでから、本記事を読むと理解しやすくなります。

では、早速行ってみましょう!

スポンサーリンク

シーアールイー<3458>の概要

概要

シーアールイーのIRページです。

IR情報 | 株式会社シーアールイー
世界の人とモノをつなぐ物流インフラプラットフォームとしてNO.1企業へ。物流不動産の開発、マスターリース、プロパティマネジメント、リーシング、アセットマネジメントまで、生活を支える物流不動産のトータルサービスを展開。

概要を下表のようにまとめました。

不動産管理・投資をする会社です。
主に、物流系に関する不動産を対象にしています。
最近では、土壌汚染地への投資、セルフストレージに投資しています。
さらに、ベトナムの物流施設にも投資しています。

注目する理由

まず、当ブログがなぜシーアールイーに注目した理由を説明します。
下記の項目で、スクリーニングをかけました。

・上場年:2015年以降(上場5年未満)
・時価総額:500億円未満(時価総額の低さ)
・成長性 :売上成長率 10%以上

以上の項目で絞り、その後事業内容を確認しました。
しかし、売上成長率も安定はしていませんが、気になったので調べてみました。
事業内容としても、物流関係なので、以前ブログでも書いたように今後ECが伸びるので、物流関係は需要がありそうな内容だと感じました。

ビジネスの内容や成長性は、これから伸びる可能性はありそうです。
しかし、不動産・投資という事業は果たして、成長株として対象として良いのか、調べてみました。

次に、直近の決算内容を確認していきましょう!

決算内容

決算のみどころ

当ブログでは、小型成長株としてシーアールイーを検討しています。
そこで一番重要視したいのが「成長性」に関してです。
もちろん、スクリーニングでは成長性の高さをわかりましたが、それが直近も維持されているか確認します。

項目としては、
・損益(売上や利益)
・投資(事業拡大)
・ニュース(事業拡大、新規事業について)

について着目していきます。

もちろん、他のバランスシートやキャッシュ・フローも大切です。
そこにも目を通しますが、ブログでは重視するところを取り上げていきます。

損益

2020年7月期の通期の決算が発表されました。

短信では、売上や利益が累計で出されています。
当ブログでは、四半期ごとの売上や利益を算出し、前年と比較しています。
下の表をご覧ください。
四半期ごとに
・売上、営業利益、経常利益、純利益
・各対前年比(%)
・各累計計画対比進捗率(%)

を算出しています。

今回の通期の進捗率を見て分かるように、営業利益・経常利益・純利益が大きく計画を超えていることが分かります。
そして、今期の計画もどの項目も10%以上の成長を予想しています。

ただ、前々年は計画から大きく下回っています。
そして進捗率も確認していただきたいのですが、四半期ごとにコンスタントに増えていません
急に跳ね上がる時期があります。

この原因を知るために、次にセグメントごとの売上・利益についても確認しておきましょう。

セグメント別

セグメント別の四半期ごとの売上・利益も見ていきましょう。
下の表をご覧ください。
・主な事業内容
・セグメント別の四半期売上、累計売上、四半期利益、累計利益
・累計対前年比(%)
・セグメント比率(%)

上記のことを載せています。

見て分かるように、不動産管理事業はコンスタントですが、物流投資事業が最終的に大きな要因になることが分かります。
前期の実績を見ると、第4四半期の物流投資事業部門だけで、当期計画の売上は25%程度、利益は100%を達成しています!
以上のことより、不動産管理事業も大切ですが、物流投資の出来で通期の善し悪しが決まりそうです。

さらに、物流投資事業について見てみると、第3四半期までは売上も利益も出さず、第4四半期勝負になっています。
これでは、四半期毎の決算発表を見ていても、その進捗率は頼りになりませんね。
四半期ごとの決算を見ていても、企業の成長性を測るには、判断が難しいでしょう。
年度毎の比較でないと、事業全体の成長が測れません。

したがって、「この企業の成長性に投資する」というか、「物流投資事業が成功するかどうかに賭ける」みたいなイメージになりそうです。

下図も合わせてご確認ください。
決算説明資料から「業績ハイライト」を抜粋しました。

やはり、利益のグラフの形状は、フロービジネスの形状と同じですね。
つまり、物流投資事業の影響の大きさが分かります。

売上を牽引している不動産管理事業はストックビジネスなので、ここがもっと伸びてくれば、営業利益率も高いため成長性も安定します。

ちなみに、今のストックビジネスの成長率を計算すると、

<ストックビジネス部分>
(不動産管理事業+アセットマネジメント事業)
2019-2020年度比較
・営業利益率:11.1%
・売上成長率: 7.5%
・利益成長率:22.2%

営業利益率や利益成長率はいいのですが、売上の成長率がいまいちですね!
ここが20%超えのような数値が出てきたら、投資家たちの注目も集まってくるでしょう!
よって、当ブログでは「不動産管理事業」の成長に期待します。

成長の余地

下図をご覧ください。
決算説明資料にありました「不動産管理事業の管理面積の推移」についての説明です。

ストックビジネスである当事業の管理面積は年々増えており、稼働率も97%以上という高さを維持していることも分かります。

さらに、下図をご覧ください。
決算説明資料にありました「3カ年の施策」についての説明です。

全ての事業で、施策がありますがインパクトとしては、やはり物流投資事業に偏っているように感じます。

当ブログとしては、ストックビジネス部分の成長の施策に期待していたのですが、そうでもなさそうです。
やはり、企業としてはフロービジネスに頼る部分が大きいでしょう。
3カ年施策について、詳しく知りたい方は、ぜひ決算説明資料を読んでみてください。

今後の見通し

以下、今後の見通しです。

<今後の見通し>
・計画は成長性が高く設定されてる。
 ー 今後、物流関連は伸びてくる。
 ー しかし、物流投資事業次第で達成できるかどうか。
 ー 四半期ごとに確認しても、成長性の予測しづらい
・これからストックビジネスが伸びてくれば、成長性も予測しやすい
 ー それにより投資家たちの注目も集まるでしょう。
 ー そうなれば、株価も上がるのでは。

当ブログとしては、
・今は買わない
・ストックビジネスの伸び率を確認し、いい数字が出てきたら検討
と考えています。

みなさんは、どうお考えですか?

さいごに

今回は、当ブログがターゲットにした銘柄の決算発表を分析しました。
第6弾は、シーアールイーについてでした。

いかがでしたか?
参考になりましたか?
それとも、「ここはどうかな」と違う意見ですか?

今回の当ブログの考えと違う方がいらっしゃったり、参考になった方がいらっしゃれば、ご意見・コメントいただけると嬉しいです!

株式投資に絶対はありません。
ぜひ皆さん、ご自身でも一度調べてみてください!
投資はあくまでも自己責任に基づき、自身でご判断願います。

現在、毎日ブログを更新中です!

このブログでは、無職である僕が、投資と生きていくために得た知識や技術、経験、変化をアップしていきます。
主に、投資手法・銘柄分析・おすすめ本の紹介などをアップしていきます。
ときどき、無職の方・無職になる方向けにタメになるような情報もアップできれば、と考えています。

ぜひ、他の記事もご覧ください!

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
「なんか仕事やめたい」「投資で生きていけるかな」「小型株始めたいな」という方の参考になれば幸いです!

これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

コメント